最近の記事

無感情のロボットではない

すこし間が空いてしまいましたが・・・ 災害ボランティアの作業の多くは仕分けと片づけに集約されると言っても過言ではありません。 実際に現場に行くと家財の搬出やまだ使用できる物の洗浄、被災ゴミとして廃棄するものの選別や運搬です。 家主さんや現場リーダーからは”ではこちらの物を廃棄しますのでどんどん外に運んじゃってください”と指示が出れば、それに従い運び出します。 運び出した先にどんどん物が積み重なるにつれ、大きなもの汚れの酷い物が増えるにつれバンバンその山に投げ込まれていきます

    • 自宅が床下/床上浸水に遭ったらする事

      水害に遭ったらどうするか? 前提として水かさや警報等の災害の状況が収束しており 『安全の確保は出来ている状態』で進めてください 床下/上浸水共通 ・片づける前に家屋周囲、玄関、室内などの被災状況がわかる写真を残す これは後の罹災(りさい)証明書の発行、保険金の申請の際に必要になることがあります。浸水被害の場合、状況写真と共にどこまで水が浸かったのかが判るよう、比較出来る物を置いた写真があるとわかりやすいと思います。 ・家屋外周、床下通気口の前を空ける 昭和に建てられた家の

      • 災害ボランティアに欲しい人財って?

        どんな人が必要とされるのか?で言えば、老若男女すべての人です。 力仕事出来ない、大丈夫 専門技能ない、大丈夫 中高生、大丈夫 被災地においてボランティアが必要とされることの多くは 物を運ぶ、掃除するの二種類に大体集約されます。 復興支援=元の状態に戻すことですので、家屋であれば寝食が出来る状態にすることですね。 大きな家財を運ぶことはかなりの重労働で、大体男性が多く駆り出される案件ですね。 でも考えてみてください、多くに人が常日頃から家財の移動を繰り返している訳ではありませ

        • 災害ボランティアのつぶやき

          東日本大震災、TVでみた無人となったフェリー乗り場で水面がどんどん上昇しトロ箱が流され、着岸していたフェリーが桟橋に当たり、別のカメラでは丸いタンクが流されていく… あの光景がすべての始まりでした。 被災地でのお手伝いも当初3年で辞めるつもりが4年5年と続き、その間毎年のように地震や水害、大雪があり。 形を変え場所も全国となり気が付けば10年。 今では一番多い水害地での家屋床下の処理をメインとしています。 そんな床下から垣間見える災害ボランティア世界を少しずつお話しできればと

        無感情のロボットではない