見出し画像

アストロフィツム カプトメデューサ 実生①

はじめに

『カプトメデューサ』と聞くとまず思い出すのはエアプランツの方じゃないかと思う。
こちらもギリシャ神話のメデューサ同様うねうねして名前の感じが良く出ている。

チランジアカプトメデューサ(エ)

しかし今回やるのはアストロフィツム(有星)の方。
兜丸、般若などに属するさぼてんだ。
2002年に新種として発表された新しいさぼてん    である。
他のアストロフィツムとは違うように見えるが、近づいてよく見るとアストロフィツム特有の星(白い模様)がある。
花の見た目も兜丸と良く似ている。
どマイナー植物だが、他のアストロフィツムと違ってこの子には特徴がある。
なんと塊根を作る! さぼてんのくせにコーデックス寄り!見た目のエキゾジックさも良い🐍
種の蒔き方は残念ながら、今回は全く乗っておらず、YouTubeに失敗しちゃった動画が出てきたぐらいなものだ。
本体の成長が遅いらしくよく接木になっている姿を見るが、それではせっかくの塊根部が台無しだ。

今回蒔くアストロフィツムのカプトメデューサ

本題に入る前にもう1つ紹介しておきたい植物がある。ユーフォルビアにもカプトメデューサがある。 みんなメデューサ好きすぎる。
個人的には、この子が1番メデューサ感が強いかも。

めちゃニョロニョロである。

実生方法

用意した物
・プラステラ90 4つ
・キャンドゥの小物整理BOXss 1つ
・ジップロックのタッパー(200ml)
・実生用の土(赤玉土+鹿沼土微粒混合) 適量
・赤玉土 小粒 適量
・日向土 小粒 適量
・カプトメデューサの種 14粒
・メネデール 3ml
・ダコニール 3滴
・マグァンプK 3粒
・水道水 300ml
・熱湯 適量
・ピンセット
・爪楊枝
・ミニスコップ
・ふるい

方法

タッパーに水を100mlずつ注ぎ、ダコニール1滴、メネデール1mlを入れダコニールの白色が均一になるまでよく撹拌する。


①で作った溶液に種を入れ蓋を閉めて、6時間吸水させる。


プラステラ90の底に日向土を引き、赤玉土と日向土を1:1で混合して、ふるいにかけて微塵を抜いてから鉢の7割まで入れる。


更に上から実生用の土をプラステラ90の上の線のところまで入れる。


④の上から熱湯をかけ、殺菌消毒、微塵抜きしていく。


⑤の熱が冷めてから、②で吸水させていた種をピンセットと爪楊枝を使い、均等に並べていく。
恵比寿大黒15粒ずつに分け、片方はマグァンプ入りの鉢に並べる。


小物整理用BOX ssにマグァンプを入れた恵比寿大黒の鉢を、Lに他の鉢を並べる。
更に先程まで浸かっていた吸水用の溶液を流し込み腰水にする。


管理


LEDライト下のちょっと外れたところ
日当たりが偏らないように1週間ごとに90度回す。

ラップによる加湿を実施
目が出揃ってからラップを外し、朝夕2回の霧吹きを実施。

腰水管理
腰水が減ってきたらメネデール液希釈液を加える

解説


蒔き方は自分のやったことのあるさぼてんの蒔き方を使用した。
ラップによる加湿だが、兜丸実生をやっている人がしたりしなかったてたので真似してみた。
さぼてんはほとんどカビることないが貴重な種なのでダコニール処理もしてみた。
さぼてんはパキポと違って醸されにくいので、ラップをかけても怖くない。
成体が直射日光を嫌うようのなので、
光源から少し外したところに置いてみることにした。
腰水管理は本葉が出てしっかりするまでは続けるつもり。成長の具合にもよるが、3ヶ月ぐらいを目処に考えている。

最後に


結果的にいうと発芽は上手く行ったようだ。
14/14つ発芽してラップをとったところだ。
ちらほら本場が出てきそうになっており今後が楽しみだ。
成長の記録を追うのはまた今度にしたいと思う。
それではまた。

出揃った🐍 見たことのあるさぼてんの顔をしている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?