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「決算書読もうぜ」の会を開催しました

決算書って経営者にとっては馴染みのあるものですが、そうでない人は見たことないとか、見たことがあってもよくわからん、という人が多いですよね。

昨日は、先日株式会社Clapを立ち上げたばかりの番長(前川さん)の呼びかけで、株式会社高杉アトリエ高杉さんを講師に、「決算書読もうぜ(仮)」という勉強会を開催しました。

事業規模や事業ドメインはそれぞれですが、経営者が3人集まれば当然数字を軸に経営の話になるわけで、とても楽しい時間を過ごすことができました。

クリエイティブ畑のひとにとって決算書は触れる機会があまりない

そもそもの発端は、新会社を立ち上げたばかりの前川さんが、以下のTweetをしたことでした。

これに高杉さんが、「教えましょうか」とリプして、

僕が乗っかった、

という流れです。

講師役の高杉さんは、以前ある「わさびの会社」で経理を担当していて、その後カフェ立ち上げなどを経験し、現在はクリエイティブを軸に、ケータリングやフードデザインなど幅広く事業展開するマルチな人。僕が名古屋で頼りにする人の一人で、色んなことに強みを持ちつつ、それらを有機的にストーリーとして結びつけるすごいひと。

一方、発起人の前川さんは某有名プロダクション出身で、これまであの超大手広告代理店とのお仕事でモミモミされつつ結果を残してこられたクリエイター(ディレクター)です。めっちゃいい人。僕の知ってる人の中でも1、2を争ういい人。でも顔は強面(こわもて)です。

僕が会社を立ち上げるまではそうだったように、前川さんもずっとクリエイティブ職だったので、決算書に触れる機会は多くなかったそうです。でも新会社をつくるに当たってしっかりお金と向き合う必要が出てきたようで、改めて勉強している最中での、今回の流れでした。

前川さんの資金計画とかすごく興味深かったので、僕もめっちゃ勉強になりました。

クローズドな決算書の勉強会を開催

そして昨日、名古屋市内の某所でクローズドな勉強会を開催。そこでは前川さんの新会社における資金計画を中心に、僕の会社の決算書なんかを見ながら高杉さんと3人でディスカッションしました。

特にClapさんは創業期にも関わらず社員さんが複数いらっしゃるので、いきなり運転資金が大きめになります。それに比べて僕の会社は、立ち上げ時に社員は僕だけだったので、給与未払(役員借入金)にしちゃえば色々回りますから、楽なもんです。社員さんにそんなことしたら一瞬で崩壊しますからね。。。

その運転資金をどう調達するのかといったお話や、経営計画の話、ビジョンの話など、やっぱり同じ視線の高さで話せる友人というのは、孤独に陥りがちな経営者にとってはかけがえのないものだなと感じます。これがもっと大きな規模の会社になっちゃったりすると、また違ったお話になってきますしね。

事業主にとって数字が読むのは必須

事業を回していると、当然キャッシュフローに目を光らせる事となります。

会社にとってお金は血液であり、ガソリンです。これがなくなったら即終了。

調達手段は借金でもなんでもいいんですけど、口座にキャッシュさえあれば、赤字でも事業は続きます。

そう、会社って赤字でも倒産しないんですよね。意図的な赤字決算とか割と普通にやりますし。僕はやったことないけど。まあこのへんは会社員やってると感覚としてつかみにくいのですが、一概に「黒字だからOK!」「赤字だからやべえ。。。」というわけではありません。

経営者ってそうして資金状況に目を光らせながら、自分たちの目指すビジョンのために、会社や事業を成長させていく必要があるわけですね。このことから、ひとつの事業への関わり方にしても会社員としてのそれと、経営陣としてのそれでは、得られる経験値に大きな差があるのも事実です。

決算書は事業経営をしていれば、いずれある程度は読めるようになりますが、株式投資でもしていないかぎりなかなか積極的に読む機会もありません。でも経営者になるといきなり社会に「読め!」と言われるので、戸惑うんですよね。そういうときに頼れる先輩がいると安心できます。

小規模な事業主さんだと、案外読めないひともいる気がします。特にクリエイティブ系の会社の場合。

取引先の決算書が読めるようになると、また提案も変わってくるからメリットしかないと思うので、事業主だけでなく、将来独立を考えている人、経営層に近い人は読めるようになっとくといいと思います。

今日のまとめ

ということで「決算書読もうぜ」勉強会を開催しました。

まあ数字の話は3割程度、その他は雑談や事業展開や社内の色々などを話してたのですが、お酒入ってなかったけど普通の飲み会より楽しい。経営者同士が仲良くするのって、こういう視点で話せる人がいないからなんですけど、社内にいればそりゃー強いですよね。そういう意味でも創業期にパートナーがいる前川さんの会社は、これからどんどん大きくなる気がします。

僕もなんとか優秀なみなさんのおこぼれに預かりながら、がんばって生きていきたいと思います。

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