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アニメ制作会社の仕事をリアルに描いたSHIROBAKOが面白かった

日本が沈んでしまうその前に、海外逃亡を企てるものの、世界中がひっくり返る事態です。移住延期でニートの今井です。

友だちにオススメされてみた「SHIROBAKO」がこれまた面白かったので、感想を述べたい。

日常系って言われてたので、遠慮してたんですが、漫画の釣りバカ日誌に近い、サラリーマン物語の女の子バージョンでした。

僕もディレクション的なお仕事をした事があったので、主人公の仕事とかぶる部分もあり、「こんなに上手くいかねーよー」なんて思いながら見てました。アニメも凄い多くの人が携わって出来るんですな。面白いアニメに感謝m(_ _)m

アニメ同好会のメンバーがアニメ業界に入っていく物語

女子高のアニメ同好会の5人が文化祭でオリジナルアニメを制作します。ほんで、いつか自分たちで本気のアニメを作ることを目指して、それぞれがアニメ業界に入っていきます。

主人公(宮森)の仕事は、『制作』とよばれるポジションで、アニメーションに関わる色んな職種の人たちの進行役みたいなものを行います。Web業界ならWebディレクター、建築業界なら現場監督と言った感じかな?

ほかの4人は『原画』『脚本』『声優』『3DCGクリエーター』と、それぞれのプロフェッショナルを目指しています。

制作の宮森を中心に物語は進んで行きますが、まず最初に思うのは登場人物が多いwアニメーション制作がいかに人手が掛かるかよくわかります。多いと思っていたキャラたちも、24話の最終話まで来ると、もうみんな顔なじみな気がしてくるぐらい親近感沸きます。

修正の繰り返しでメンタルが削られる人たち

主人公の同級生で、同じアニメ会社で働く絵馬は『原画』担当です。作画監督のチェックをパスするクオリティの画を描かなくてはなりません。絵馬は、絵を描くのが好きで、周囲からも才能を認められつつありますが、それでも挫折します。何度も『リテイク』を出されて、自分の描いている画が崩壊したり、作画監督が自分のことを嫌いなんじゃないかと疑ったりしてしまいます。絵馬の場合は、やさしい先輩の助けで自信を取り戻し、また大きく成長していきます。

僕もWebライター的なお仕事をちょこっとしたことがあるんですが、その時の何が辛かったって、『修正依頼』でした。修正点や方向性をしっかり伝えてくれれば良いんですが、そうじゃないときは荒行です。自分の書いている文章が、訳が分からなくなります。文章書いたり、絵を描いたり、いろんなクリエイターが色んな苦労があるんやろうなと、しみじみ共感しました。

物語の後半では、キャラクターデザインvs漫画原作者という修正依頼もあり、口数少ない原作者の意図を汲むなんて、至難の業やろうな~と思いました。その時は、監督やプロデューサーも一丸となって解決していて、「なんて良い組織なんや!」と羨ましかったです。

チームでものを作る素晴らしさ

実際のアニメ現場は、あんな可愛い子と綺麗なお姉さんばっかりではないし、理不尽なおっさんとかもいっぱいいるんやろーなーと思います。しかしそんな人たちが一丸となって、一つの作品を作り上げるなんて、ほんとすごいな~と感心しました。12話づつで、2つの作品が完成するまでのストーリーに、アニメの裏話を織り込みつつ物語は進んで行きます。

僕はこれからどんな仕事するかまだ決まってないんですが、目標に向かって、それぞれ協力しあい、ぶつかり合いながら何かを作っていくのも、面白いやろ~な~なんて思いました。

ただアニメ業界のブラックっぷりはすごそうw

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