見出し画像

連絡帳の書き方は3つのグループを意識するだけで大丈夫!

 はい、みなさんこんにちは!男性保育士のRyU先生です。今日も学校でも保育園でも教えてくれない保育の基礎知識について一緒に学んでいきましょう!

 今回のテーマは毎日の午睡時の日課となる業務「連絡帳(ノート)を書くにあたって、意識したい3つグループ」になります。

 複数担任なら分業できますが、それでも子どもの数の分を毎日書くことになる連絡ノートは時間がかかりますし、内容に悩みますよね。保護者の方からのお家でのエピソードが載っていて微笑ましく思うこともありますが、午睡中に何人も書こうと思ってもなかなか進まなかったりもします。

 そんな人は、園独自の書き方などもあるかと思うので、そこはしっかりと確認をして。まず実践して欲しいのですが3つのグループに分けて考えるということです。これを意識するだけで簡潔で丁寧な文章になり、保護者の方にも伝わりやすく、ノートを書くのが少し楽になります。

<3つのグループに分けて考える>

 連絡ノート、保育者から保護者へのコメントが書ける範囲は限られていますね。園によって使っている連絡帳が異なり、その範囲もまた違うと思うのですが、100~150字もないくらいですかね?ですが、それでも毎日のこととなると書く内容が思い浮かばなかったり、逆に伝えたいことがありすぎてまとまらないという人もいるかもしれません。

 RyU先生は毎日、書きたいことが山ほどあるのに足りない派です。だいたい下の空欄にまで文字が並んでます。笑 と、そんな風になかなかうまく書けないという人は以下の3つにグループ分けして考えてみましょう。

1.保護者への返答
2.主活動の様子
3.その他個別の様子や伝達事項

<1.保護者への返答>

 まずは出だしの1行くらいに収めて、保護者が連絡ノートに記入してくれたエピソードについてコメントをしたり、何か連絡事項が書かれていたら「〇月✕日お休みの旨、承知しました」といった感じで返答を書きます。

 勿論、何か連絡事項が書かれていたらクラスの先生にも伝えてお互いに確認をすることをお忘れなく。

<2.主活動の様子>

 次は本文とも言える部分で、ここを楽しみにされている保護者の方も多く居る、主活動の様子を書いていきます。

 慣れない頃は「クラスみんなで泥遊びを楽しんでいました。」のように全体の雰囲気でも大丈夫です。少しずつ余裕が出てきたら更に、そのノートのお子さんの様子を伝えましょう。

 「初めは泥を触りたがらなかったのですが、保育者と共にお団子を作ると、とても楽しそうに泥遊びをしていました。」のように書けるようになると、保護者の方も見た時に「うちの子ちゃんと見てもらっているんだ」と安心感もあるはずです。また、初めてできたことや、面白いエピソード、心温まるエピソードもここで書いて大丈夫です。

<3.その他個別の様子や連絡事項>

 最後の1行か2行で、主活動の他で何か伝えたいお子さんの様子や、連絡事項があれば記入していきます。

 例えば「合同保育では赤ちゃんにブロックを渡してあげてお優しいお兄ちゃんでした」など、その子のエピソードは喜ばれます。

 また、口頭で伝達するほどのものではないけれど、確認の為に書いておきたいこと「明日は三角巾が必要です」とか、園によって文章での連絡に関してはかなり差があると思うので都度、先輩保育士や主任に確認をしましょう。

 特に怪我についてなどについては、文章での連絡では状況もよく伝わりませんし、保育者の不注意などがあれば謝罪しなければなりませんから、連絡ノートには書きません。口頭でしっかりと状況や、どういった手当をしたか、その後気にする様子はあったかなど詳しく説明をするようにしましょう。

<最後に>

 連絡ノートの書き方としましたが、あくまでもひな形の様に思ってもらえたらと思います。園によって書けるスペースも違えば、主活動と午後の活動を必ず書くとか、感嘆詞「!や?」などを使って良いのか、適度な顔文字や記号を使って良いのかなども異なります。

 ちなみに僕が経験した中では感嘆詞や顔文字は多すぎなければ全然OKという園でした。かなり連絡ノートについての決まりは自由な園でした。一例書くとすれば・・・

「(1.返答)昨日は遊園地にお出かけしたのですね!楽しんでいる姿が目に浮かびます。
 (2.主活動の様子)今日は園庭に出てサーキット運動をしました、前回はできなかった平均台をすごく真剣な顔をして渡っていて、とても成長を感じました(*^^)
 (3.連絡事項)明日はご連絡していた通り絵具遊びをしますのでスモッグの確認をよろしくお願いします。」

 かなり、こうして3グループにかけて要点だけを書けるようになると、文面としてもすっきりしますね。伝えたいことが簡潔にまとまっているので保護者の方からしても読みやすい文章ができあがります。


 ということで今回は、連絡ノートの書き方について。3つのグループに分けて1.保護者への返答 2.主活動の様子 3.その他 とすることで分かりやすくなり、簡潔でいてしっかりと伝えたいことが伝わるノートになります。

 それでも伝えたりないエピソードや成長などがあったら、お迎えの際に直接言ってあげるとママパパも褒められた子ども達も喜んでくれると思います。

 では、また学ぼうね!



HP『保育士りゅうせんせいのあそびば!まなびば!』では他にも80記事以上の子育て・保育に関する記事が読めます

 子育てに悩んだり、日々の子どもとの関りの中で不安を感じているママパパが、少し安心できるような子育てに関する記事を執筆しています。

 また、保育士や保育士を目指す人に向けた、仕事効率を上げる為のコツや、保育に活かせるスキルや考え方についても解説記事を書いています。

「保育士りゅう先生のあそびば!まなびば!」https://menshoikusiryusennsei.com/

保育士りゅう先生

 保育士りゅう先生(「RyU先生」で子育てに関する記事の執筆を依頼を受けてしていました)

 保育現場で5年間正職員として働き、学生時代やライター活動時にも子どもとの関りがあるアルバイトをしていました。

 現在は現場を離れて、元々したかったママパパの心のケアや、保育士の心のケアをしていけるように自身のHP『保育士りゅう先生のあそびば!まなびば!』を作成・運営しています。

 お仕事のご依頼などはTwitterのDMでお願いします

 お仕事のご依頼や相談は、下記のTwitterアカウントのDM、もしくはHP『保育士りゅう先生のあそびば!まなびば!』の問い合わせまでよろしくお願いします。

Twitter:https://twitter.com/@menshoikusiryu

保育に関する記事を発表することで、悩める保育士の一人でも多くの心に寄り添いたいと思っています。 僕の読者が将来的に関わることになる多くの子ども達、また保護者の幸せに繋がることを願っています。 それには、記事を執筆する活動を継続していく必要があります。応援よろしくお願いいたします。