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「いい人」をやめれば人生はうまくいく

今回は午堂登紀雄さんの『「いい人」をやめれば人生はうまくいく」』についてまとめたいと思います!
今回は体験談、意見多めです。
本の内容を知りたい人は、「いい人とは」は
とばしちゃってください!

◯「いい人」とは

まず、この本で書かれている「いい人」の定義とは、
他人に嫌われないよう、万人に好かれるように行動する人であり、それが過剰な人です。

もちろん、この欲求自体は誰しもあります。
また、この欲求は平穏に生きていく上で
自然に湧き出るものです。

仕事ならまだしも、私生活でも争い第一、
なんて人はいないと思いますし。

問題はこの欲求が強すぎるが故に
自分を押し殺していないか、ということです。
まずここをおさえておく必要があります。

実は私がこの本を手に取ったのも、
痴がましいですが自分には「いい人」すぎる
という傾向があるなと思ったからです。
また、少なからず「いい人」認定される言葉を
周りの人から多く受けてきたことがあるのも
関係しています。


「お前はいいやつやな」
「優しいな」

みなさんはこのような言葉をかけられて
どう思うでしょうか?

もちろん嬉しいと思います。
しかし、私はこの言葉をかけられるたびに
心の片隅に少しの違和感を抱いてました。

ほんまに、俺って優しいのか?
 いいやつ?
 いいやつってどういうこと?」
と。


別の視点でみてみましょう。

「〇〇って優しいね」

この言葉をかけられるためだけに頑張っていないか?
と感じたわけです。

また、この言葉をかけている人は全く悪くないのですが、正直この言葉を受けた方はなんだか
自分だけが蚊帳の外にいるように
感じるわけです。

「〇〇さんって良い人よね」
だけで、それ以外話題がない人みたいな
(まあこれも知らず知らずのうちに
自分がそう導いてるんで自業自得なんですけどね笑)


そうではなく、もっと人と本音で語りたい。
もっと友人と踏み入った話がしたい。
じゃあ、この「いい人過ぎ」の殻を破るべき。

と考えるに至ったわけです。
脱「いい人」👊


長くなりましたね
そろそろ本の内容に入りましょう
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◯常識人をやめる

「赤信号は止まるもの。」
「高齢者はいたわり、若者が支えるべき。」

本当にそうでしょうか?

何言ってんだこいつはと思われるかもしれませんが、
よく考えればそうではないかもしれません。

ここで一つ問題です。
みなさんは以下の場面で立ち止まりますか?
それとも進みますか?
正直に答えてみてくださいね笑


見通しがすごく良く、
明らかに車が来ていないことがわかり、
渡るための距離は2メートルくらいの長さ、
といった横断歩道前にいる。
今の信号は赤。



おそらく多くの人は渡ると思います。

が、少し前までの私は立ち止まっていました。
なぜなら、

「赤信号は止まるもの。
 そういうものだし、俺はルールを守るぞ。」

と考えていたから。

いい人通り越してバカなんじゃないか
と思う人もいると思います。
でもそういう人がいるんです。


ここでは何が大事かというと、
考える(=状況判断をする)ということです。
時と場合ってやつですね。

例えば、先ほどの状況に
子供が見ているという要素が入るとどうしますか?

また、自分の所属先がわかるものを
身につけていたとしたらどうしますか?

そうなると、また行動が変わるかもしれせんね。
つまりそういうことです。
(決して犯罪・違反を助長をしているわけでは
 ないということをご了承ください。)


高齢者でも、要介護の人は別として、まだまだ自分の特技を生かして働ける人がいるかもしれません。

私の祖父も定年退職しましたが、
持ち前の英語スキルを使い、
現在も英会話教室の先生をしているそうです。
帰省したときに話をしますが、とても楽しそうですし、内容を詳しく教えてもらうこともあります。


なんでもパターンに嵌め込むということは
「いい人」だけに限らず、誰しもやりがちですが、
その都度考えるということは本当に大事ですね。


ちなみに、こういった考え方をするには
①突拍子もない結論を立てる
②その理由を考える

と言ったコツがあります。

例えば先ほどの赤信号だと、
①「赤信号でも渡っていい」
②「道路交通法の目的は交通の安全と秩序の維持
  だから、それが阻害されなければ問題ない。」
 など。


みんなと同じ方向を向かないということは、
クリエイティブな発想をもたらしてくれます。


◯ちょいワルになる

簡単に言うと、駆け引きをする、ということです。

いい人は考えずに鵜呑みにしたり、
あったことをそのまま正直に言います。
だって争うのが面倒だから。

しかし、少し工夫すれば自分が得するどころか、
win-winに持ち込むこともできます。

例えばこんな感じ。

あなたが、部長だとします。

部長「非常に悪い知らせがある。」
部下「(え、リストラ? それとも業績不振?)」
部長「社員旅行の行き先がハワイから熱海になった」
部下「なんだ、ビビったよ、そんなことか笑」


この場合だと、「非常に悪い知らせ」
という前置きがあることで、
いきなりバカ正直に結論をいう時に比べて、
社員旅行の行き先変更に関して
部下から文句を言い寄られるリスクは減ります。

このテクニックは、乱用してしまうとあの人は盛りグセがあるなと鬱陶しがられると思いますが、時にはこういった期待値からの下振れを演出するということで
言い寄られるリスクが減ります。

それどころかマイナスなことが起きているのに
損していないというプラスの感情を抱かせることが
でき、結果としてwin-winの関係になります。

人間って不思議ですね🤣


◯最後に

いかがだったでしょうか。
最後になりますが、
この本には上に挙げたようなことが
恋愛、お金、対話、人間関係、常識、再生産
と6つの章に分けて書かれています。

・人から嫌われるのが怖い
・つい愛想笑いをしてしまう
・一人でランチができない
・飲み会などの誘いを断れない
・異性に尽くすのが好き
という方は「いい人」すぎるのかもしれません。
そういった方にこの本はおすすめです。

私自身、この本を読んで1番に思ったことは
今まで人との衝突、摩擦を恐れていた
ということです。
これが無ければ本音で語り合えないのに。

これからは本音をぶつけて、時には喧嘩して、
自分らしさをもっと出して、多くの人と関わりたい。
そう思います。

今回はここまで!
読んでいただき、ありがとうございました😊

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