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2022 試合感想 山形 vs 仙台

令和からみちのくダービーはやめるそうですが、そうは言っても負けられない、負けたくない、そんな相手です。

山形の451に対し、フォギーニョアンカーの4141に近い形で入った仙台。
フォギーニョ-山田
梁-藤田
富樫-南
というマンマークを形成したのが前半。

先制点は真瀬のところで奪ってから手数をかけずに富樫、フォギーニョ、中山と繋ぎ、氣田がフィニッシュ。山形のトランジションが遅すぎなのかと思ったが、そうでもなかったのでそれを剥がしてゴールまで持っていったのはさすが。

一方、失点シーンは藤田に時間を作らせてしまった結果、思い通りのパスが山田に入ってしまった。欲しいとこで貰えればフォギーニョくらいかわせるぞ、という山田のターンにたかよしが食いついた結果、国分がフリーに。そのクロスの段階で、加藤は真瀬の前を取っていたので、これは練習通りといったところだろう。

後半、マンマーク気味はやめて元の形に戻した仙台。
2点目はクリアボールを拾って繋いで最後は中山。解説の越智さんが仰るように、自分が使いたいスペースを開けておけるスキルはさすが。キャリアハイ、行きましょう。

しかし歓喜も束の間、杉本のファンブルで失点。処理しないといけないシーンだが、バイタルエリアからクロス上げられてるし、何か起こってもおかしくはなかった。また、逃さなかった藤本はさすが。
こうなると、GKどうなの議論が出てきますが、長年仙台の正GKだった林卓人だって、年に何回かはポロリしてたので、気にする必要はないでしょう。ただ、ルヴァンがないので水曜日はストイシッチ、というのはありかなと思ってます。

その後、木村が退場したファールのFKを遠藤康が直接沈めて決勝点。

最終的に質で殴った結果となりました。

さて、内容は上向いてきているし、結果的にここまで2位という非常に良いスタートを切っているかに見えますが、気なる点は2つ。

①守備大丈夫?
水戸、山形にそれぞれ2失点では決して守備が固いとは言えない。もっと高い位置でボールを奪えないと失点は増えていくが、撤退守備だけで勝ち点積めるのか。

②富樫敬真の赤崎化
そもそも彼はストライカー。試合状況で必要なタスクとはいえ、マンマーク、運動量を背負わせるのはどうなのか。遠藤康に自由を与えた結果だと思うが、ここは光と影をどう捉えるか。個人的に富樫敬真は中山を凌駕するストライカーだと思うので、こういう使われ方はあまり気分が良くない。この試合のゴールシーンこそが、富樫敬真だと思ってます。

まだまだ試合は続きます。このままチーム一丸を維持したまま、しっかり勝ち点を積み上げていきましょう。良い雰囲気です。

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