定期テストがつまらんので経済学の歴史を問題形式で読んでみる①(経済学の源流)

タイトル通りですが、正しいことをなるべく書く予定です。間違ってたらご指摘ください。それでは行きます。

目次

1. 重商主義
2. 重農主義
3. 経済学の祖 アダム・スミス

1. 重商主義

1. 重商主義において、国の豊かさとは何であると考えられていたか。また、その豊かさを実現するために、どのような政策が取られていたか。説明せよ。


A. 重商主義において、国の豊かさとは、貴金属の形で保有される貨幣量で図られると考え、貿易収支を黒字にすることで、多くの外貨を獲得すべきと考える。その豊かさを実現するために、政府が経済に積極的に干渉し、輸出用の奢侈品を生産する工業部門を進行する一方で、農業部門に対しては価格規制を行った。

ちょっと補足

16〜18C半ば、ジェームズ・スチュアートの経済学原理で重商主義。

政策の結果、農産物価格が低すぎて農家が貧しくなり、農村が荒廃。

2. 重農主義

2. ケネーの重農主義において、「国の豊かさ」とは何であると考えられていたか。また その「豊かさ」を実現するために,どのような政策が必要であると主張したか。説明せよ。


A. ケネーの重商主義において、国の豊かさとは、国民が消費できる生産物の量。そのための政策は、農業に対する政府の不要な規制を撤廃し、農業部門の資本蓄積を促して生産力を高めることこそが国を豊かにすると考えた。ケネーは経済表を作った。そこには、生産するのは農業だけであり、工業は形を変えるだけなので、生産ではないとした。

ちょっと補足

経済活動を通じた社会全体の再生産のメカニズムを描写しようとしたもの。
結果は、工業を生産とみなさなかったという欠点のため失敗。しかし、国家が介入しないという点では自由主義思想として初で今後のベースとなる。

3. 経済学の祖 アダム・スミス

3. アダム・スミスの『国富論』において,「国の豊かさ」とは何であると考えられてい たか。ケネーの重農主義と比較して説明せよ。また,スミスが考える望ましい経済政策の あり方を述べよ。


A.  アダム・スミスの国富論では、政策論としては重農主義を受け継ぎ、重商主義が唱える政府の積極的介入を批判。神の見えざる手というように、自由市場において各個人が自身の利益を追求して取引を行うことが、結果として社会全体を最善の方向に導くことになるという市場メカニズムの分析を提示。


ちょっと補足

以降の経済学で議論される、政府が経済をコントロールすべき VS 政府が介入しない自由市場こそが理想 という自由主義政策の基礎となる。

国富論を契機に、市場経済における生産・交換・分配を分析する古典派経済学が誕生した。


ひとこと

歴史っておもしろい。源流を知ることで、こんなに画期的なんやっていう興味もわくし、今までの経済学でやったことがちょこちょこつながって行く感じは勉強のモチベとして大事。

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