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【社会人留学】英語を学んで気づいた日本語の特異性

留学をしていて、感じたこと

それは日本語はとても独特で、唯一無二の言語だということ


海外で語学学校に通っていると

クラスにいろんな国の人たちがいる

イタリア、フランス、チェコ、ドイツ、スペイン

トルコ、サウジアラビア、クウェート

コロンビア、ブラジル、ペルー、アルゼンチン

中国、韓国、モンゴル

などなど

そして、授業中はこんな会話がよくされる

この英単語はあなたの母国語ではなんていうの??

みんな一人ずつ答える

そして毎回思うのは、

スペイン語やポルトガル語、フランス語やイタリア語は

英語に結構似ているということ

ほぼ一緒じゃん!という単語も多い。

たぶん、留学したことのある人は

うん、うん!とうなづいて読んでくれているだろう。

英語の起源はラテン語だから、

ラテン語が派生して生まれた言語は、似ているのだ。


留学すると、アジア人以外のクラスメートは

同じレベルのクラスでもガンガン英語で話してくる

え、なんでこの人たちこんなに話せるのにこのクラスにいるの?

そして、羨む。

英語とあなたの国の言語は似ているからいいよねと。

日本語と英語は完全に違うから、日本人にとって英語は難しいんだと。

日本で英語を学んでいたときは、

英語ができない言い訳をこう表現することはなかったなー

言語の成り立ちや構造の違いを示して

だから英語ができません、とそんな言い訳していなかった

それよりも、

英語が嫌いだから。

必要性を感じないから。

留学したことないから。

なんてことしか思っていなかった。


ただ、ただ、

言い訳をつくって、学ぶのを辞めたら終わり。

そして、人と比べても意味がない。


そして何より、そんな独特で、複雑で、難易度の高い日本語を

日本語話者として誇るべきだと思った。

日本語は、ひらがな、漢字、カタカナがあって

漢字は少なくても3000語以上は記憶して使い分ける

書き順もすべて決まっていて、

発音が同じでも意味が違う。

カタカナは基本的に外来語に使うけれど、

それ以外に感覚(感性)で使い分けるときもある。

縦書きと横書きがあって、そこに大きなルールはない。

パソコンでタイプするときは、ローマ字を使う。

そんな話をすると、外国人はもうパニック。

一生かけても日本語はできる気がしない。

日本人は天才だ、と。

ふふふっ でしょ?


授業中に、ノートに日本語でメモを書いていると
(本当はメモも英語で取りたいんだけど)

ちょっと!それはなんて書いたの??

すごく複雑な字だけど書くの時間かかるでしょ?!

同じ言葉を私のノートに書いて!

美しすぎる!かっこいい!アートだ!

なんて言われることがよくあった。


えっ!!!?

そんなこと言われてこっちが目ん玉飛び出る。


またあるとき、

日本語字幕をつけてもらって外国人と一緒にネットフリックスを見ていると

ちょっと、止めて!

急に縦書きの字幕が出てきたけどこれはなんだ!?と。

あーこれはこの場面で下に字幕を出すと背景と重なって見えづらいでしょ?

だから縦書きでこっちに置いたんだと思う、っていうと、

急に縦書きで出てきてすぐ読めるのか?

どっちの文からどういう方向へ読むんだ?

へっ??!

そんなこと無意識すぎて考えたこともなかったけど。

素晴らしいっっっ!

だそう。


あるときは、学校で日本人の友達と日本語でぺちゃくちゃしゃべっていると

あなたたちは日本人?

話している内容はわからなかったけど、

とても穏やかで、柔らかくて、きれいな言語だね。

と。

はっ???!

とーーーってもくだらない話をしていたんですが。笑


外国人にとって、日本語は私たちの想像以上にかっこいいらしい。

そして彼らの想像以上に難しいらしい。


海外で英語を勉強できたからこそ

日本語の美しさに気づけたことがたくさんある。

日本人で良かったなと思えたことがたくさんある。

そして、英語を学んで良かった。

まだまだ、英語コンプレックスは払しょくできないけれど

語学っておもしろい。


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