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留学したらどのくらい語学が伸びるのか?その②

前回、留学したらどのくらい語学が伸びるのか?をTOEICのスコア・データを用いて説明しましたね。TOEICなんて受けたことがないから、なんのこっちゃわからんという人もいらっしゃるでしょう。

では、多くの人が想像しやすいように、Cambridgeで説明したいと思います。

(もっとわかんねーよ!)

はい、すいません。でも先日、大学センター試験の英語において民間試験が導入されるかもしれないという話がありましたね。そこにCambridgeという英語試験があったことを覚えている高校生や親もいるかと思います。

なぜCambridgeの話をしたかというと、YoutubeにはCambridgeのスピーキングセクションの様子がアップされています。これくらいのレベルになりたい!という目標設定をするためにも良い動画だと思うわけですね。


Cambridgeの簡単な紹介

Cambridgeは英検と同じく、結果は合格・不合格という形の試験で、5つの試験レベルが設定されています。易しいものからKET→PET→FCE→CAE→CPEの順に難しくなります。最近はKET~CPEという表現を最近は使わずに、国際的な言語レベルの規格であるCEFRのA2からC1といった表現とともに使われる傾向にあります。(A2→B1→B2→C1→C2)

Youtubeで探す時は、Cambridge KETあるいはCambridge A2というように検索するといいかと思います。

1. KET (Key English Test, またはA2)

https://www.youtube.com/watch?v=-DNilMthxx8

いわゆる平均的な日本人であれば留学前でもKETに合格できる人が大半だとおもいます。

ただ1~2割くらい方は、中高の英語がボロボロな場合もあるでしょう。それ以外にも、どうあがいても口から英語が出てこない人もいるでしょう。そういう方は合格できない人もいるかもしれません。そういう方はA2の下のA1というレベルかもしれません。こちらもYoutubeに動画がでていますよ。


2. PET (Preliminary for schoolsまたはB1)

日本人の平均的な英語レベルの人が3か月近く語学学校に行く、加えて半年以上の滞在となると、このPETあるいはB1レベルになる人が大半かと思います。

ちなみにPET合格はTOEICでいうところの550程度です。

大学で英語専攻あるいは国際関係の学部だったりして、一般的な人よりも英語の授業を多目に取ってきた人であれば、留学前にPET合格できるレベルという人もいるかもしれません。その証拠として、大学で英語専攻、国際関係の学部に所属している大学4年生のTOEIC平均点は600点弱ということがわかっています。少なくとも、留学前にPETに合格できるレベルの人は少数派であることは間違いありません。

このPETの動画をみて、ペラペラだと感じない方は次のレベルを見てみましょう。

3. FCE (First Certificate in English,またはB2 First)

留学を経験していてもFCEくらいの英語レベルに到達する日本人は少数派です。短期~長期含めて留学した人の中で2割いれば良いほうではないかと思います。

つまり留学経験者の少なくとも半分以上の人はこのレベルには到達していないと思います。それもそのはずFCE合格はTOEICでいうところの800点弱に相当するそうです。

TOEIC800は外資系の中途採用でも見る数字ですね。あるいは楽天とかユニクロとかユニリーバなどもこういった数字だと思います。

現地の専門学校や大学などに入っても、半分以上の内容は理解できるレベルになるかと思います。

4&5 CAE, CPEまたはC1,C2 

故にCAEはさらに少数派。日本生まれ日本育ちで典型的な日本の教育を受けてきた人が英語圏の大学、大学院に入って卒業したら、CAEくらいになっているという感じでしょうか。

CPEともなると翻訳・通訳をやるくらいのとっても超貴重なレベルと言えるでしょう。このあたりは大半の日本人にはあまり無縁のレベルかもしれません。


…ということで、ご自身の思う流暢なレベルというものを確認して、目標設定の助けになればなと思います。

宜しければPETの動画をみて、どのような感想を持ったのかコメントを残してくれると嬉しいです。




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