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夏は空

夏真っ盛り。相変わらず炎天下の外で仕事をするという形で誰よりも夏を満喫している。どんなに暑さ対策を講じても暑さはどうしようもないし、いつ熱中症でぶっ倒れてもおかしくないなって思うし、だからと言って水分やアイスを摂りすぎるとお腹を下すし冷房では喉をやられてしまう。夏なんか大嫌いだ。夏の唯一いいところは、空が綺麗なことぐらいだと思う。

こんな時間に起きて仕事に出かける。まばらに散った雲に濃い朝焼けが赤く映える。真っ昼間、雲ひとつない青空かと思いきや、視界の端っこにふわりと浮かぶわたあめの欠片のような雲。遠くに浮かぶクソデカ入道雲も良い。ゲリラ豪雨が降る直前、あれよあれよと空が真っ暗に掻き曇っていくのも、自分が濡れない前提ならば興奮するものだ。豪雨と共に空を縦横に走る稲妻。そして雨が止んで雲が割れて差し込む光。夕焼けについては言うまでもないだろう。仕事を終えてヘトヘトの帰り道。刺すような暑さも少し落ち着き、やかましい蝉の鳴き声も慎ましく風情を感じられるくらいの音量になり、そんな中見上げる夕焼け空の美しさ。あんなに嫌で嫌で仕方がなかった夏も悪くないなと思ってしまうのは、暴力を振るったあとに優しさを見せてくるDV彼氏と別れられぬメンヘラ女のようだなと思う。おっぱいが大きいだけの女と付き合っているバカな男のようだなと思う。この例えはどっちも酷いなと思う。

本当にどうしようもないくらい暑い日が続きます。見上げた空が綺麗だったからと言って気休めにもなりはしないかもしれませんが、それでも空を見て綺麗だなと思える程度の心の余裕は持っていたいものですね。お仕事の方もお休みの方も、皆さまどうかお気を付けて。

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