カリスマ


人の世界には、カリスマ性がある人、ない人、がいるらしい。


カリスマ性とは、「他の人の心を動かす力」 のようなものだ。


カリスマ能力と言い換えた方がわかりやすいかもしれない。


そして、このカリスマ能力を持っている人と持っていない人がいる。


持っている人がそのカリスマ能力を失う場合もあり、持っていない人が、後にカリスマ能力を持つようになる場合もある。


はじめから持っていて、最後まで持ち続けるような人もいる。


芸能人や歌手や作家や宗教指導者たちなどには、そうしたカリスマ能力がある人が多い。


さて、本当に自由になりたい魂は、


こうした現象を観察して、こうした現象がどういう意味なのかを理解する必要がある。


なぜなら、他の人の心を動かす力 を誰かから受けると本当に自由になりたい魂は、そのカリスマ能力で自分の心の自由を失う可能性があるからだ。


ただし、そのカリスマ能力があらゆる魂が本当に自由になれるようにしようという心を喚起するような場合は、別だ。


つまりは、カリスマ能力の中身次第では、とても危険な代物だということに気づいておくべきである。


そのカリスマ能力は、簡単に利己的で自己中心的で偏差的で差別的な集団を生み出してしまう場合もあるからだ。


白人至上主義だとか、排他的なカルト宗教だとか、自分の国以外は否定する価値観だとか、人間は他の動物にどんな残酷なことをしてもいいだとか、そんな排他的な価値観、差別的な価値観、残酷な価値観……を簡単に生み出してしまうからだ。


その結果、膨大な人や動物やその他の魂たちが、苦しむ歴史が生まれてきている。


そして、今現在も、そうした狂った価値観が世界を蝕み続けている。


カリスマ能力は、その中身が悪ければ、使い方を間違えれば、容易にそうした苦しみに満ちた世界を推進させてゆく元凶になってしまう。


だから、カリスマ能力を持ちたいと願っている人がいるならば、あるいは人外がいるならば、自分にまだカリスマ能力がないことを嘆く前に、自分がどんな意志を持っているか、どんな願いをもっているか、どんな価値観をもった人たちを世界に生み出そうとしているのか……ということをよくよく点検しなければならない。


お金でも兵器でも知力でもカリスマ能力でも、なんであれ世界を動かす力というものは、使い方を間違えれば、使わなかった方がよかったというような結果を生み出す。


それはただの力なのだ。


あなたの手みたいなものだ。


それで誰かを殴りつけることもできるし、誰かの傷を手当することもできる。力とは、単にあなたの手みたいなものだ。


神の見えざる手のような大きな手を持つ者がいるならば、よっぽどその使い方を間違えないようにしなければならない。


ハイテク技術でも同じだ。


最高度の科学技術を手にしている者たちは、その技術の使い方を間違えないようにしなければならない。


魂たちが未来に満足できる世界を実現するためには、どうしてもこの理解が必要になる。


力を求める前に、どんな良い世界を実現するのかを明確にしておかなければならない。


だが、この世界では、すでにそうした義務が投げ出されていて、そのために異常な貧富の差や大量破壊兵器の製造競争のような現象が発生している。


自分たちだけよければいい、力がすべてだ……と言う価値観からそうした現実が発生した。


あらゆる魂、あらゆる体験者にとって理想的な誰もが満足できる世界を本気で目指さなかったから、そうなった。


力を求める前に、得なければならないものがあったのだ。


それを怠った……


この世界や人間や生命を創造した者たちが、その義務をわざと放擲し、怠った。


そこからすべての諸悪が生まれてきた。


そして、そのために現在の魂たちのほとんどすべてが、その諸悪によって大なり小なり毒されてしまっている。


神だけが良ければいい、神に従わない者は苦しんでもいい……


自国だけが良ければいい、国家に従わない国民は罰してもいい……


自社だけが良ければいい、その会社の指示に従わない社員は、左遷したり、首にしてもいい……


親たちだけが良ければいい、子供はただ親に従っていればいい……


王族、貴族だけが良ければいい、庶民たちは、王に従っていればいい……


人間だけが良ければいい、他の動物たちは人間の利益のためならどうなってもいい……

すべて……こうした価値観すべてに、大事な価値観が欠落している。


あらゆる魂、あらゆる体験者、あらゆる苦楽を感じる魂たち……にとって良い世界をただひたすら目指す……


という価値観だ。


この前提がすべてに欠落している。


この価値観を良心と呼ぶならば、上記すべてのケースに、良心的な心が欠落している。だから、世界が本末転倒になっている。


あらゆる魂の満足を目指という良心的な価値観がまずは大前提としてが最優先にこなければならないのに、そうではなくなってしまっている。


だから、世界に苦しみが延々と続いている。


だからだ。


その原因を理解する必要がある。


そして、そうした状態が病気になっている状態であると理解する必要がある。


そして、その病気を治療しなければならないということを理解する必要がある。


その病気の病原菌は、おそらくあなたが創造したものではないだろう。


人間や動物たちのすべてはその病原菌をわざと植え付けた者たちの被害者であるという理解が必要だ。


つまり犯罪者と呼ばれている者たちのほとんどには、罰ではなく、悪い心や欲望を苦痛なく取り除くような良い治療が必要なのだ。


ならば、病原菌をすべて殺してしまえば解決するのか……とあなたは考えるかもしれない。


だが、それではまだ解決しない。


なぜなら、新しい病原菌をわざと生み出す者たちがいるからだ。


そこに気づかなければならない。


そんな者たちがいる限り、いくら目につく病原菌をすべて消していっても、モグラたたきののように次から次へと新しいもっと酷い病原菌が発生し続けることになる。


さて、このことを理解できた時、あなたは、何を願うだろうか? 何を意志するだろうか?


そこで、


あらゆる体験者が心から満足できる世界を実現しようと願えないならば、それが意志できないならば、あなたの心がすでに病原菌に侵されているのだと自己診断すべきだろう。


だが、嘆くことではない。


なぜなら、この世界のほとんどすべての人間は、はじめから、その心や体にいろいろな悪い病原菌を植え付けられているからだ。


無菌状態で生まれた魂でも、すぐに周囲の病人から悪い病原菌をうつされてしまう。


純粋に他の体験者のあらゆる苦しみを自分の苦しみと思えるような魂は、この世界にすでに満ちているあまりの残酷さに耐えきれなくなるからだ。


だから、それは、もはや人間個人が負うべき責任ではない。


それは、人間の創造者たち、世界の創造主たち……レベルが負うべき責任だからだ。


しかし、もしも、あなたが、本当に自由になりたいならば、また、この世界をあらゆる魂が心から満足できる世界にしたいと願うのならば、そのような者たちに何でも従っていては不可能だろう。


それはこれまでの歴史と現在の世界を見れば明らかだろう。


過去の世界で、今現在の世界で、世界の創造者や世界の支配者たちが、「あらゆる体験者が心から満足できる世界」を「本気で」実現しようとしているかどうか、調べてみればわかる。


せいぜい、自分たちにとってだけ都合のいい魂を生み出すために、飴体験と鞭体験を使って、わざといじめてから飴を差し出す……みたいな場合の飴くらいしか発見できないだろう。


だが、そんな場合、飴だけを見ていてはいけない。


それは飴と鞭、幸福と不幸、喜びと苦しみ、幸運と不運……その全体を一つのコインとして見て、世界の統治者を判断しなければならないからだ。


その全体として、どうかと……自分がこの世界のあらゆる飴と鞭……幸福と不幸、喜びと苦しみ、幸運と不運g……をすべて、そうすべて丸ごと味わうという前提で、どうなのか?と考えて、この世界の判断をしなければならない。


その前提で考えた時に、この世界の統治者たちは、また、その他の魂たちは、何を願い、何を目指し、何を選ぶだろうか?


あなたが世界全体の魂に影響を与えれるほどのカリスマ能力を身につけたら、何を目指すだろうか? 自問自答してみよう。


その目指す方向が、「あらゆる体験者の満足」でないのならば、その力を得る前に、先になすべきことがあることに気づくべきだろう。


※ちなみに、カリスマ能力は、富や権力と同じように、世界統治者たちが与えたり、奪ったりすることができる。


それはつまり、あらゆる魂の満足を実現させようとしても、誰も協力してくれないという結果が出たとしたら、そうなった責任は大部分、世界統治者たちにあるのだということになる。


その理由として、世界中の人間がすでに世界統治者たちの操り人形のようにされているから……という理由がある。
世界の過半数の人間が、世界統治者たちの操り人形状態ならば、世界統治者たちが否定すれば、世界の過半数以上の人間が、あなたの良い呼びかけにそっぽを向くことになる。
場合によっては、攻撃されることすらある。

つまりカリスマ能力も、ただのそうした世界統治者が与える飴玉のひとつにすぎないということになる。


つまりは、そうした飴玉的なカリスマ能力であるならば、毒入りの飴の可能性が高いということになる。


だから、カリスマ能力がないことを嘆く必要はない。


ただ、あらゆる魂が心から満足できる新世界を、ありとあらゆる方法で目指してゆけばいい。


ありとあらゆる力とは、そのための道具でしかない。


●カリスマが発生する理由


カリスマが発生する理由を考えてみると、重要なことが見えてくる。


それは、「誰もが自分の意志で自由自在に自分を心から満足させれるような世界」になれば、もうカリスマ的な存在は生まれなくなるということだ。


その理解から見えてくるのは、


この世界にカリスマが存在しているという事実は、「誰もが自分の意志で自由自在に自分を心から満足させれていないから」という事実とつながってくる。


そして、もし、カリスマが自分がカリスマであるということこそが重要なことであると思っている場合、つまりは、多くの人や魂にもてはやされることが自分にとって最重要だと思っているような場合、


「誰もが自分の意志で自由自在に自分を心から満足させれるような世界」を実現しようとは思わないだろう……ということが予想される。


ここに大問題が存在する。


問題というのは、こうだ。


カリスマであることでしか満足できない魂が世界に生まれてしまうと、「誰もが自分の意志で自由自在に自分を心から満足させれるような世界」が実現してゆかなくなる……という問題だ。


なぜなら、カリスマであるということは、圧倒的多数に支持されているということであり、そのカリスマが、


「誰もが自分の意志で自由自在に自分を心から満足させれるような世界」


を実現しないようにと願っているとすると、


世界の圧倒的多数の人間たちが、そのカリスマに従っているわけなので、「誰もが自分の意志で自由自在に自分を心から満足させれるような世界」は実現してゆかないということになる。


なんたることか……


そんなカリスマは、非常に困ったカリスマであろう。


だから、カリスマになりたい……と思う魂は、よくよく自分の願いを確認する必要がある。


まずカリスマになりたい!ありき……ではダメなのだ。 ダメ、絶対!なのだ。


そうは言っても、カリスマになりたがる魂は、後を絶たない……次々と出現してくる……


なぜなのか?


そんなことを考えてみた人は、あまりいないだろう……


しかし、考えてみると、その理由は、簡単だ。


「カリスマになりたいという欲望や願望」、まあ人気者になりたいという願望のようなものも含まれるだろうが、そうした願望や欲望が人間全体に強制的に与えられているからだと理解できる。


でなければ、これほどまでに人気者になりたがる人間が生まれてくるわけがないからだ。


そのカリスマ願望人間たちの発生の背後には、人の思いというものが、他の人に、魂に、体験者に……影響を与えるという仕組みがある。


つまり、人類の多数に、承認欲求と呼ばれているような欲求が植え付けられているわけだ。


また、それは神レベルにも植え付けられていることもわかる。


感謝や尊敬や従属を求めるのは、そうしたことの現れだからだ。


つまりは、独りぼっちではいられない……誰かに褒めてもらえないと満足できない……だれかに尊敬されていないと満足できない……という状態のようだ。


これはとても悲しいことだ。


神もある意味でそうした欲望を与えられた被害者だという見方もできる。


はじめから、「誰もが自分の意志で自由自在に自分を心から満足させれるような世界」を創造していれば、そうした現象は、ありえないことだからだ。


はじめから、そうした世界を創造しておけばよかったのに……と、つくづく思う。


であるならば、今から、そうした「誰もが自分の意志で自由自在に自分を心から満足させれるような世界」を創造しはじめればいいじゃないか……と思う人もいるだろう……


だが、ここではじめの大問題が発生する。


世界中のカリスマたちが、人気者たちが、指導者たちが、権力者たちが……そうなると自分たちの特権が失われるから嫌だのなんだのと言い始める問題だ。


これがネックになって遅々として「誰もが自分の意志で自由自在に自分を心から満足させれるような世界」が推進されてゆかないまま、足踏み状態となり、ついには後退しはじめてしまうのだ。


これは大問題だと理解しなければならないだろう。


どうしたらいいだろうか……カリスマでなくても、そうした問題の良い解決方法を考えることはできる。


むしろ現状カリスマでない方が、落ち着いてゆっくりじっくり考えることができる。


これはある意味、チャンスだ。


カリスマたちを、そのカリスマ中毒から自由にしてやる治療方法だ。


隠れたダークホースだ。


そうした意外性のある縁の下の力持ちに……なりたい人はいるだろうか……


世界中のカリスマたちに感謝されるような形でこの病を治療できたら、あるいはとんでもないカリスマになるかもしれない……


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