本質を捉える力、見抜く力を養おう

前回のnoteをアップしたのが、8/13でしたので、もう4か月も経過してしまいました。

時が経つのが早くなったのと、忘れ物が多くなったことと、老眼が進んでいることで、日に日に老いを感じる毎日です。

さて、今日は、最近読んだ本で感じたことを書きたいと思います。
皆さんは、田端信太郎さんってご存じでしょうか??

インターネット界隈に詳しい人なら、なんとなく聞いたことあるかもしれませんし、詳しくない人は、「誰それ??」という名前なのかもしれません。

田端さんはライブドア事件前後のライブドアで辣腕を振るい、その後LINEで活躍されて、ここ数年は、剛力彩芽の元カレとして有名になった前澤さんの会社ZOZOの広報担当執行役員をやっていた人になります。

そんな田端さんがこの年末でZOZOを退社されて、時を同じくして先週、自分のサラリーマン哲学をまとめた自署を発売されました。

僕は10数年前にライブドア事件前後にライブドアに残った主要メンバーとして、当時Twitter等で割と過激な発言をする人として認識するようになり、サラリーマンでありながら、歯に衣着せぬ発言をインターネット上で展開し、時には大きな話題を振りまき、時には炎上する彼を、生暖かい目で見続けてきた、いわゆる田端ウォッチャーの一人です。
田端さんは年齢が近く(確か僕の1つ上の年次)て、育ってきた時代背景やカルチャーが近いのもあってか、思考が近いのかなと勝手に思っているのですが、彼の発言は一見過激なものが多いのですが、本質は凄くしっかりしているし、サラリーマンとして、あそこまで突っ込んだ発言をしながら、キャリアアップしていく様はプロのサラリーマンだなぁと感心するものがあります。

田端さんのキャリアは慶應大学を卒業し、新卒でNTTデータに2年、リクルートで4年、ライブドアで5年、コンデナスト(GQやVOGUEなどのファッション雑誌の出版社)のデジタル部門で2年、LINEで6年、ZOZOで1年半と転職の繰り返しです。
一見すると平均3年前後で転職を繰り返している汚い経歴に見えるのですが、全ての会社で誰もが分かる実績を残し(コンデナストでは滑ってたのかも、、)て、ヘッドハントされての転職で、キャリアアップの連続です。

ZOZO社がYahoo!JAPANに買収され、前澤さんのZOZO退任に伴い、前澤さんに請われてLINEからZOZOに電撃移籍した田端さんはどうするんだ!?という田端ウォッチャーの注目を集めきった中での、ある意味凄いタイミングに合わせて発売してきた自署のタイトルが

「これからの会社員の教科書」

ということで、これは読むしかないなということで、アマゾンで珍しく予約して、発売と同時にこの本を読みました。

田端さん流のライトな語り口で、ややもすると働き方改革の時代の今においては過激な内容を、実体験に基づいた分かりやすい例示をもとに書いているので、読みやすい内容になっていると思いますので、プロのサラリーマンになりたい人はもちろんですが、少しでも興味がある人は、是非読んでもらうと良い内容だと思いました。

その中で、僕が特に面白いなと感じたのは、彼が本書の中で何度となく「想像力」を働かせてとか、「イマジネーション」を大事にと書かれていたことです。

「想像力」と一言でいうと、簡単なのですが、想像力を働かせる、それを習慣化するというのは訓練がいることなのかもしれません。

目の前で見えている事象を一歩踏み込んで考えてみる。お客さまや仲間や、皆さんが関わる全ての人が何を感じ、何を考え、どのように行動しようとしているのか?を、より一歩踏み込んで考えてみる。

それにより、見えてくる本質を捉える力、見抜く力を養うことで、何処にいても活躍出来るプロサラリーマンは誕生するのかもしれません。

物事の本質というのはどんなことでもシンプルで、 シンプルな事実に対して、とらなければいけないアクションは明白なはずなのですが、なかなか上手くいかなかったりします。

何故でしょうか??

そのシンプルな事実に至るまでの過程に何があったのか?相手の個人的な問題なのか?組織としての問題なのか?はたまた、こちらに落ち度はなかったか?コミュニケーションの過程に問題はなかったか?等々、しっかりと事実に至るまでの背景と経過を想像して、対応しないと、シンプルな事実に対するアクションは上手くいきません。

これは自戒の念を込めてになりますが、皆さんも、自分を大切に、家族を大切に、仲間を大切に、お客さまを大切に、そして自分には関係ない誰かに対しても、一歩踏み込んだ想像力を働かせて、「人を想う」アクションをしていければ良いなと感じました。

年末に少し、年末らしい締めとなりました。おしまい。

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