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ぼくと子どもと絵本...その2

 その2は、度の絵本にしようかな…。今は二歳児クラスを担当してるんだけど、この時期は園庭に虫や植物がいっぱい! 新型コロナウィルスのせいで散歩にも気軽に行けないし登園する子も少ないけど、興味津々の二歳児ですから「これなに~?」の連発。せっかくだから本を片手に色々調べて楽しんでる。

と言う事で、今回の絵本はこれ。

野の花えほん

作: 前田 まゆみ
出版社: あすなろ書房

この絵本のスキpoint
 1.きれいな絵
 2.身近な植物が掲載されてる
 3.遊び方や活用法が紹介されてる

1.きれいな絵
これは見てもらうのが一番。
植物そのものを調べるならもちろん写真が一番わかりやすいのは間違いないんだけど、求めてるところはそこじゃない!
やっぱ「絵本」ある事にこだわりたい。絵でもちゃんと特徴を捉えているし、しっかりとした絵だから花や葉っぱの形から図鑑のように植物の名前を調べられちゃう。何よりも小さい子も絵だととっつきやすいみたい。
この間もお庭で絵本を開いていたら、手にした草を絵本の絵に重ねて「これじゃない?」「おんなじ~!」なんて嬉しそうに言ってたな~。

2.身近な植物が掲載されてる
子どもが興味を持つのは、目立つ植物だけじゃなくて足元に生えているような草花の方が多い。虫だってカブトムシみたいなヒーロー的な虫も好きだけど、一番好きなのは身近なダンゴムシだったりする。
そして身近な植物ほど大人も名前を知らない事が多いという事実‼
「これなに?」って子どもに聞かれたら「ごめん、わかんないな」や「ん~…草」なんて返事はしたくないでしょ。だから、身近な植物が掲載されているこの本はすっごい使える!
今日も園庭で「これなに~?」って草を抜いて持ってきたから「じゃあ、本持ってきて調べてみよっか」って始まって、結局ハハコグサって名前だって事がわかった。子どもには発音しにくいみたいで「ハココ…ココ…ハハコ…クサ!」なんて言っててかわいかったな。

3.遊び方や活用法が紹介されてる
花や葉を使った遊び、実のおいしい食べ方など、草花の様々な楽しみ方がつまってる。男性は小さい時に摘み草遊びなんてしてこなかった人も多いから子どもと遊ぶときに困る事が多いんだよね。そんな時にこの本で予習できるのでありがたい。保育士をしてると遊びの引き出しを増やしていくためにも助かってます。

と言う事で、この本の魅力をあくまでも個人的な見解で並べて来たけど、ようはこの時期の子どもの「なに?」を大切にしたい人にはとても魅力的な本だって事。
今年の春は子どもと一緒に身近な野の花博士になってみませんか?

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