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終わらない夢。わたしのファンタジー。

いつだってわたしは逃げ場を求めてた。

ここではないどこかへ行きたい。
そんなメランコリックな妄想を
いつも広げていた訳ではないけれど。

わたしは空の青さや広さ
白い雲、そしてお昼すぎのまどろみに
遠い世界を夢見ていた。
夜空はあまり好きではなかった。
街中じゃ、それほど星見えないからね。
花火は別。あとは、夏祭りの屋台とか。

わたしにとって景色は
ファンタジーへの入口。

ここではないどこかへの誘い。
わたしがリモートワークで
行き詰まってしまったことも
景色が影響しているかも。
家の中じゃファンタジーにならないもの。

やっと開けた日曜日。
なんだかそわそわ。わくわく。
私の中の冒険心がときめく。
どこかへでかけたい。
ここではないどこかへ。

日常でファンタジーを得るには
大きく二つの方法がある。
①意外な景色との出会い(見る幻想)
②普段着ない服にチャレンジ(着る幻想)

わたしは、主に①が好き。
だって②は時間がかかりすぎるもの。
それに……わたしには、無理だから。
なんどかトライして来たけれど
どうしても納得いかない、わたしの外側。
鏡に映るたびにため息した日々。
可愛くなりたかったな……わたし。

そんな気持ちに負けるくらいなら
わたしは冒険するの。ここではないどこかの
偶然が生み出したまだ見たことの無い景色を
この目に焼き付けるために。

ファンタジーはいつも画面の中。
現実の私にファンタジーなんか
訪れてはくれなかった。
だから塞ぎ込んでいたし
諦めかけていたの。

わたしのファンタジーは
もぅないのかもしれない。

でもね、そうじゃなかった。
ゲームがインターネットに繋がった。
ゲームの中が現実に飛び出した。
そこではわたしのなりたい自分になれる。
なりたい自分のまま、
ファンタジーのせかいは広がっていく。

わたしはいまもその世界から
ファンタジーをもらってる。
出会えたことのない景色は
いつもそこにあるわけではないけれど、
わたしの欲しかった景色はいつも
その傍に、近くの川に、青く澄んだ青空に
広がっていく。

冒険心を胸に、わたしはわたしの
ファンタジーを終わらせることはないの。

終わらない夢、
ファイナルファンタジー。
わたしの居場所。わたしの冒険。

わたしはわたしを着飾ることを辞めた。
わたしの中には無限のファンタジーがあるから。
そのわたしを迎えてくれるせかいがあるから。
わたしはわたしの可愛いを追い求める旅人。

冒険するのに、理由なんかない。
ただ歩くその先にあるものを
1つずつ拾い集めていこう。
集めた夢のカケラがあなたの冒険。

モンスターを倒し
お金を稼ぎ
強い武器を手に入れ
理想のマイホームを仲間と作る
戦いに疲れたら
その辺の原っぱに腰を下ろし
森をふきぬける風を感じて
海から香る潮風に誘われて
山々から降り注ぐ木々のゆらめきに揺られ
わたしはまた、1歩1歩と、
このファンタジーをつくるの。
それがわたし、
ムジカの冒険。
ムジカとゆかいな仲間たちの
何気ない日常と
ちょっとした寂しさと
ほんの少しの退屈と
一期一会の出会いと別れ
それらが織り成す
一遍の交響組曲、それが私が生きる
この世界の音楽なんだから!

MUSICAでした...♪*゚

冒険は誰かと一緒にするといい。
1人でする冒険はときに心の闇に取り憑かれる。
それは誰もが心に住まわせる「心の闇」。
その気持ちを消すんじゃなくて
大事にしまっておくの。
そうして見上げた大空には
たくさんの見知らぬ仲間たち。
無数のフライングマウントが浮かぶ
大きな大きな可能性の空が広がっている。

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