弁護士 知念 竜之介

東京で、知的財産法務、労働法務を中心に企業法務に携わっています。 プロフィール画像は、…

弁護士 知念 竜之介

東京で、知的財産法務、労働法務を中心に企業法務に携わっています。 プロフィール画像は、私の写真を素材にして、Chatgptに作成してもらったものです(※似ていません。)。

最近の記事

日本の「ジョブ型雇用」は二つある

昨今「働き方改革」や「人的資本経営」に関する認識が広がる中で、従来の日本の伝統的な雇用スタイルを見直し、「ジョブ型雇用」へシフトする動きがあります。 今回は、①法的に見たとき、「ジョブ型雇用」が大きく分けて2類型あること、②「ジョブ型雇用」を導入するにあたって、そのどちらを選択するのか明確に意識すべきであるということをお話します。 1. 「ジョブ型雇用」の意義 ジョブ型雇用の定義について、明確な共通認識があるかというと、よく分かりません。 経団連は、ジョブ型雇用について「

    • 早期商標出願のススメ

      最近商標出願についての相談を受けることが多いので、ビジネスを行う上で商標権の確保がいかに重要かお話します。 結論から言うと、ある程度の規模の売上を見込んでいるのであれば、ビジネスを始める段階で、早めに商標権を取得することをおすすめします。できれば、商品名やサービス名が決まる前に、候補が出揃った段階で動き始めてたいところです。 1. 商標権とは 商標は、商品やサービスの提供主体を表示(一般に、「出所表示」と呼ばれます。)する名称やマークです。商品名(例えば、ビールの「スー

    日本の「ジョブ型雇用」は二つある