シングルタスク型とマルチタスク型

最近の読書で「左ききのエレン」という漫画を読みました。
才能のなかった光一と、才能のあったエレン。「才能」という言葉に振り回されながら葛藤する2人とその周りの人々を描いた作品。
非常に面白かった。

作中、光一はタスクの捌き方で相当苦労する。
やがて、「自分はシングルタスク型だ」と落ち着いて、マルチタスク型の後輩と上手く仕事をやっていくところがあるのだが、そこで考えた。

「シングルタスク型とマルチタスク型って何?」

今日はこの考察について書いていこうと思う。

ではいってみましょう!


シングルタスクとマルチタスク

この表現は作中でもよく出てくるし、現実世界でも使う。

タスクはいろいろな使い方をされるが、ここでは「やるべき仕事」として定義する。

タスクを「やるべき仕事」とするなら、シングルタスクとは、「1つのやるべき仕事」でマルチタスクは「複数のやるべき仕事」になる。
例で説明すると。

「今マルチタスクでさぁ、忙しいんだよ」
っていう、なんか鼻に付くキャリア野郎が言いそうな言葉。

これは「請負っている仕事が複数あって、手がいっぱいだ」ってこと。

まぁそんな感じに使う。


シングルタスク“型”とマルチタスク“型”

型ってのは英語でいうとtype。
つまり「ナニナニな人」という感じに使われる。

シングル、マルチのそれぞれに型を付けると言うことは、シングル、マルチなひとってことになる。

シングルタスク型の人とマルチタスク型の人

シングルタスク型を既述の表現そのままにすると「1つのやるべき仕事な人」となる。
意味のわからない日本語。
意訳すると「1つの仕事に集中する人」ということだろう。
対して、マルチタスク型は、意訳すると「複数の仕事に集中する人」となるが、それは適切か?


マルチタスク型とは

人は能力云々の問題じゃなく、頭の構造的な、同時に複数のことを考えるのは難しい。
「複数の仕事に集中する」なんて、人にできるのか?

ちなみに、私はよくマルチタスク型と言われる。

じゃあ、私は「複数の仕事に集中しているか?」と言ったら、違う。
違うというか、少し語弊がある。

複数の仕事に“同時に”は集中していない。
そのときそのときで、一つのことに集中している。
ただ“切替”は速い。

さっきまでAの仕事をしていたのに、今はもうBをしている。
というのは、AをしているときにBも考えているんじゃなく、Aの頭からBの頭に切り替えるスピードが速いだけ。

Aを考えて、次の瞬間にはBを考えている、またその次はAに戻って、次はCみたいな。
ただただ、切替が速いだけ。

切替を早くするコツは、Aをしているときは、Aに集中するということ。
だらだらと他のことも考えていたら、結局全然仕事は進まなく、パンクする。
そうならないために、1つのことにきちんと集中することが大切。

つまり、シングルタスク型とマルチタスク型の違いは、仕事を、1つと複数とを捌けるわけじゃなくて、仕事の切替が出来るかどうかだろう。

勘違いしないで欲しいのは、シングルタスク型がだめだとか、マルチタスク型が優秀だとか、そんな話しはしてなくて、2つの違いってこういうことかな?と思っての考察。

シングルタスク型になりたい人も、マルチタスク型になりたい人も居ると思う。

そんな人は、それぞれの違いは切替の速さだから、それを意識して、マルチタスク型になりたいなら、切替を早く。
逆に、シングルタスク型に成りたければ、切替られない状況、一つしかできない状況を作れば良いと思う。

こんな感じの考察で本日は終了。
ありがとうございました!

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