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力を抜く - 「頑張って」と「Take it easy」の比較から学ぶ緊張と弛緩

留学を通してアメリカ文化から学んだ教訓の一つは、
"Take it easy" の文化かもしれません。

日本式で頑張ることも大切だと思いますが、
常に頑なに張り続けるのは大変です。

人との別れ際に、
「頑張ってね」と声をかける日本人と、
"Take it easy" (気楽にね) と言うアメリカ人は
真逆のように感じたのを今でも覚えています。

今日はお盆休みに緊張と弛緩について考えてみました。

緊張志向と弛緩志向

日本は昔から頑張っている状態が美徳だと、
思われてきたような気がします。

緊張して、張っている状態が理想的だったのかもしれません。

学校、部活動、スポーツ、企業でも、
頑張っていることや、根性論的なところが評価される文化があったように思います。

一方で、海外の人と仕事をしていると、
上手くリラックスしている文化にも遭遇します。

アメリカに留学をしていた時も、
世界から優秀な学生が集まっていましたが、
常に勉強をしているという感じではなく、
ちゃんと抜いていました。

私の同僚のアメリカ人もギリシア人もノルウェー人も、
毎日の生活の中で集中するところは集中して、
抜くところは抜いているように思います。

2週間ぐらいバケーションを取って、
ヨーロッパにリラックスしに行く姿は学ばされます。
(コロナ前ですが)

私がお世話になった松本青也先生の『日米文化の特質』でも、緊張志向・弛緩志向について文化比較の観点から、例を挙げてご紹介されています。

ゴルフからの学び

私はゴルフはまだまだ修行が足りていなくて、
子どもたちが生まれてからほぼ練習できてない状態です。

ゴルフは本当に奥深く、遠くに飛ばそうと力が入ると、
地面を掘ります。

悔しくなって、ムキなればなるほど、
ボールの上を叩きます。

良い結果を出そうと思った時こそ、

力を抜いて、適度にリラックスをする

ゴルフからの大切な学びです。

最後に

以前に私の父からの教えで「伸び切ったゴムは切れやすい」というお話を書かせていただきました。

一生懸命やることも大切だと思いますが、
緊張状態だけではなくて、弛緩とのバランスを取れると良いかもしれません。

ちなみに、タイ語ではTake it easy は「サバーイ」だそうです。

今日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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