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FOX 38FACTORYインプレッション

7月11−12日に長野県富士見高原で開催された「ENS is YOURS!」で

FOXの2021モデルフロントサスペンション「38ファクトリー」を装着しRIDEしてきた。

装着車両はリム、クランクをRACEFACEのカーボンモデルにアップデートした内嶋のレースマシン MY2020 MONDRAKER SUPERFOXY R

タイヤはIRC TANKEN 29 2.6サイズ 空気圧は前後1.2kg


跨った感覚からハンドル位置を5mm下げ、前後サスペンションサグを適正値にセット。


駐車場での様子見時点でタイヤが地面へ張り付く感覚を覚えるほど新型カートリッジは良さそうだと感じ、そのままコースイン!

ENS富士見高原大会ではS1としておなじみのコースを走り出すと、フロント周り、ハンドリングの安定感を強く感じる。

36に対しハンドルの振られが軽減し、ハンドル操作や押さえ込みが減り、車体の前後バランスの真ん中に乗っていれば狙ったところにフロントタイヤが吸い込まれるように入っていく。

そして不用意な入り込みなどもなく姿勢の安定感を強く感じ、S1のパンクの名所となっているロックセクションも狙ったラインにまるで絨毯を敷いたように柔らかなタイヤと地面の接触感覚だ。

剛性アップの影響もあり、2日目のタイム計測が行われたC3コースのハイスピードコーナーはとても安心して走ることができた。

良いことばかり書いてしまったが、正直ネガティブ要素がは見当たらず、とにかくライディングが楽しくなったというのが率直な感想。

そして7月20日 富士見パノラマでもテスト走行し、その性能の高さを改めて実感。

やはり新型カートリッジは姿勢の安定化に大きく貢献しているようで、エンデューロバイクではあるが、安心してハイスピード区間や荒れたコースも走りに集中できる。

また、楕円形コラムや36から38へのサイズアップによる剛性増は、硬さを感じるのではなく、しっかりとした安心感と共にスムースなストロークにも貢献しているようだ。

バームtoバームのハイスピードセクションなど造成された新規コースでも、安心して走りを楽しむことができる。

これで重量増もほどんどなく、エンデューロのリエゾンも楽に登れるのだから、やはり最新機材の進化はライダーに幸福をもたらすものだと改めて感じるバイクに仕上がった。

取り扱い:マムアンドポップス

取り付け協力:BIKE SHOP玄武

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