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ブログやnoteを続けるためのコツを詳しく書いてみます

ブログとかnoteってほんと続けるの大変ですよね。

このnoteも年末から書きはじめて、21日連続更新です。1月中は毎日書くって決めてるので、ぜひともお付き合いください。ちなみにこの記事は書いてるうちにどんどん楽しくなってきたので、6000文字以上あります。長い。

さて先日、こんな記事を書きました。

先に読んでもらって、あとから戻ってきてもらえると嬉しいです。

でも↑の記事は結構ざっくりとした感じで書いちゃった。なので、今日はもう少し解像度を上げて書いていきたいと思います。

僕は2015年からブログ(このnoteじゃないです)を運営して、もう4年になります。

その間に投稿した記事は、おそらく自分で書いたものだけでも300くらいはあるんじゃないかと思うのですが、「嫌でもひねり出す」ということを散々やってきたので、それなりに経験が溜まっていると自負しています。

※ちなみにそのブログ、1/14のGoogleコアアップデートで大復活を遂げて、いまは束の間のホクホク期間です(笑)このあたりもどこかでまた書きます。

この記事では、そんな僕の考え方や具体的な方法を詳細に書いていくので、是非チャレンジしてみてください。

そしてこういったことを書いても、

したい人、10,000人。
始める人、100人。
続ける人、1人。

らしいので、続けるだけで10,000人に1人になれちゃいますね。

書く理由をはっきりさせる

まずこれがだいじ。各理由をはっきりさせましょう。

もしあなたが「文章を書くのが好きで好きでたまらない」というひとなら、もうすでに書いていると思うしこの文章を読んでないのでパスします。

そうでない僕やあなたが、文章を書いたほうがいい理由ってなんですか?

僕は明確にあって、ブログをはじめたときは

・SEOの知識と経験
・CVにこだわった文章作成
・金銭的な安定

の3つのためにはじめました。そしてこのnoteを書き続けている理由は、

・noteが流行っている理由を肌で感じたい
・メリットがあればサポートしているお客さんに展開したい
・ブログ(自社サイト)との優劣を知りたい

といったところです。noteについてはもう結論出てるのでやめてもいいんですけど「1月中は続ける!」って決めたので、続けています。

このように明確にしておくといいですよね。「なんか書いてみようかなー」という感じでふわっと始めると、やっぱり続かないです。

で、文章を書くのが好きじゃないじゃないですか。僕らって。だったら、やっぱり仕事に役立てるしかないと思うんです。

ていうか仕事だと思ってやればいいわけで。

例えば、僕がこれだけnote書いてれば、空気感や、読んでもらうための方法、メリットやデメリットと向き合うわけで、それを自社(や自分)のブランディングや、お客さんに展開できないか、といったことを理由にやり続ければいいんです。仕事だったらやれることってありますよね。勉強会に参加するとか、ビジネス本で勉強するのと近いです。

僕の友人のあるデザイナーで、いろんな条件やご縁があってHR系のしごとをたくさんやっている人がいます。彼が以前、HR系のセミナーを主催していたので参加させてもらったんですけど、やっぱりすごく具体的で有益な知識と経験をたくさん持っていることがわかったんですよね。

そのあと本人とすこし話す機会があったから、「その知識、ブログか何かで絶対アウトプットしたほうがいいです」っていう話をしたんです。やったら絶対仕事が増えるし、制作会社のコンサルもできるし、メリットしか無いですよね、と。

ただしこの場合も、続ける理由を明確にしないと多分難しくて、僕なら

・SEOやSNS(マーケ)の勉強
・普段の業務経験から学んだ知識の定着
・ブランド構築による制作単価アゲ
・コンサルティング事業への足がかり

といった理由を設定して、普段は動機を振り返らなくていいようにします。そしてできれば、こういったことって思ってるだけだと経年劣化でぼやけちゃうので、どこかに書いとくと言いですよね。手帳の目立つところとか。

でも、こういうことを考えるだけじゃ続かないのもまた事実。それには、続かない理由を分解していくことが必要だと考えます。

続かない理由を挙げて、潰す

ブログやnoteが続かない理由って、要約すると

「めんどくさい」

ですよね笑 なんでめんどくさいと感じるかって言うと、

やっぱりすぐに結果が出ないから。

普通の仕事と違って、だれも評価してくれないし、フィードバックもない。あるとしたらそれはGoogleAnalyticsやサーチコンソール、noteの(すごくかんたんな)ページビュー数やスキ数の確認くらい。それらの数字も始めたばかりのときは微々たるものです。

特にGoogleのドメイン評価の問題でスタートダッシュが効きにくいブログは、たぶん最初の2ヶ月で99%の人が折れます。折れた人をたくさん見てきました。死屍累々。

ひとって効果が感じられないことは続けられませんから。

これを打破するには成功体験を得るのがいちばんなのですが、「鶏タマゴ」の典型。なので、やっぱり既にその経験を得ている人にアドバイスをもらうのがいいように思います。

もしあなたの周りに、仕事でブログを書き続けている人がいたら、そしてその人が信頼できる人であれば、Google Analyticsを共有してアドバイスをもらってください。あなたも仕事でやるわけですから、ちゃんと対価をお支払して。そうすれば引き受けてくれるでしょう。英会話とか資格取得にはお金払うでしょ?それと同じです。マスターできるかはあなた次第ってところも同じ。

僕は最初の半年間は月10万円、その後はずっと月3万円お支払いしてます。もう今となってはアドバイスをもらうというより、情報共有だったり、その他の便宜を図ってもらうという側面が強まってますが、すごくありがたかったですよ。

そういった、先にある程度の結果をだしているひとは、いまからあなたが直面するであろうしんどさをすべて経験しています。僕だって、いまから始めるひとにお話できることは、経験としてここに書いていることの何倍も持ってます。あ、僕はコンサルはしませんが。

次に続かない理由として、これめっちゃでかいと思うんですけど、

困ってない

ってのがあります。もう身も蓋もない。

曰く、

課題としては色々あるんだけど、まあすごく忙しいんだよ。特にそんなことはじめなくても俺は評価されてる。だから本腰入んないんだ。もう無理だよ。こんなの意味ない。目の前の仕事に取り組んだほうがお客さんも喜ぶ。会社だって潤う。

という感じ。

僕もこの言い訳めっちゃしました。コンサルしてくださった方ほんとごめんなさい。

ブログを始めた当初、既にそこそこ収入があったから困ってなかったんです。生活にはね。でも会社として、そこから一歩抜け出すために始めたわけだから、その言い訳はそもそもおかしな話で。

先に書いた「成果が見えない問題」「困って無い問題」が掛け合わされると、なかなか頑固な油汚れみたいな感じになっていきます。

これを潰すには、退路を断つのがいいでしょう。いや普段は退路なんて立たないんですけど、この場合はもう仕方がない。具体的には

・ブログ(やnote)で成果を出すって宣言する
・お金を払ってアドバイスをもらう
・会社だったら専任のスタッフをつける

といったところかと。

ステルスでやってると、失敗した時に恥ずかしくないから、やっぱり続きにくいですね。まあ公言してもできないひとたくさん見てきたけど。近くのひとには「やってるんです」って言いまくって、狙ってる成果も共有しておけば、勝手に自分で自分を追い詰めます。他の人はあなたがブログ書いてるかどうかなんてほんとどうでもいいんですけど、自分で勝手に「続かないの、恥ずかしい!」ってなるので、おすすめです。是非宣言しちゃってください。SNSとかで。

次に僕が取った方法、「お金を払って、それを絶対回収すると心に誓う」のもおすすめです。僕はすでにいくら払ったんだ?180万くらいかな?というところですが、もう余裕で回収しまくってます。

とはいえ、ビジネスの投資額としてはそれほど大きくないですよね。たとえばデザイン系の社会人スクールもそこそこお金かかるし、英会話もそう。飲食店を出そうものなら文字通り桁が変わるわけで。そのくらいのビジネス感覚は持っていたいところです。

ビジネスへの投資だったらスタッフを雇用するのも、全然あり。っていうか会社として取り組むならそのほうがいいですね。ブーストされます。覚悟的にも。コンサルフィーに180万払った上に、人件費は、もう考えたくないほど払ってますからね。たぶん1000万は軽く超えてます。調べたくないから調べないけど。

まあこれは極端な例だし、個人には適用しづらいけど、そのくらいの覚悟を持ってやったほうがいいですよってことです。仕事してやるならね。

そしてブログやnoteが続かない最後の理由として

書けなくなる

があります。

これは「成果が見えない問題」「困って無い問題」が解消されれば、必死になるからきっと問題ないのですが、できるだけ始める時にハードルを下げる意味で、仕組み化しておくのがいいでしょうね。

ここからは僕が実践している、書き続けるための具体的な方法を書いていきます。

インプットをし続ける

記事を書き続けるために重要なことは

外部の事象に自分のフィルターを通す

ことだと思っています。

自分の内面から湧き上がるものだけで書いても続きません。そんなものは多分5記事くらいで枯渇するでしょう。これを乗り越えるには外部からのインプットが絶対に必要なんです。

よく僕が言う言葉に

「天才じゃないなら、答えは外にしかない」

ってのがあって、天才は何か湧き上がってくるんだと思います。僕にはそんなものは無いので全然わからないんですけど、多分そうなんでしょう。

でも普通の人は何も湧き上がってこないので、自分の外で起きていることをインプットして、それを自分のフィルターに通してアウトプットするしかありません。

たとえそれがエッセイにしたって内面だけで書けるわけもなく、外で起きたなにかに対して、自分が取っているポジションからの見方を書き綴るわけですから、とにかく外側に意識を向ける必要があると考えています。

まとめサイトじゃない限り、アウトプットしている最中には自分を見つめざるを得ないので、自然と自分のフィルターは通ります。だからとにかく、まずはインプットを増やすしかないですね。インプットせずにアウトプットばっかしてたら出涸らしになっちゃいますし。それには、本を読みまくるのが一番効率がいいと思います。あとは通勤する。外を歩く。馬上枕上厠上。

毎日、決まった時間に書くための時間を取る

ブログとかnoteって、仕事が終わってからやるという人が多いですよね。

これ、続かない典型です。

どうしても書き続けたいなら、朝イチにやりましょう。そうしたら予定が狂わずに済みますから。

いま僕は、平日にnoteを書く時間を朝の始業前に取ってます。始業後にも食い込むけど。朝はやっぱり外部からの影響が非常にすくないので、ルーティンにしやすいんです。他の記事でも書きましたけど、僕の平日朝のルーティンはほぼ毎日同じで、

6:00 起床
7:00 通勤
7:25 神社参拝
7:30 カフェ読書
8:15 出社〜英語勉強
9:00 note書き始める
10:00 業務開始

といったところです。日によって多少のズレはあるけど。

僕はいま毎日書くって決めてるから多少質が悪くても公開しますが、別に1記事書くのに2-3日かかったっていいわけです。それより毎朝時間取るほうがはるかに重要です。

もし「時間が取れない」ということなら、起きる時間を1時間早めてください。そのぶん早く寝てください。それで解決です。言い訳は聞きません。

朝の時間のルーティン化は、色々とものすごく捗ると思いますよ。

ネタをストックしておく

さあ書くぞ、となってから何書こうかなーって考えても出てくるはずありません。天才以外。なのでやはり、毎日のインプット時にメモをしておくのが大切ですね。まあこれはあらゆる仕事で言えることですが。

でもそれって、生活に書くことが定着していないと難しかったりもします。

だって「書いてないときは考えたくない!」って思ってたら、メモすることすら思いつきませんから。だから先に朝のルーティンを作りましょう。

そしたら、カラーバス効果的に気になることが増えていきます。本読んでてもそうだし、街を歩いててもそうです。友人との会話の中にもあるかもしれない。これを、スマホをつかってメモします。

いまは僕はnoteにフォーカスしてるから、noteの非公開記事のタイトルをメモ代わりにしてますが、普段はiPhoneのメモ機能を使うことが多いかな。

音声入力でパパッとやりましょう。

いまnoteの非公開記事はこんな感じ。ほんとにただのメモなので、質は問わない。恥ずかしい。でも公開します。

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書き始めたらまずは骨子を作る

文章を書き始めるときは、まず骨子を作ってください。「要点、主内容、骨組み」のことです。

アウトラインとかスジとか、呼び方はなんでもいいです。僕は骨子と読んでます。

この記事も、書きはじめてまず、骨子を決めました。noteの場合は見出しにしてしまいます。それが公開時に目次になるので楽ちんです。

でもこの骨子は書き進めるうちにガンガン変わります。いま書いてるこのセクションとか、その前の

・インプットをし続ける
・毎日、決まった時間に書くための時間を取る
・ネタをストックしておく

なんかは、最初に骨子をつくったときにはありませんでした。でも書き進めていくうちに「あ、いるわ、これ」ってなって付け加えたわけです。ま、これにはnoteにh3以下の見出しがつけられないという変な、かつ割と嫌いじゃない仕様が関係してますが。

で、この骨子さえ決まれば、もうあとは作業です。脳内からのアウトプットだけ。バババババーっと書いていく。骨子を決める時に主張はもう決まってますからね。楽なもんです。

もし骨子を書いてからうーん、と唸る場合は、その骨子がダメです。主張が一貫してなかったり、起承転結がなかったり。素直に作り直しましょう。

エッセイ的な記事は枯渇することを覚悟する

「ブログ」って、自分の主張を書くものって思われがちですが、そんなに世の中に対して言いたいことはありません。僕は。あなたにはあるかも知れませんが、僕にはないので、エッセイ的な記事だけでは到底続きません。

これをちゃんと自覚しておくと、調べて書く記事を入れることに抵抗がなくなります。

noteはちょっと微妙だと思ってますが、世の中には自分で調べるのはめんどくさいけど知りたい、という都合の良いひとがめちゃくちゃたくさんいるので、そのひとたちの代わりをしてあげると、SEO的にはいい感じになります(noteはまた別の文脈)。

これを「サーチコストの肩代わり」と言っています。

調べるのってほんと大変。解釈の違いは許容できますが、嘘はつきたくないので、信頼性の高い情報に当たる必要があります。なんならブログ1記事書くために書籍数冊買う、とかもあります。

これ、やるひと少ないので差をつけられるひとつの要因になります。確実に。

調べなきゃいけない記事は覚悟を持って臨む

ただし、調べて書く解説記事はしんどいです。だって調べなきゃいけないから。めんどくさい。

ブラウザのタブが20とか30になることだってザラです。情報を行ったり来たりして真偽を確かめるわけですから。

もちろん書籍も買うし、必要なら現場にも行くし、当事者にお話を聞いたりもします。

たかがブログと思ってたらこれはできないでしょう。仕事だと思うからできるわけで。でもここで差がつくんです。人がやってないことをやれば、すくなくともその場所では勝てる。

だからさっき述べた、内面を発露するエッセイ的な記事と、とことん調べて書く記事のあわせ技で進みましょう。そして調べる系の記事はエッセイ的な記事に転化できるので、安心してください。

調べたり一次情報に当たった事実は、あなたの中にしっかりと蓄積されていくので、さらにエッセイが真実味や説得力を増していきます。

要するに、どうせ仕事で調べるんだから、記事にしなさいな、ということです。

このサイクルに乗ってしまえば、あとは続けるだけです。

今日のまとめ

あなたは、ブログやnoteで得たいものがありますか?

だったら、仕事だと思ってやってください。ていうか、ビジネスとして何らかの目的があってやってるなら、それはもう仕事です。

例えばデザイナーだったら、デザイントレンドを負うとか、あらたなソフトを試すとかと同じ。エンジニアなら新たな言語を少しさわってみるとか。それらと別に変わらないでしょう。

でも、ほんとに続けられない人が多いから、続けるだけでメリットをめちゃくちゃ享受できます。

ただし。

続けることが目的になってしまったら、得たい成果は得られません。それはすでに趣味です。手段が目的化しているわけですから。

これはここに書いてあったんですけどね。

飲み終わった後のペットボトルって、もはや用はないでしょ? ペットボトルは、飲み物を入れるという目的のための手段なんですよ。
でも単に手段であるペットボトルを集めたら、他人から「そんなもん3000本も集めて、変な趣味やなお前」って言われる。趣味になる。
ていうことは、手段と目的がすり替わってることが趣味なんですよ 。

> 人のことなんて何もわからない。だから自分が『読みたいことを、書けばいい。』

この記事、参考になるといいけど、参考にならなかったらごめんなさい。

それではまた明日、なにか書きます。

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