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留学の中身と費用の関係について

ピラミッド

先日、2016年のデータをご紹介しましたね。オーストラリアの移民局が日本国籍を持っている人が、どういったビザでオーストラリアを訪れているか?学生ビザでもその学校はどんなタイプか?を示したものを、僕なりにわかりやすく図表に変換しました。

この表と費用について僕なりの見解を書きますね。

語学留学の場合

まずオーストラリアに1年間語学留学するとだいたい300万円くらい必要とされています。都市によって大きな差があるよなどいった細かいことはさておき、これが相場です。

実際学生ビザを取得して、語学学校に通う方の大半は半年以上ではないかと思います。となると150~300万円払っているのとも推測できます。

ワーキングホリデーの場合


日本ワーキングホリデー協会の調査によると、ワーホリの予算は男性だと100万円、女性だと120万円という結果がでています。これ確かに、私が留学エージェントとして働いていた時の印象とも大きく変わらないと思います。

私の感覚だとワーキングホリデービザを取得して語学学校に行く人は8~10週以下が大半を占めているかと思います。(ビザのルール上、オーストラリアのワーキングホリデービザでは17週までしか学校に行けません。)

観光ビザを利用しての短期滞在・短期留学の場合

前回でも話しましたが観光ビザで訪れる日本国籍の人はこの数年30~35万人程度です。この大半は、いわゆる観光客だったりするかと思います。

小中高あるいは大学生の方たちの修学旅行、研修旅行、短期留学という類の人達はおそらく数万人単位ではないかと推測しています。前回もお話しましたが、留学に300万円払える家庭は多くないが、1か月未満の30万円程度ならば出せる家庭の割合が増えるだろうという推測です。

専門学校、大学、そして大学院の場合

これらの学校はある一定の英語力がないと入学できないケースが増えてきます。故に大半の方が語学学校を経由している可能性が高いです。その上で進学し授業料を払うわけです。大学ともなれば3年間で授業料生活費あわせて1000万円なんてこともあり得るでしょう。

大学院に進むとしても日本で4年間の大学にお金を払っている人が多いわけなので、教育にどれだけお金を支払えるのか?という観点から見ると、ピラミッドの図がとても分かりやすく理解できるかと思います。


ピラミッドと英語力の関係

既に気づいている方もいるかと思いますが、各カテゴリーから50人ほどランダムに抽出して、英語力を調べれば、おそらく上のカテゴリーほど高い英語力を持っている可能性が高いともいえるでしょう。

一般的には高学歴(専門学校→大学→大学院)ほど入学の際に求められる英語力が高いです。

そして、学生ビザ→ワーキングホリデービザ→観光ビザほど語学学校に通う期間が短い傾向があるでしょう。語学学校に通った期間が英語力に比例すると仮定すれば、ピラミッドの下ほど英語力が一般的な日本人の英語力に近しいと推測できるわけです。







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