天才はつくれる?

初めましての方も、初めましてじゃない方も、今、BPO事業部とナイス介護事業部で迷っている関西配属の槙野龍平です。

あんな才能があったらいいのになと時々考えることがあります。みなさんはありますか?

僕は、高校生まで野球をやっていてピッチャーをしたり、打順もクリーンナップを任されたりとチームの中心メンバーで部活動をしていた記憶があって、運動神経には少しですが自信があります。反対に苦手なことは絵がとびっきりヘタです。テレビ朝日のバラエティ番組のアメトーーク!で年に1回は「絵心ない芸人」がピックアップされているのを見たことがある人も多いと思います。すごく面白くて好きな企画なんですけど、僕の画力は出演している芸能人の人たちとほぼ同レベルなので出演者の絵がヘタでイジられているのを見ると自分のことを言われているようで胸が痛くてたまりません(涙)

見た人が何の絵を描いているかくらいわかってもらえるくらいの画力が欲しい、、

切実に、、

僕の話もほどほどにおそらくほぼ全ての人には得手不得手があるでしょう。この物事の熟練度というものの要因としては、先天性の遺伝子によるものと後天性の育ってきた環境によるものの二つが挙げられると思います。食べ物や興味のあることや興味のないことなども「育ってきた環境が違うから好き嫌いはイナメナイ」と山崎まさよしも言ってますよね。(古くてすみません。)

では、遺伝子と環境のどちらの方が能力を培う上で大きな影響力を持つのだろうか。つまり、『才能vs努力』です。

イかれた研究者

1970年代にラズロ・ポルガーというハンガリーの教育研究者がいました。かなり頭のおかしい研究者で、自身の教育理論に対して大きな自信を持っていて教育の環境次第で天才を育てることが可能であるということ証明するために自分の子ども3人を研究の実験に使い、チェスのプロプレイヤーへ向けての教育を行いました。チェスに限定する理由はそれほど重要ではなく、チェスのレーティングという強さの指標があるためにこの実験の結果が客観的にわかりやすいのでチェスを選んだというだけのことです。

その教育方法とは子ども3人全員女の子に対して、午前中に卓球や水泳、ランニングなどのスポーツをさせて午後10時の就寝までずっとチェスの練習をさせていました。学校には必要最低限だけしか出席させず、今の時代にこの教育方法を実践しようものなら虐待確定ですね(笑)

3人の子どもは全員メキメキとチェスの腕前を上げていき、小学生の頃には大人顔負けの強さを持っていました。そして、結果としては3人とも一流のプロチェスプレイヤーになっており、三女のユディト・ポルガーは歴史上最強のレーティングを誇る女性チェスプレイヤーで現在でも活躍中です。教育研究者のポルガーはただの研究者で、妻も凡庸な人であり、ポルガーの「天才は作ることが可能」という仮説を証明してみせたといえます。

世界のイチロー

日本人でも凡才から天才と呼ばれるようになった人がいます。野球をやっていなくても日本人であれば名前を知っているであろうイチローでご存知、アメリカのメジャーリーグでもトップオブトップの超一流プレイヤーですが「努力の天才」とよく言われています。それはなぜかというと、世界のトップアスリートなんだから運動神経バツグンなんでしょなんて思いきや運動オンチなんです。

僕はこの動画を見たとき、「えっ、めっちゃ下手じゃん。」って思いました。

いかにイチローが自分の才能のなさに落胆せず、諦めず、出来ることを一つずつ増やしていった結果、世界を代表する超一流プレイヤーになることができたんだなとわかる証拠です。


結論

確かに才能という先天性による要因も大きな影響を持っているのは確かで、サヴァン症候群などである分野に突出した能力を持っているような特殊なケースはあるものの、大抵の場合生まれつきの才能を持っていなくても、努力次第で結果を変えていけるということがわかったので脱絵心ない芸人を目指していきたいと思います!

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