証城寺たぬ樹

好きな食べ物はコンビーフ。

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ゆたかさの定義を考えていたら心がゆたかになっちゃった話

この手のお題が登場した場合、「ゆたかさってお金じゃないよね~」というフレーズがセットになりがちである。   何しろ信販会社が「プライスレス」と白々しく言ってのける世の中だ。 恐らくお金(カネ)という言葉の響きにどこか「いやしい」「下品」というマインドセットがあるためであろう。   しかし社会生活を送るにあたり、お金の絶対的優位性は揺るぎのないものであると言わざるをえない。   件の信販会社も「お金で買えない価値がある。買えるものは・・・」と結局お金には肯定的だ。(当たり前)

    • 実は給付金の使い方には正解があった

      みなさんのコミュニティでもきっとこんな問いかけが頻繁に起こっているはずである。     「ねぇねぇ、10万円でなに買うの?」     この雑過ぎる会話の呼び起こしは、もちろん例の給付金の使い道に対してという意味である。   ところでこの例の給付金についてなのだが   ・正式名称は?   ・何で給付されたの?       ・・・・・・。     面目ない。 ボーッと生きてしまっていた。       この例の給付金。正式には       特別定額給付金(新型コロナウィルス感染症

      • 20160910 シハンセイキニワタルユメ

        物心ついた時にはカープファンだった。   私はいわゆる「江夏の21球」の頃に物心がついている。   当時は毎週のように車で1時間くらいかけて祖父母の住む母の実家を訪れていた。   豪放だった祖父は私が大好きなアニメを見ていようとも、カープ戦(当時は主にジャイアンツとの試合)がテレビ中継される日には問答無用でチャンネルを切り替えた。   ヤッターマンもいなかっぺ大将のニャンコ先生も祖父の無慈悲なチャンネル捻りによって一瞬にしてブラウン管からその姿を消す。 代わって姿を現すのはい

        • 無慈悲な帳尻

          ~1~      改札口を抜けて幅の広い階段を一段一段飛ばすことなく丁寧に降りる。そして外の眩しさを制御するようにゆっくり顔を上げると、視線の向こうには先月とは全く趣を異にする情景が広がっていた。     〈今日はやけに人が多いな。しかもクソ暑い。〉     東日本大震災から1年の苦難を乗り越えた2012年の5月。   新横浜駅の北口広場へと降り立った私が最初に感じ取ったものは、決して心地のよいそれではなかった。   「深緑の季節らしく快晴」と聞けば耳触りは爽やかであるが、気

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