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どちらも甘い

会社経営の傍ら、心理カウンセリング・コンサルタント講演・コンプライアンスに基づく講義なども行っています、りゅうこころです。ryukokoro

京都のおうどん屋さん

先日出張で京都に行った時、美味しそうなカレーうどんの香りに誘われてお店に入りました。そこでの出来事です。私はカウンターの端っこに座り、隣のテーブルには若い女性が6人で座って見えました。大きな声で話していたので聞くつもりはなくても会話は丸聞こえです。

年収ベース

この様な会話でした。「ねえ、今日の婚活パーティーでさ、いい人おらはったやんか」「うんうん、いたいた!私あの人にエントリーシート出して来たもん」「ほんま?私も」「いや、私もやわ」

どうやら婚活パーティーで女性が男性にエントリーシートを渡すというシステムなのでしょう。女性たちはその帰りにおうどん屋さんに寄ったのだと推測できます。

「年収700万、49歳、バツイチ子供なし、身長176センチで太ってない。最高じゃない?この人に選んで貰ったら専業主婦でもう働かなくてもいいんやわ、セレブなランチが待ってる!」

いやいや

私は紙エプロンをしてカレーうどんを食べながら考えました。『彼女達は見たところ20代後半から30代前半、49歳で年収700万でセレブなランチ?ボーナスも考えると月額総支給50万円。あれやこれや引かれて手取り額は30万円くらい、今の世の中共働きしないと難しいでしょ?しかも20歳近く年齢が離れているのに』

どういう基準で彼女達は盛り上がってるんだろう?と不思議で仕方ありませんでした。

選ぶ側

まるでもうすでに自分がセレブ生活をしているかのような会話でしたが、年収によって選ばれる男性側になぜエントリーシートが渡されるのか。それは男性側が収入で自らの価値を図られることをわかっているからです。そいうことは、男性はその年収に見合った希望の女性を選ぶこととなります。初めから「セレブな生活」を望む相手を選ぶでしょうか?

両者の軋轢

そうなった時、男性と女性の間には軋轢が生まれるのです。こんな事を考えながらおうどんがあと残りひと口ほどになった時、「でも私、お洗濯できるし」「私だってご飯炊けるし」「私、焼き肉奉行上手だよ」

君たちは何を言っているのかな?婚活パーティーが女子会の話ネタになっている事に気づいた僕はお会計をしてお店を後にしました。

軽いのです

ノリが軽いのです、どう考えても本気で結婚相手を探している雰囲気ではないのです。だってみんな楽しそうですもの。楽しいのはいい事ですし、結婚が全てではありません。一人をエンジョイするのも素敵な選択だと思います。

「ただね、これから人生様々な選択をしていく中で、こんなノリで選択をしていったらその内沼にはまりますよ」なんて余計な心配をしながら、帰路に着きました。皆さん幸せになって欲しいと思います。

りゅうこころでした。ryukokoro


重度のうつ病を経験し、立ち直った今発信できることがあります。サポートして戴けましたら子供達の育成に使わせていただきます。どうぞよろしくお願い致します。