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デコトラは最高のワークプレイス

突然ですが、皆さん「デコトラ」って知ってますか?

僕(1978年生まれ)よりも上の世代であれば、知っている方が多いかもしれません。若い方はほとんど知らないと思います。

ちなみに、平均年齢30歳前後の47社内で「デコトラ」について話をしたところ、大半がポカンとした顔をしていました。。。

「デコトラ」というのは、「デコレーショントラック」の略。別名「アートトラック」とも言われるそうです。

見ての通り、なかなか個性的ですよね。外見もすごいですが、中身(運転席)もかなりカスタムされています。これをデザイン的にカッコいいと思うかどうかは、人それぞれかもしれません。

でも、ワークプレイスの観点で言うと、デコトラって最高だなと僕は思うんです。

そもそも僕が考えるワークプレイスというのは、一般的なオフィスだけを指しているわけではありません。すべてのワーカーにとって、すべての働く場所や環境が「ワークプレイス」。なので、トラックもドライバーにとって立派なワークプレイスだと思っています。

「デコトラ」に話を戻すと、この個性的なデザインを考えているのは、当然ながら持ち主であるドライバー。長時間過ごすトラックを、思いっきり自分の好きなデザインに仕上げているわけです。

そう考えると、たとえ周りの人がどう思ったとしても、本人がいいと思うデザインであることが大事なんじゃないかな、と。むしろ、他の人の目を気にしている方がカッコ悪いとすら思ってしまいます。

何が言いたいかというと、ワークプレイスは働く人のためにあるものだ、ということ。本人が一番だと思う環境こそが、最高のワークプレイスなんだと思います。


ーーーここからはマニアックな話ですーーーー

デコトラについて興味が湧き、色々と調べていたのですが、たとえばシフトノブ(MT車でシフトチェンジをする際に使用するもの)も自由にカスタムできます。

よく見かけるのは、クリスタルの長いもの。デザイン云々はさておき、長いものが好まれている立派な理由があるんです。

画像引用元:Amazon

トラックというのは、発進時や加速時、登坂時など強い駆動力が必要な時には低いギアに入れ、スピードに載っている高速巡行時には高いギアに入れて走行します。トラックドライバーは、長い距離を走る上で少しでも疲れにくくしたいので、少ない労力でシフトチェンジしやすくするために、こういった長いシフトノブを好むんですね。

どうでしょう。なかなか理にかなっていると思いませんか?ドライバーの健康まで考えてカスタムする、これぞ最高のワークプレイスです。

ーーーマニアックな話、終了ですーーーー


デコトラ話で変に熱くなってしまいましたが、オフィス以外の切り口でワークプレイスを考えてみたいと思って、例に出してみました。

このnoteを読んでくださっている人は、ほとんどトラックドライバーではないと思うので、例が悪かったらすみません(笑)。

ご自身のワークプレイスを考える際に、周りがどう思おうと、自分にとって最高のワークプレイスを追求してほしい。このメッセージが少しでも伝われば嬉しいです。