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「人間」という芸術

コーヒーを飲みながら、ふと思いついた。

「人間」は芸術であり、「営み」は創作である。一人ひとり、ユニークで、かけがえなく、一つとして同じ個体はいない。大上段に構えて、ことばにするほどのことでもない。当然と言えば、当然の話だし、きっと今までにもたくさんの人が表現してきただろう。ただ、コーヒーを飲みながら思いつくには、相応しい軽やかさだ。後悔はない。

芸術とは、美を追求する技術や表現を指す。ここで重要なことは、「美しさ」の定義だ。何をもって美しいとするか。このことについて考える方法を“哲学”と呼ぶ。人生とは、自分なりの「美しさ」を見つける旅だ。それを表現したものが「人間」なのではないだろうか。

美しさを提示している人は、魅力的に映る。言うまでもなく、それは外見の話に限られたものではない。美しさは、かがやく。生活の営みを通して、人間は形成される。一つひとつの選択、その積み重ねによって、芸術は洗練されてゆく。

経済的な観点で言えば、レプリカよりも、オリジナルの方が価値がある。大量生産の仕組みで生まれたモノよりも、希少性が高く独創性の豊かなモノの方が価値がある。もしかすると“価値”を考えることは野暮なのかもしれない。ただ、同じ仕組みの中で形成されたものは、どうしても類似したモノになる。そのことは、覚えておいて損になることはない。

「人間」という芸術をかがやかせるために、いかに生きるのか。「営み」は、立派な創作である。コーヒーもそろそろ飲み終わる頃だ。また、ふとした思いつきで書いてみたい。

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