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低学歴介護職が起業してデイサービスをつくり、大学院でMBAを取った話

低学歴介護職が起業してデイサービスをつくり、大学院でMBAを取った話

就職から起業前夜まで介護保険法が施行される2000年4月の1ヶ月前、僕は特別養護老人ホームに介護職員として就職した。当時21才だった。

小・中はまずまずの成績だったものの高校で落ちこぼれ、卒業後は願書さえ出せば受かるような福岡県のデザイン系専門学校に進学し、勉学そっちのけで毎日遊んでいた。

そんな体たらくではもちろん就職することもできず、卒業後は居酒屋のアルバイトでなんとか食い繋いでいた。

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2021年の振り返りと2022年の展望。

2021年の振り返りと2022年の展望。

今年も今日で終わる。
一昨年から恒例になっている、年末の振り返りを今年もしようと思う。

今年の大きなトピックは4つ

グロービス経営大学院を卒業し、無事に経営学修士(MBA)を取得した。

2018年10月に単科生としてクラスを受講しはじめ、2019年4月に本科入学したグロービス経営大学院を2021年3月に無事卒業した。

卒業に必要なのは、単位と試験。GMAPという試験がありこれは1年次に突破

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Clubhouseのトリセツ

Clubhouseのトリセツ

※2021年2月時点の記事のため、現在はかなり仕様が変わっています。

◯基本仕様
・招待制(最初は1人のユーザーが2人しか招待できない)
・招待枠は条件満たすと増える(条件不明)
・アカウント取得前にお互い携帯番号を登録していると招待枠を使わずに招待できる時がある(できない時もある…)
・ルームで話す、聴く機能のみ
・チャット機能はない
・ルームの音声は画面録画もできないらしい(録音等も禁止され

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10年後に何してるかなんて分からないほうがいい

10年後に何してるかなんて分からないほうがいい

いま42才で、会社を経営しながら大学院に通っている。今年の3月で卒業だが、まさか40才になってから大学院に入学するとは、10年前には夢にも思っていなかった。

思いかえせばさらにその10年前。20代の頃だが、自分が会社を立ち上げて経営者になってるとは夢にも思っていなかった。

もちろん自分の意思でやったことだし誰かに強制されたわけではないが、10年という長い目でみると、長年抱いていた夢というわけで

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noteで「スキ1000」をもらうにはどうすればいいか経営理論を使って考えてみたら、7000字の大作ができた

noteで「スキ1000」をもらうにはどうすればいいか経営理論を使って考えてみたら、7000字の大作ができた

私のnotenoteを書いていれば、少なからず閲覧数やスキの数は気になりますよね。よね?(noteだけじゃなくSNS全般そうですかね)

私がnoteを始めたのが2019年3月10日。
最初に書いたのは、大学院に入学した時のオリエンテーションの記事で、閲覧数は573、スキの数は12です。

そもそもなぜnoteを始めたかというと、2019年4月にグロービス経営大学院に入学したので、学んだことをクラ

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捨てるものと残すもの、壊すものとつくるもの。基準はブレない軸。

捨てるものと残すもの、壊すものとつくるもの。基準はブレない軸。

今年の下半期には自社で初めての小規模多機能型居宅介護事業所がオープンしている予定。それに向けて既存建物の解体が始まった。

昨日は熊本県で10社を経営するY社長とオンライン会談をさせていただいた。とある会合でこちらの社長のことがとても気になり、自分から話を聞かせてほしいと頼んでセッティングしてもらった場。

どんぶり勘定だった財務や何度も失敗した人事戦略にこれからしっかり取り組むため、お手本にした

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介護への備えをしない3つの理由と対応策

介護への備えをしない3つの理由と対応策

子どもがいない人はいるが、親がいないという人はいないこの世に生まれてきている以上、親がいないという人はいません。
もちろん、すでに他界しているとか、音信不通だとか、縁を切ったとか諸事情により親が存在してないも同然という人もいいるとは思いますが、一般的にはある年齢以下の人は親がまだ生きていて関係性もあるという人が多いと思います。

人はいつか必ず死ぬし、大抵の場合は死ぬまでの過程で体が弱ることが多い

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赤いゾーンが“今”“ここで”答えを出す価値がある問題。このゾーンは誰が取り組むかによって(つまり権限によって)移動する。問題解決担当者の解決できる範囲内でどこまで本質に迫れるか。この見極めができる人は優秀だと思う。

しかし「なぜ?」を掘り下げすぎると簡単には答えを出せない問題になっていく。最終的には「世界平和のため」「幸福な人生を送りたいから」「宇宙の真理」などに到達してしまう。そうなるともはや“今”“ここで”答えを出すような問題ではなくなってしまう。図にしてみた。(汚い字ですみません)

本質に迫りすぎるのも、ほどほどに。自社の問題解決に取り組むにあたって、どこまで本質に迫ればよいのかを考え、整理してみた。より本質的な問題に近づくためには、「なぜ?」を繰り返していくのが良いとされていて、トヨタの“5回のなぜ”は有名。(続く)

「たくさん本を読むけど、行動が変わらない」「研修にいっても、仕事の仕方が変わらない」インプット以上にアウトプットが大事だということは分かっていても、なかなかアウトプットできない。それはインプットとアウトプットの間にあるスループット(処理能力)に問題があるのかもしれないな。

新しいことをやろうとすると思わぬところで足を掬われる。言葉のひとつひとつを慎重に選ばなければダメだな。

#17「あなたはいったい何のために働いていますか?」

#17「あなたはいったい何のために働いていますか?」

という質問をこれまでに何度か受けたことがある。

「う~ん、なんでしょうね…」とマジメに考えることもあれば、きれいごとを言う時もあるし、適当なことを言って流す時もある。

うちの社員もグロービス経営大学院のクリティカル・シンキングを受講した時に、講師から同様の質問を受けて答えに窮したらしい。

そんなことを考える時に、アブラハム・マズローの欲求5段階説はいいフレームワークになるなと思って、こんなス

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#16 介護職員に捧げるおカネの話

#16 介護職員に捧げるおカネの話

この記事のターゲットではない人「私は介護の仕事が大好きで、むしろお金を払ってでも介護の仕事に携わっていたいくらいなのに、介護をしながらお給料ももらえるなんて幸せすぎてヤバイ。」

という人には向かない記事なので、そういう人はこの文章を読むより他のことに時間を使ったほうがよいと思います。目次から「最後に」という部分だけ読んで去ってください。なんぶん長文なので…。※7091字あります。

そうでない人

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