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ガイドブックには掲載されない「沖縄の本当の遊び方」ヤンバルピクニックツアー

伊勢です、

11月27日にユニティーという
コミュニティーで

「"本当の沖縄遊び"山原(やんばる)ピクニック」

を開催させていただきました。

沖縄のイケてる仙人「満名匠吾さん」プレゼンツです。

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満名さんは、45歳ですが、
木、花、鳥、昆虫など
沖縄の自然にあるもの全てを知っています。

満名さんと一緒に、自然のある道を歩いていると、

「あの花は、夜になると香りが凄いです。」

「あの新芽は、天ぷらにすると美味しいです。」

「あの蝶は、在来種の何です。」

など、全部しっていて教えてくれるのです。

その場で、雑草にしか見えない
草をちぎって食べさせてくれたり
花の蜜を吸わせてくれたりします。

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(根本をカリっと食べると甘酸っぱくてビワみたいで美味しい)

蚊に刺されたら、

「草を探してきて、これを擦り込むと
痒みがおさまりますよ」

と、プレゼントしてくれます。

もう、それが楽しくて、面白くて
一言でいうと、

「こんな大人に子供時代に会いたかった!」

と、誰でも思ってしまう、
そんな方です。

満名さんと一緒にいると皆さん
子供に戻って、眼がキラキラしてきます。

錆びついたドアで固く閉じられている
「子供心」が一瞬で呼び覚まされます。

「一生忘れられない思い出になる」

そう思ったので、ぜひ、ユニティーの
メンバーにも体験して欲しくて
「ヤンバルピクニックツアー」をお願いをしました。

そして、満名さんの何よりの魅力は、
実行が伴う熱い想いです。

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私は、沖縄に移住して1年が経ちますが
その一年間だけでも随分と開発が進んでいるのを
見てきました。

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その怒涛のように自然を破壊する様は、
外から来た人間でも、少し異様に感じます。

「観光って何なんだろう?」

「地方創生って何なんだろう?」

それは沖縄の田舎に住むと
誰しもが考えさせられる事だと思います。


その答えをくれたのは、満名さんの言葉でした。

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『沖縄にしかないものを壊して、
代わりに、日本中どこにでもあるものを作って、
人を呼ぼうとしている』

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これ以上、芯を食った言葉はないと思います。
2020年、もっとも芯を食った言葉でした。

そして、満名さんの素晴らしいところは
その疑問に対してのアンサーとなる活動を
きちんとしている事です。

『沖縄に既にあるコンテンツを、きちんと体験して
楽しんでもらう事で、他にはない圧倒的な魅力を
感じてもらえることができる』

という想いのもと、

ヤンバルピクニックを主催して
いらっしゃいます。

課題を言うだけではなく、
解決策までしっかりと提示して
それを実行している。

生き様が本当にかっこいいです。

やんばるピクニックツアーは一度参加してくれたら
分かりますが、私は、

「40年以上生きてきて、世界中を周ってこんなに
楽しいリゾートツアーはありませんでした。」

沖縄が更に好きになりました。

普通の観光やガイドブック情報では飽き足らない人ほど、満足できる沖縄の本当の楽しみ方がありました。

参加してくださった多くの方が、

「一生、忘れられない思い出」と

言ってくださり、数週間たった今でも
その余韻に浸ってくださっています。

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さて、いよいよ、ツアーの詳細について
紹介していきます。


まず、最初に満名さんの先導のもと
山に入り食料を取りにいきます。

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このジープが既にやばすぎる(笑)

まずは、名護岳に野草をとりにいきます。

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随所で、満名さんの解説が入ります。

今晩の食卓に昇るターゲットはコレ。

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タニワタリと言うそうです。名前のまんま、谷にいました。

沖縄に住んでいる人は分かると思いますが、このタニワタリ、家の庭や、公共施設の庭などにも植えられてますよね。ものすごく身近な植物です。

こいつの新芽をパシッと頂いていきます。

この新芽の天ぷらが晩ごはんでも一番人気でした。

少しねばっとしていて、ツルムラサキのようなのですが、天ぷらにすると、本当に美味しかったです。

ムラサキカタバミも飾りと食べるためにつみます。

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さて、次は、水汲みです。

最初に、オリオンビール工場も使っている名護岳の水源で、水を汲もうとしますが、あいにく水量が少なかったのです。

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ちょこっと頂いたのですが、ものすごい軟水で美味しかったです。

強大なシダが生い茂っていて、恐竜時代からの自然が残っているのを感じました。神々しかったです。

今回は、移動して羽地の水源で水を汲むことにしました。

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みなさん、しっかりペットボトルに水をくんでいました。こちらは硬水でした。ひとつ山を超えただけで、水の質もずいぶん変わります。

次に向かったのは、

シークワーサーと胡椒の育っている山畑です。

日本で生の胡椒をこれだけ収穫できるのはここだけ。
超シークレットな場所です。

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沖縄は、生で胡椒もとれて、塩もとれる、、まさに沖縄ならではの体験です。今晩のご飯でもばっちり使わせていただきます。
(満名さんの来ているドゥジンがかっこいい。。)

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生の胡椒は食べたことがないと思うのですが、強烈です。
美味しいですし、しっかりピリピリします。

胡椒ってこうやってなっているのです。知らなかったでしょ。

生で食べるとこんな顔になります。勝手に使ってごめんなさい(笑)

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ぼくのも送られてきました。でも、差し替えはしません。

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いえ、美味しいんですよ、、本当に。

次は、シークワーサーです。

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シークワーサーも頂きました。このシークワーサーも本当に美味しいです。

おいしくて、のちほど絞りカスの実を、そのまま、かぶりつきで食べてしまいました。

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もちろん、胡椒もシークワーサーも無農薬の完全オーガニックです。

本当に楽しい体験でした。

最後に、月桃の葉っぱをひとり3枚集めて、浜辺に戻ります。

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月桃は、化粧品などにもなっていますが、殺菌効果もあり、香りもとても良いです。

うちでは、うなぎを蒸すときや、野菜と豚肉の蒸し料理などをセイロでつくるときは、必ず月桃を入れます。香りが最高なのです。

あとは、自宅でハーブテントでサウナをするときも、月桃とよもぎは欠かせません。

月桃は干して乾かすと月桃茶にもできるそうです。

今宵の月桃の使い方は、なんと特製ジューシー(沖縄の炊き込みご飯)をこの月桃で包んでおにぎりにしていただきます。

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マジでうますぎました。悶絶しました。

さて、いよいよ、ビーチに戻ります。

ビーチに戻って最初にしたことは、、

お皿作りです。

自分のお皿は自分でつくりましょう!

ということで、満名さんがお皿の作り方を教えてくださいました。

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端から、ぐるぐる巻いていくと、、、

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しっかりお皿が出来上がります。

慣れてくるとキレイにできて、なかなか快感になってきます。

クバの木は、沖縄中の街路樹に生えていますし、うちの庭でも落ちているクバの葉は拾えます。

自分でつくったお皿でご飯を食べるというのは、とても贅沢な体験でした。

その後、私たちは、ビーチクリーンをしながら、焚き火の原料となる枯れ木を集めていきます。

その間、満名さんは腕によりをかけて、スーパーなご飯を用意してくださっていました。

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ドリンクも。

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今日組んできた水にドラゴンフルーツとミントとレモンとたっぷりのシークワーサーを注ぎ込みました。

ものすごい美味しかったです。

そうこうしているうちに、日もくれてきて、みんなで楽しくご飯を頂きました。

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キャンプファイヤーも始まり。

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満名さんのお知り合いの具志堅さんが三線を引きながら歌ってくださり、ヤンバルの夜を満喫しました。

フィナーレは、手作りフレンチートーストです。

今朝鶏が産んだ卵を、フォースファームのロンズーさんがくださったので、それを満名さんがフレンチトーストにしてくださいました。

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もう大変な美味しさでした。

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天気も良かったですし、何もかも完璧な1日でした。

満名さんやお手伝いをしてくださった、満名さんの同級生やお店の方、三線の具志堅さん、そして、素晴らしい参加者さまのおかげで、これ以上のない最高の体験をすることができました。

本当にありがとうございました。

満名さんに会いたい方は、名護の「満味」にぜひ、行かれてください。
信じられないくらい美味しい豚を食べることができます。

おすすめは、2種類のしゃぶしゃぶと、センマイ刺しと、ネギメシです。
チースカーのしゃぶしゃぶは、ここでしか食べられません。
本当に、美味しすぎますので、沖縄に来られたさいはぜひ。

島豚七輪焼↓


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最後に、翌日のイベントも紹介させていただきます。

ユニティーでは、

宇宙の叡智を使ったSI農業に挑戦しています。

今回、マンゴー農家をされている仲間大補さんが、協力してくださり、マンゴーハウスで、草むしりとSI農業のテストをさせてくださいました。

仲間さんは、おじいちゃんのマンゴー農園を引き継いで、頑張っています。

兼業農家で、消防士をしながら、マンゴーも育てています。

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イケメン。性格もめちゃくちゃ良いのです。

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想像以上に大きかったです。これはひとりでやるのは大変です。

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1ヶ月分の草むしりをみんなのおかげでできたと、仲間さんも喜んでくださいました。

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SI農業の指導員として、奈良からかけつけてくださった丹羽さん。

来年の収穫が楽しみです。

また、みんなで畑で作業させてもらうのも楽しみにしています。

仲間くんのインスタグラムはこちら。
https://www.instagram.com/mangofarmokinawa/

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今回何より、一番伝えたいと思ったことは
やはり満名さんが話されていた新たな観光の形についてでした。

ガイドブックにのっていない本当の沖縄を楽しむ。

沖縄にすでにあるものを大切にして、それを来た人に楽しんでもらう循環をつくれれば、住む人にとっても、遊びに来る人にとっても、幸せで持続可能な観光が実現できる。

そんな新たな観光の在り方を体験させていただいたツアーになりました。

『沖縄にしかないものを壊して、
代わりに、日本中どこにでもあるものを作って、
人を呼ぼうとしている』

この言葉に全てが表れているように思います。

そして、創造的で、もっと違うやり方を満名さんは、そのまま見せてくださいました。

満名さんや、仲間さんとの出会いそのものが、沖縄の最高のコンテンツだと思います。

ヤンバルの自然に優しく包まれて、夢のような体験をさせてもらえたことに心から感謝です。

ありがとう、地球、ありがとう、沖縄、ありがとう、自然、ありがとう、沖縄の素晴らしき人々。

伊勢隆一郎


追伸:
ユニティーに興味がある方は、こちらからご参加ください。
https://k2ac.jp/unity/slre/ 



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