プロダクトバックログの優先順位づけテクニック
今回の記事は・・・
アジャイルやスクラム、広くはどんなタスク管理でも使われるであろうバックログ。その、優先順位づけのテクニックが不足しているので、いろいろ取ってきてざっとまとめる。(優先順位という切り口ではまとまってないのかも
今回出てくるテクニック
MoSCoWメソッド
Kanoモデル
【MoSCoW】
期間が限られている場合によく使用される。
各項目に分け、優先度づけを行う。
●(Mo)Must Have
必須のもの。これがなければ困ってしまうようなものをMとする。
これが無いと意味がなくなるもの。
●(S)Shuld Have
推奨のもの。推奨なので、なくてもサービス提供はできる。
しかし、これは重要なもの。
●(Co)Could Have
可能な限りなもの。可能であれば入れたいもの。有益ではあるがインパクトは少ないと思われるもの。
●(W)Will not Have
要らなそうなもの。限られた時間の中では取り扱う必要のないもの。
参考サイト
【Kano(狩野) Model】
1980年代に東京理科大学教授であった狩野紀昭によって提唱された。
●Must-be Quality(当たり前品質)
満たされていて当たり前、これが無いと満足度が下がる
●One-dimensional Quality(一元的品質)
あれば満足、なければ不満になる
●Attractive Quality(魅力品質)
あれば満足、なくても仕方なし
I●ndifferent Quality(無関心品質)
あってもなくても問題にならない
●Reverse Quality(逆品質)
あれば不満、無いと満足
2つの技法の違い
どちらも、タスクを優先度のことなるカテゴリーに分けるやり方。
しかし、MoSCoWのMust-HaveとKanoのMust-Beは同じというわけではない。MoSCoWはプロダクトオーナーの視点が強く、プロダクトドリブンである。一方でKanoは調査結果や分析などの、マーケットドリブンな分析である。2つのカテゴリ分析を同時に使い優先度をつけるとよりアジャイルなチームには効果があるだろう。