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世界のkindergarten56

2020/08/24
こどもの居場所を創る建築家。
mission
「世界中から保育園・幼稚園を選べる世界に」
0歳から5歳のこどもには体験・体感は教えることができない。をモットーに日々活動。又、教育者として、京都建築大学校の非常勤講師としても活動中。

今週も世界の幼稚園建築物への散歩。
本日紹介するのは、ギリシャにある幼稚園(kindergarten)です。

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木造で1つ1つの教室をお家のように考えら、それらを1つの建物に計画された幼稚園です。

こどもたちの遊びとなる空間をどのように手がけるか。
1つ1つの建物を合体。
そんな言葉が似合う幼稚園です。
なので、園庭で鬼ごっこに最適な、たくさんの死角となる場所が生まれています。

上から見るとよくわかるのですが、
三角の屋根がある箇所が教室です。
四角い箱があるところは、廊下であったり必要な部屋を設けたスペースです。

三角屋根の建物に合わせたパーゴラ。
白地に木の色みも柔らかい雰囲気を出しています。
白のみでもいいのですが、敢えてパーゴラのように木を持ってくる事で
視覚情報として、柔らかい印象を与えています。
また、青々と生い茂った芝生ですよね。
その芝生はまっすぐ平坦でありません。
起伏を設け、身体に訴える園庭となっています。
なぜ起伏を設けた方がいいのか。

考えたことはありますか。

起伏。
いわゆる、登ったり、下ったりできる事が0歳から5歳には必要です。
なぜなら、その時に体のバランスも感覚で養う時期だからですよね。

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人間も生物と同じです。
生きるために、立たないといけない。
立つ事が出来れば、歩けるように。
と生きるための本能で上記の行動が生まれます。

私たちが歩け歩けるように。
または、立てるようにアドバイスしますか。

しないですよね。

こどもたちも生きるために必死に1日1日成長していこうと行動しています。
なので、それを助ける役目として環境の構築と人という2つの役割がこどもたちの人生観を育てる。生きる力の根源になったりします。

視覚情報に訴えることも、身体感覚に訴えることもこどもにダイレクトに感じてもらえる事が重要ですよね。

毎回同じこと書いておりますが、視覚情報が大事ですよ!!
ということをこれからも伝えていきます。

「こどもたちの興味関心を引くには、視覚情報が1番です。
なので、空間もそうですが、質感、表現力がこどもたちに取って一番の有益な情報になります。
興味を持ち、それから触覚や感覚・舐めるといった行動につながります。」

まだまだ世界には日本では感じることができない建物がたくさんあります。
これからも、参考にしてもらえるような建築物を発見していきます。

よろしければフォローをお願いします。

また、建築家としても活動しておりますので
簡単なご相談がありましたら、お申し付けいただければと思っています。

参考ページ
https://www.archdaily.com/881261/public-nursery-in-glyfada-klab-architecture?ad_medium=widget&ad_name=category-kindergarten-article-show


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