AIと仲良く暮らす未来
現在の日本では少子高齢化による人材不足が深刻な問題となっています。
この人材不足を解消するために注目されてるのが「AI」です。
そもそもAIって何?
AIとは人工知能の略語。以下のように定義づけられています。
人工知能(じんこうちのう、英語:Artificial Intelligent、略語:AI)とは、人間が行う「知的ふるまい」の一部を、コンピュータプログラムを用いて人工的に再現したもの、もしくはその研究分野を指す。知的ふるまいとは、頭(厳密には脳)で考えて実行する活動全般のことで、例えば「絵を描く」「言葉を認識する」「ゲームをする」などなど、あらゆる人間の行動がこれに当てはまる。
(https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1904/01/news020.html)
人間の脳の役割の代わりを果たす人工知能。
つまりAIが普及したら、人間はいらなくなってしまうかも!?
と不安になっている方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
AIが普及していくこれからの時代で、人間にしかできないこともたくさんあります。
今回は人にしかできない仕事について語っていきます。
AIに奪われていく仕事
転職コンサルタントに対し、「現在、ミドル世代が担当している業務の中に、今後10~20年以内にAIに代替され、なくなってしまう業務はあると思いますか?」と質問したところ、81%の方が「あると思う」と回答したというデータがあります。8割の転職コンサルタントが「ある」と回答するのは、相当な割合です。
具体的に言うと、「決まったことをする定型業務が多い」職務はAIに代替される可能性があると言われています。
現在、ミドル世代が就業している職種の中で、AIに代替されてなくなると予想される職種は何ですか?(出典:エン・ジャパン 報道発表)
上の図をみて分かるように、現在、ミドル世代が就業している職種の中で、AIに代替されてなくなると予想する職種を聞いたところ、「経理・財務・会計系」(42%)、「一般事務・秘書・アシスタント系」(41%)、「コールセンター」(37%)がトップ3となっています。
同じ質問を業種について聞くと、以下のような結果が得られています。
AI化が進み、業務代替されてなくなると予想する業種は何ですか?(出典:エン・ジャパン 報道発表)
上の図では、「IT・インターネット」(41%)、「コールセンター」(41%)、「金融」(34%)がトップ3となっています。
特に「金融」業界は、実際にAIが積極的に導入されていることや、一部の金融機関で人材削減が行われていることなどが理由としてあげられます。
AIに奪われない仕事
ではAIに奪われない仕事とは何なのでしょうか。
現在ミドル世代が就業している職種の中で、AIに代替されないであろう職種は何ですか?(出典:エン・ジャパン 報道発表)
上の図をみて分かるように、現在ミドル世代が就業している職種の中で、AIに代替されないであろう職種を聞いたところ、「経営者・COO・経営幹部」(77%)、「経営企画・事業企画系」(46%)、「営業系」(38%)がトップ3となっています。
同じ質問を業種について聞いた結果が以下の通りです。
AIに代替されず、なくならないと考えられる業務を教えてください。
(出典:エン・ジャパン 報道発表)
「相手の意図を汲み取り、臨機応変に対応する必要がある業務」(80%)、「他者とコミュニケーションを取りながら進める業務」(63%)、「マネジメント業務」(47%)がトップ3となっています。AIに代替されず、なくならないと考えられる職種に関連する項目が上位を占めています。
これからの時代に必要な力
これらの結果から分かることは、なくなっていく仕事もあるが、なくならない仕事もあり、なくならない仕事は「人間力」が問われてくるということです。
相手の意図を汲み取って臨機応変に対応することや、コミュニケーションをとることは、プログラミングされたAIにも可能になる日が来るかもしれません。
しかし、人間の微妙な感情の変化やニーズを敏感に察知して、適格な対応をすることができるのは、人間にしかなせないことだと言えるでしょう。
AIが導入され、単純作業はどんどんAIに代替され、業務効率が上がり豊かになっていく世の中で、一番高めるべき能力は「人間力」だと思います。
人間力を磨いていくために、多くの人と関わり、たくさんの経験をして、自分の中の引き出しを蓄えていくことが必要です。
「AIと人間の共存」を意識していくことが、これからの時代を活躍していくためのキーワードとなっていくのではないでしょうか。
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