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れ塾の最終日

第5期のれもんらいふデザイン塾が今日、終わった。

毎回、業界の第一線で活躍するクリエイターをゲスト講師に迎え、講義を開く。ぼくはお仕事として第4期から講義レポートを書かせていただいている。

才能の塊みたいな人が目の前で話した言葉を文字にしていくことは、ぼくにとってかけがえのない体験だ。「言葉」は人をつくる。ここで過ごした時間、そして、講師たちの言葉と向き合った時間が今のぼくをつくっている。仕事でうまくいったことのほとんどは、彼らの言葉通りに行動しただけだ。

そう、ここで話されたことを実際に形にしてみるだけで、人生は変わる。それは「姿勢」という意味において。生き方が変わるから、人生も変わる。そして、驚いたこともある。多くの人は、そこに「答え」があるのに、行動を起こさない。今しがた聞いたことを、形にしない。

失敗してもいいじゃないか。失敗することも行動しないことも立っている位置は同じだよ。「動かないこと」は「ずっと失敗していること」と一緒なんだよ。

ぼくがレポート記事に自分の名前を書くのは、自分の書いた文章に〝責任〟を持たせるため。それは田中泰延さんが言っていた通りのことを実際に真似しているだけ。

尊敬する人にたくさん会えた。魂が震える想いをたくさん味わった。

POOL inc.の小西さん、写真家のレスリー・キーさん、Numéro TOKYOの田中杏子さん、軍地彩弓さん、アートディレクターの佐藤可士和さん、秋山具義さん、えぐちりかさん、EXILEの小林直己さん、建築家の谷尻誠さん、キングコングの西野亮廣さん、SHOWROOMの前田裕二さん、俳優の水嶋ヒロさん、スペースコンポーザーの谷川じゅんじさん…

中には一緒にお仕事をさせていただいた人もいる。すばらしい出会いがあった。講師だけじゃなく、出会った塾生と一緒にお仕事をさせてもらったり。人は、人で、つながっていく。

それは全部、一人のアートディレクターの元に集まった人たち。

れもんらいふの千原徹也さんと出会えてよかった。千原さんの言葉を、文字にさせてもらえてよかった。ぼくの身体の大きな割合を、千原さんの言葉が埋めている。それは「同じことをやる」という意味じゃない。精神と思考は同じで、「違うことをやれ」という意味だから。だから、もっと大きくなれる気がする。

第6期は来年3月にはじまる。次は誰と出会えるのだろう。とても楽しみだ。



「ダイアログジャーニー」と題して、全国を巡り、さまざまなクリエイターをインタビューしています。その活動費に使用させていただきます。対話の魅力を発信するコンテンツとして還元いたします。ご支援、ありがとうございます。