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#09 マイクリレーの真髄「テオくん誕生日ラップ」

「マイクリレー」ってご存知でしょうか。ラッパー複数人(だいたい5人以上、多い時は30人くらい)、4小節-8小節くらいのラップをして回していく。多くは自分の個性をアピールしたり、ワンテーマで繋いでいくスタイルが多いです

例えば、自分の曲の歌詞をサンプリングしたり、リスペクトする他のラッパーとのエピソードや曲の情報を入れたりとか。

日本語ラップのマイクリレー

日本語ラップヘッズ的には「証言」

てめぇ、目開いてよく見ろ!!!

当時のことはよく知らないのですが、YOU THE ROCK, Zeebra, Twigy, Dev largeって並びはとんでもないです。みんな若いし熱い!!

個人的には「この感じが好きになれるか」が、90年代日本語ラップにハマるかハマらないかの良い登竜門な気がします。トラック含めてこの頃のドープな感じと、キャッチーさが両立していますね。

最近だとレーベルSUMMIT「Theme Song」とか大好きですね。

自由な雰囲気がSUMMITらしい

最近「大豆田とわ子」BIMを知った人や、PUNPEEっておげんさんに出てたあの人か〜って人は是非聴いて欲しいです。

このシリーズも意欲的(正直曲は普通かなと思うけど)

Youtuberのマイクリレー

で、このマイクリレーの最新系としてすごく注目しているコンテンツがありまして。それが二人組YouTuber「スカイピース」が発表する、「誕生日ラップ」シリーズ。この2021年版が、7/23に発表されました。


「テオくんの誕生日を祝う」というワンテーマでラップを繋いでいきます。はじめは愛方のジンくんが内容説明、その後はスカイピースと交流のあるYouTuberを中心にマイクリレーが展開される。最後には、誰が参加するか聞かされていないテオくん本人のラップも入ります。

まさに、マイクリレーの真髄です。ラップをするYouTuber達の個性がでまくってるし、スカイピースへのリスペクトが全編で溢れています。

ラッパーではない人達から特に斬新なものが生まれていて、特にラストのウチら三姉妹とうあちゃんと、徳川家康こと加藤乃愛ちゃんのバースはぶっ飛びました。

これはシリーズ化されていて、ジンくんを祝うものもありますし、どれも豪華で面白いです。アッと驚く人が参加してたりするので、気軽な気持ちで見て欲しいですね。

2年前のねおちゃんのラップも本当カッコよくて驚いたな。

曲もコレが一番好きかな。

(追記 22/08/11)

ジャニーズのマイクリレー

SMAPの「FIVE RESPECT」や嵐の「La tormenta」みたいな、メンバーを順々に「他己紹介」していく曲群もマイクリレーですね。

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