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30日チャレンジ

みなさんは「30日チャレンジ」を知っていますか?Matt Cutts(マット・カッツ)という人の"Try something new for 30 days"というプレゼンテーションです。TED Talkでとても有名なものなので、一度は見た事があるかもしれません。現在、休校措置が取られている中、私の学年団ではこれをやります!

私は今年度、中学1年生の学級担任をしているのですが、新型コロナ感染拡大防止のため、勤務校は5月6日まで休校措置をとっています。様々な意見がありますが、私はこの措置は正しいと思っています。生徒たちの健康を第一に考えた判断だと信じています。

とはいえ、学校として何も生徒たちにしてあげられないのはあまりにも無力に感じます。オンライン授業等も考えました。海外の学校とオンラインで協働授業を行ったこともあります。ずっと前からそんな授業はしていたし、学校外での学習指導もロイロノートやClassi等でしていました。普段は「オンライン授業推進派」なんです。だから、オンライン授業をやれと言われればもちろんできます。しかし、相手は新入生です。一度しか学校に来たことのない生徒たちに対して、十分なインタラクションも取らずに、生徒と教師との間にある「空気」も感じずに、慣れないオンラインの授業を受けさせるのはどうだろうと感じました。

それにチームのみんなはどうだろうか。自分は慣れているけど、他の先生はオンライン授業に慣れていない先生もいる。教育はチームでやるものだと思っているので、無理やりオンライン授業をしたところで、きっと自己満足に終わるだろう。仲間が納得しないままオンライン授業を導入して良い授業はできるだろうか?「試験範囲を進めるだけのオンライン授業」は教員の責任逃れのように感じて、良くない予感が拭いきれずにいました。

そんな中、入学式は中止になってしまいましたが、4月6日に50分間だけの学級担任によるホームルームが行われることになりました。限られた時間の中で何を語れば新入生の心に響くのか、自分の思いだけでなく学年団みんなで考えました。そして出した答えが、「繋がり」と「前向きな心」でした。

先生と生徒、家族、みんなでできる事をしよう。こんな状況でも一人じゃないという事を伝えよう。そして、学校に来ることができないからこそできることに挑戦しようという前向きな心を持とう。

それがメッセージ。

具体的には「30日チャレンジをみんなでやろうよ」というシンプルなものです。みんな何かにチャレンジして、一つでも成長した姿で5月6日を迎えられればいいじゃない。そう言いました。

これが実際に生徒に配布した教材です!

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チャレンジ例は教員みんなで考えました。目新しいものはないかもしれませんが、生徒、教員みんなで取り組めるものを。

学習に関してももちろん指示を出しました。

中学一年生が学習につまずく理由の多くは「小学校の学習内容が定着していない」か「学習習慣がついていない」ということ。学力推移調査等の経年データでも明らかになっています。

それを解決するためには、「小学校の学習内容の復習」と「毎日、一定時間机に向かうこと」、「規則正しい生活を心がけること」。そんなシンプルな取り組みだけで多くの生徒は救われると思います。

もちろんオンライン授業は中学2年生以上のある程度学校のシステムに慣れた生徒や高校生、大学生には有効だと思っています。ただ、どんな時も生徒の発達段階や状況をよく考えて導入する必要はあると思います。

オンライン授業も活用方法によってはとても効果的です。ただ、多くのニュースで「オンライン授業」という言葉が使われ、それがあたかもこの状況下の「魔法の杖」のように思われていることに関しては疑問を持ちます。

中学1年生に関しては、オンライン授業じゃなく、「オンライン雑談」ができたら楽しいだろうなあ。緊急事態宣言後、どのような動きになるかわからないので、今後、私の学年団も自分たちの学年に適したオンラインシステムの活用も考えていきます。

こんな状況だからこそ、学習進度や学校のメンツに捕らわれず、全ての学校が「生徒ファースト」で物事を考え、今後の取り組みを決めていければいいなと思っています。(あ、ちなみにリモートワークは心から賛成です!生徒も教員も健康第一ですよね。多くの学校に導入して欲しいなあ。)

#緊急事態宣言 #休校措置 #30日チャレンジ #オンライン授業

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英語科教諭。国内外の小中高大で指導経験を積む。文部科学省指定外国語教育地域拠点事業小中連携推進リーダーとしての活動を経て現職。専門分野はモチベーション(動機づけ)。口癖は「英語は実技科目」。Seesaw Ambassadorとしても活動中。
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