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【自戦記#2】第6期指す将順位戦B級1組2回戦 対 ぜのさん

こんにちは。私生活のほうが忙しくてなかなか自戦記に手を付けることができませんでしたが、落ち着いてきたので再開します。

2回戦の対局相手はぜのさんです。居飛車振り飛車どちらも指されるオールラウンダーのようでしたので、対策がむずかしかった印象です。

▲ぜのさん
△りゅう

後手からの仕掛け

【第1図は28手目△7五歩まで】

本局は後手(私)から仕掛けていきました。正直対抗形は詳しくないのでこの攻めが成立しているかはわかりません…(ソフトの評価値は互角)
この後は比較的読み通り進みました。

迷う

【第2図は39手目▲同銀まで】

飛車角総交換になり、手が広い局面となりました。先手陣に打ち込む隙があるので、迷った末に△8八角と打ちました。香を取った後に馬を引き付けられそうなので良いかと思いましたが、△7九角と打つ手のほうが勝ったようです。

気持ちの良い…

【第3図は55手目▲4七金まで】

少し進んで中盤戦。ここで本譜は△1五香と走りました。一見気持ちいいようですが、その代わり端が傷となってしまいました。ここでは1筋に歩が効かないことに着目して、△1七香と露骨に打っていくのがよかったようです。▲同香、▲同桂でも先手の端は薄くなるので、確実なポイントとなりそうです。

手筋

【第4図は75手目▲3九玉まで】

端を突破することに成功して終盤戦、なにかありそうな局面です。感想戦で指摘されて気づいたのですが、ここでは△3六歩が手筋の一着でした。▲同銀ならば玉頭が緩和されますし、▲同香は△3七歩▲同金△5七桂があります。本譜は△7七馬としました。これも悪くないようですが、△3六歩のほうがわかりやすかったかもしれません。

運命の二択

【第5図は77手目▲3四歩まで】

第4図から2手進んだ局面。攻めるか受けるかの二択です。攻めるなら△6七馬が本命ですが、その瞬間が詰めろになっておらず、▲3三歩成△同桂▲3四歩で一手一手で負けだと思いました。しかし、実際は△6七馬で先手玉が△4九竜からの詰めろになっており、それで後手優勢だった模様です。
本譜は△4二銀としましたが、受け一方の展開になりそのまま負けてしまいました。

本局は感想戦で形勢判断にぜのさんとの大きな違い(実際ぜのさんのほうが正しかったようです)があったことがわかりました。次戦では大局観を意識して対局に臨みたいと思います。

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