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春の真冬

2020年3月最後の週末、外出自粛という事でおうちに引きこもってひたすら本を読んで過ごした2日間でございました。
いかがお過ごしですか。
こちらは土曜はまだ平穏に過ごせたけれど日曜、今日がすごかった。朝起きてカーテン開けてみれば完全に雪景色。スマホに届く大雪警報発令の通知。3月最後の週末という事実が冗談みたいですよね。デンマークの作家ヘレ・ヘレの『犬に堕ちても』を読んだんですけどちょうど年明け頃の話で、寒さが厳しいだろう事が容易に想像がつく海辺の町で過ごす日々と窓の向こうで雪が降ってる現実がシンクロするのがなんだか不思議な読み心地でした。ずっと積んでおいたものをなんとなく手に取っただけなのに、こういう引き寄せめいた事が起こるのが濫読の不思議というものです。
シンクロといえば昨日ジョゼ・サラマーゴの『白の闇』を読んだのですが、その中でスーパーマーケットの棚が空っぽになってる光景が登場してですね。金曜夜の仕事終わりに立ち寄った最寄りのスーパーで自分が実際に目にした光景がダブって非常に生々しい読書体験になりました(要らないよこういう生々しさは…)。うちの最寄り駅の近くにはスーパーが2店舗あってですね、混雑を覚悟しつつ駅に近い側のお店に入ったら想定外に空いててラッキーって思った直後にガラガラの野菜コーナーを目の当たりにする事になったわけです。びっくりした。ぐるっと回って新玉ねぎ(3個入り)と小松菜とエリンギと林檎(4個入り)をカゴに入れてからお肉コーナーに向かったら棚が空っぽで、途方に暮れてこんにゃくとヨーグルトとフルグラとトマトジュースをカゴに追加してお会計をしました。もうひとつのスーパーの方に何か残ってないかな〜って期待を寄せつつ林檎やら新玉ねぎやらフルグラ800gやらで重い袋を引っ提げて寄り道をしたらそっちの方は輪をかけてガラッガラで、野菜はパクチーとかの薬味系しか無いしお肉は100g1970円の松坂牛2パックしか無いしで。途方に暮れるというのはこういう気持ちなのかと思い知りましたとも。土曜なり日曜なりに駅前まで出てくればいいだけの話ではあるんですけど、混んでたら嫌だなという気持ちが勝ったので店内を駆けずり回ってツナ缶とソーセージとお豆腐を買いました(流石に松坂牛に手を出す勇気は無かった)。納豆も欲しかったけど完売で、加工肉の棚もハムやベーコンは完売でソーセージを残っている数種類の中から選ぶというありさま。あとで覗いたパン売り場も半年前の台風ぶりに空っぽになってて、当分の間は買い物は平日のうちに計画的にしようと心に決めた次第。
とりあえずこの土日の晩ごはんは小松菜と新玉ねぎ2個とエリンギで乗り切りました。土曜日はトマトジュースとソーセージとツナ缶を足してミネストローネを作ってラスト1枚だった食パンを使ったチーズトーストと一緒に食べて、日曜日はこんにゃくとお豆腐を足して具沢山お味噌汁を作ってごはん炊いて一緒に食べた。汁物をどんぶり一杯になるぐらい沢山作ってメインとして食べる派なので、本当は野菜の種類をもう少し増やしたいのです。明日帰りにスーパー寄ったらどんな感じかな。平穏だといいなあ。

郵便ポスト見に行ったついでにちょっとだけ外を眺めてきたの。一瞬で身体が冷えたからすぐ部屋に帰ってきたけども。
とにかく休息を取ろうと思ってちょっと久々にシャワーで済ませず湯槽にお湯を溜めてお風呂にも浸かったんですが、短時間でものすごい量の汗が出たのはお風呂に入る直前にお白湯を飲んだのが影響してるんでしょうか。水分補給と身体が温まる事の両方の効果があったのかなって。健康に良さそうな感じだったからまた試してみます。
おやすみなさい。
何卒ご自愛くださいね。