第36回 （UNRESS）2019AW〜シャツ、オーバーサイズスウェットTシャツ後編〜

前編のコットンオーバーシャツに引き続き後編ではオーバーサイズスウェットTシャツをご紹介していきます！

このアイテムは先月オーバーサイズTシャツのアップデート版として販売し好評を頂き即完売してしまったものの新色となります。
もし初めてご覧下さった方はこちらも併せてお読みいただければよりお伝えしやすいかと思います。

○ オーバーサイズスウェットTシャツ（新色）

（BLACK）

（BROWN BEIGE）

price: ¥8,500+tax

colour：black、brown beige

※モニター環境により、実際の商品の色合いと多少異なってみえる場合があります。予めご了承ください。

size：Free

着丈81cm　身幅77cm　肩幅67cm　袖丈22cm
(物によって若干の誤差がある場合がございます。)

material: cotton 100%

［販売について］
ご購入はポップアップストアにて
http://www.unress.com/mobile/news.html

［商品解説］

前回“シーズンレス”というテーマの一環でお届けしたこのアイテム。
今回はより秋冬を意識したカラーリングでアップデートさせていただきました。
素材感やサイズ感はそのままに今回はブラックとブラウンベージュの2色展開でお届けいたします。
この後またご紹介いたしますが、前編で紹介したシャツとのコーディネートや今後登場してくるアイテムとの相性も良く、コーディネート幅がグッと増した点が今期アップデートの特徴です。

詳しい商品説明は前回のこのデザイナーからのコメントをご参照ください。

〈デザイナーからのコメント〉
スーパーワイドなオーバサイズスウェットTシャツ。
フリーサイズのユニセックス展開。世に出ているオーバーシルエットの中でも特に大きな作りで、着る人それぞれの身長、体型に応じて特有の美しいドレープが生まれる。
「着る」というより「纏う」というイメージで、私達の気を高めてくれる。
肌触りの良い裏毛を使用し、厚手ながらも柔らかさを残した風合いのオリジナルボディ。
ULTIMA(ウルティマ)と呼ばれる、カリフォルニアの雪解け水で育った非常に貴重な原綿を、通常よりも時間をかけた工程で糸にしており、優しい風合いと、美しい表面が特徴だ。
23mmの太幅の襟ぐりも存在感を増している。耐久性に優れ、より長く着る事が出来る定番アイテムに仕上げている。
単体で着るのもよし、レイヤードスタイルで着るも良し、それぞれの着方で自由に楽しんで欲しい。
Love Your T-Shirts !

［コーディネート例］

ここではスウェットTシャツを使ったコーディネート例をご紹介させていただきます。

こちらは次のレポートで紹介予定の薄手のパーカーにスウェットTを合わせたコーディネートです。
通常Tシャツならば逆のレイヤード、Tシャツの上にパーカー…となるところをスウェットTのしっかりとした肉厚感を利用して、それよりも薄手のパーカーの上からレイヤードさせることで絶妙な一体感を表現しました。
これはスウェットTならではの逆転の発想です。
見た目も同系色でまとめたことでちぐはぐな印象はありません。
何より２つのアイテムを掛け合わせた時のシルエットが他ではなかなか見ないスタイルなので、さりげなくお洒落をアピールしたい方にオススメです！

こちらは前編で紹介したコットンオーバーシャツとのコーディネートです。
実はUNRESSのブログの方でちらっと写真が出ていたので、もしかしたらお気づきの方もいらしたかもしれません笑
ブログの記事の中でモデルのinoriさんが着用してくれていたスタイルです。

余談ですが…そう、実は前もってあちらこちらに新作の種を蒔く…というのが僕らの作戦なのであります（なので今後も良かったら色々と探ってみて下さいね。きっとヒントが散らばっています笑）。

これも逆転の発想です。
先ほどのパーカーに比べ着脱の大変さはありますが、個人的には最もしっくり来たコーディネートになります。
襟のシャープさとスウェットTのソフトな印象が絶妙にマッチしているからだと思います。
簡単に言うと品の良いスタイリングになります。ルーズに見えて実はシャツがしっかりと品を保ってくれているのがポイントです。
RINNEスカートとの相性もバッチリです。
こちらのコーディネートはブラックのスウェットT×ブラックのシャツでもハマります。

是非参考にしてみて下さいね。

〜おまけ〜

さて、商品解説はここで終わりなのですが…
ここからは僕がこのスウェットTに込めた想いをお伝えできたらと思います。
なぜ秋冬の時期にこのスウェットTなのか？
洋服の価値や可能性、季節感を再定義し直すことの面白さについて少々長くなりますが書いてみましたので余裕があったら…読んでみて下さい。

・スウェットTの新たな可能性

しかし“シーズンレス”と言えどなぜ半袖のTシャツ、しかもスウェット生地のアイテムなの？と思うかもしれません。
一般的にアイテムとしてはかなり狭いシーズンや用途にターゲットを絞ったニッチなこのスウェットTシャツ。
だって夏場Tシャツとして着るには暑いし、秋冬そのまま着るには寒過ぎる笑。きっと微妙な微妙なちょうど今の季節のようなどっちつかずな季節の移り目の時期にしか活躍できないアイテムなんです、この子笑。しかも着脱がしにくいからどうも敬遠されがちなアイテム。
個人的にもよく古着屋とかで見ていて、すごくかわいいなぁと手を伸ばしてみたもののどうしても取り入れづらく、タンスで引きこもらせてしまった過去があります。

（ヴィンテージのスウェットTの数々）

更に所ジョージさんやダウンタウンの浜ちゃんが着ていてカッコいいなと思いつつも、自分にはどうしてもあのアメカジスタイルを真似出来ず見て見ぬ振りをしてしまっていた過去笑。
実はそんな過去の思い出の沢山詰まったスウェットTでした。
ただ、今も変わらずアイテム単体では愛おしい子。

今回のこのスウェットTシャツ製作の裏ではそんな愛おしいお子ともう一度向き合い、再解釈することで新たな価値を見つけていきたいという目的がありました。
いやむしろ！一見取っつきにくい特殊なこのアイテムだからこそ！面白いのではないか！？新しい価値を探れるのではないか！？と目をつけたのです。

先程のコーディネートでもご紹介しましたがこのアイテムだからこそ可能なスタイリングが見つけられたことは大きかったです。
秋冬は逆転の発想においてこのスウェットTが最高の引き立て役になり、表の顔としても活躍できる。
春夏はオーバーサイズの利点から空気を通しやすく設計されているので単体で活躍することはもちろん、近年夏場の冷房から的確に体温調節する為のアイテムとしても重宝するのではないかと考えています。

また“オーバーサイズ”という（UNRESS）のベクトルと昨今の“ビッグシルエット”のトレンドがマッチしたことも大きかったです。
これがジャストサイズだとスタイリングの幅や季節感は狭まり少々先程の目的とズレてきてしまうし、普通の長袖スウェットでもカジュアル感やスポーツ感が出過ぎてしまう。
その間の絶妙なバランス感覚がこのスウェットTにはあります。

着る人によっては7分丈のサイズ感にもなりますし、はたまたロールアップの加減ではノースリーブやベストのように自在に変化を見せてくれる。これはジャストサイズや長袖スウェットでは叶わない柔軟性だと思います。

今回のこのスウェットTを作っていく中でそんな可能性と、新たな価値を発見できました。
はじめはファッションのいわゆる一般的なルールからは少し逸れたスタイルの提案になってしまうかなぁと思っていましたが、結果的にトレンドと我々の今期のベクトルに自然にハマってくれました。

スタイリング次第で季節に左右されずコーディネートの幅を格上げしてくれるこのスウェットT。是非この機会に取り入れてみてはいかがでしょうか？
ぼくもこれから着用しながらまた新たな発見をしていければと思っています。

次回はコーディネートの部分でも少し触れましたが、新アイテム“パーカー”をご紹介していきたいと思います。
とにかく軽く、着心地も良くずっと触れていたいと思うほどの上質な肌触りを実現できたパーカーになります。

どうぞお楽しみに！

BLANK

［ポップアップ詳細］

「UNRESS (UNRESS) 19-20AW POP UP STORE "Re: Nostalgic"」

○東京
2019.10.12(Sat) - 13(Sun)
場所：ZOOMAN原宿
東京都渋谷区神宮前3-21-18

OPEN: 10.12(Sat)12:00-19:00 / 10.13(Sun)11:00-19:00
※営業時間は日によって異なりますのでご注意下さい。

☆BLANK（河合龍之介）店頭滞在時間
・10/12（sat）
12:00〜15:00,17:00〜19:00
・10/13（sun）
11:00〜14:00,16:00〜19:00
○愛知
2019.10.26(Sat) - 27(Sun)
場所：maison shintenchi (メゾンシンテンチ)
愛知県名古屋市中区大須3-4-18

OPEN: 11:00-18:00

☆BLANK（河合龍之介）店頭滞在時間
10／26（sat）,27（sun）
終日滞在

上記日程にて19-20AW POP UP STOREを開催致します。
是非ご来場下さいませ。
皆様にお会い出来るのをスタッフ一同、心より楽しみにしています。