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レシピは最強のマーケティングコンテンツ

こんにちは。リョウリスのヒダカです。今日はメーカーや生産者の皆さんが「レシピ」を活用したコミュニケーション活動をすることの効果についてお話ししてみたいと思います。

「そんなもんすでにやってるわ!」という人も多いかなと思います。でも、その意義や効果についてしっかりと理解をして活用している人は意外と少ないのではないでしょうか?レシピ活用の効果をきちんと整理しておくだけで、飲食品におけるマーケティングの精度がもっと高まってきます。徹底的に使いこなしていきましょう!

食のコミュニケーションで「レシピ」を使うべき7つの理由

1.日本人はレシピが大好き

まずは日本の環境から。とにかく日本人はレシピが大好き。日本では昔から料理本や専門雑誌などが数多く出版されてきました。その後、クックパッドを中心としたレシピサイトが、近年では「料理動画」というジャンルが生まれたり、インスタグラムなどでは多くの人がこぞって自分のレシピをアップ、インスタグラマーや料理研究家のレシピを保存して活用するという新たな流れも生まれてきています。
そんな環境だからこそ、飲食品を取り扱っていてレシピをしっかりコミュニケーションに生かさないのは本当にもったいないのです。

2.「オリジナルのコンテンツ」になる

当たり前の話ですが、「自分で考えたレシピ」は「自分のもの」。つまり、自社オリジナルのコンテンツを無数に生み出すことができるのです。自社の商品や生産物の魅力を一番よく知っているのはもちろん皆さん。一番よく知っている皆さんだからこそ、その特長を生かしたレシピを生み出せるはずですし、それは多くの生活者にとってもありがたい情報になるはずです。

3.マーケティング活動における共通言語にできる

「マーケティング活動におけるKPIをどう設定していいかわからない」「流通の担当者にうまく営業できない」といった悩みを抱えている人も多くいるかなと思います。そんなときにもレシピが役立ちます。自分たちの商品・生産物を活用して開発したレシピは、使い方、おいしさがわかりやすく、シンプルにその魅力を伝えやすくなります。
またレシピをオウンドメディアやレシピサイトに公開することで、「どうやって多くの人に見てもらうか」をKPIに設定することができます。そしてそのデータは、生活者の生の反応として営業にも活用することができるのです。

4.さまざまな活動に「マルチユース」できる

レシピを開発した時、どのように使っていますか?多くは「Webサイトで紹介するため」「POPに載せるため」といったように、一つの目的のために作っているケースが多いのではないでしょうか?
しかし、それではもったいない。皆さんご存じの通りオウンドメディアだけでなくSNSやレシピサイトを活用してみたり、レシピ集を作ってみるなどの工夫もできます。一つのレシピを作ったら、徹底的に使える方法を考えましょう。レシピ活用のキーワードは「ワンコンテンツ・マルチユース」です。

5.レシピは「資産」になる

意外と知られていないけど、知っておいた方が絶対にいいのがここ。レシピを開発したら、必ず自社のWebサイトやSNS、レシピサイトに載せてみましょう。生活者の皆さんは商品名よりもレシピで検索する人が多く、流入対策としても効果的です。またレシピサイトは通常、「検索上位になるほど見られやすくなる」形になっています。つまり、レシピを置いておけば置くほど、見られやすくなるのです(もちろん、見られるようにするための工夫必要ですが、その方法はまた改めて)。
また最も大きい効果を発揮するのが、テレビや雑誌などでそのレシピが紹介された時。メディアで紹介された時にそのキーワードが話題になるのはレシピも同じ。たとえ自分たちが紹介されていなくても、検索した人が皆さんのレシピページに多く入ってくることもあるのです。そういった意味でも、「デジタル上の資産づくり」はとても重要なのです。

6.生活者とのつながりを生み出すことができる

最近のコミュニケーション活動のキーワードにこの「UGC(User Generated Contents)」があります。UGCとは、一般ユーザーによって作られたコンテンツの意味です。
UGCが多く作られるようになると「親近感を持ってもらえる」「客観的な評価が集まる」「ユーザーならではの視点で紹介してもらえる」といったメリットを受けることができます。レシピはこのUGCを生み出すのに最適なコンテンツ。どんどん「マネしてもらえる」レシピを紹介して、多くの方に試してもらいましょう。

7.ユーザーのニーズを把握することができる

「どんなレシピが見られやすいのか」というのは気になるところ。でも、意外とこれを重視せず、とりあえず雰囲気で作ってみたり、52週カレンダーのようなものに合わせて作ってみたり、もしかすると料理研究家の方に丸投げしているなんていうケースもあるかもしれません。
でもレシピを公開することで、どのようなレシピが見られやすいか、見られやすくするにはどんな工夫をすれば良いのかが見えてきます。どんどん公開し、改善していくことで、皆さんの商品の魅力をもっと多くの人に気づいてもらうことにつながるのです。


こういう時代だからこそ、「自宅で食事を作る」ことに対して多くの人がその必要性を感じています。食は楽しむもの。できるだけ多くの企業・生産者がその魅力をレシピを通して知ってもらう活動をして、生活者の豊かな食生活づくりをサポートしてくれたらなとおもっています。僕たちはそれを全力で支えます。

※僕たちは今月立ち上げたばかりの会社なので、まだWebサイトなどが整っていません。もし少しでも興味を持っていただけたらnoteの「クリエイターへのお問い合わせ」からメッセージいただけるとうれしいです(これからWebサイトやSNSなども整えていきます)

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