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「人間」でいることを選ばれた私達。

note94日目。

ちょうど1週間前頃、日食なつこさんを紹介した。

ここで、「ヒューマン」の曲で振り付けをしたという話をしたのだが、今日はその作品を公開しようと思う。

作品タイトルは曲と同じ。
この作品は、ヒューマンの歌詞を元に振り付けた作品。
編集で2番は消えているが。歌詞は以下のような感じ。

何千万もの生物種の中で ただひとり言葉を持つ
何千万もの生物種の中で 誰よりも高い知恵
僕らの名前は人間です

何回言っても伝わらないで 使いこなせもしない言葉の爪
手入れもせずに振りかざして つけた傷跡を消す薬はない

他のやつらは蝶や魚や鳥になって
身軽に生きることに成功してるのに
どうして俺だけを人間にしたんだい?
1つの正義さえ続かないよ

神秘なる心を類まれに手にして
操るつもりが踊らされ
息切れの命はそれでも死ねない
三角の頂点にて虫の息のヒューマン

痛い思いはしたくないし探り合いも疲れた
ねえこれどうやって脱ぐの そろそろ終わりにします

どうしたって教えないよ もう脱いでいいのかい
涙目はまだ何か探してるよ

神秘なる心を類まれに手にした
さあ 光らすための鐘を鳴らせ
恨んでも憎んでもフィナーレじゃ笑ってる
三角の頂点のそれが強さだヒューマン

きっとこいつならば 人を割り当てても
生き抜いてくれると神様は
悩みに抜いた揚句に僕らを選んだ
だから 今まで生き延びてきただろう

振付自体も、歌詞から連想したイメージを元に行っている。
全体的には、「人間に生まれ、言葉や心を唯一もっている割には使いこなすこともできない、悩み多い存在でいる苦しみとの戦い」といったところか。

三角の頂点にいるはずの「人間」なのに、他の生物はもっと身軽に生きていることへ憧れてしまう感じとか、人間でいることに疲れてしまう感じとかを作品中に出そうと思って振り付けをした。

でも最後は、人間の強さに気づき、神様はこいつなら人間をやっていけると、人間でいさせることを選んだんだから、今まで生きてこれたんだろうと気づいて、自信をもって生きていく。

最初に舞台に入ってくる時と、最後舞台からはけていくときの歩き方が違って見えたら嬉しい。
最初は少し気だるそうに、最後はスッキリとして毒が抜けた感じ。

この作品は、元々ダンスの授業の課題として振り付けた作品だったのだが、評判がよかったのでやどかり祭という、筑波大学の5月ごろに行われる新入生主体のお祭りにて再演させていただいた。

こんな感じで、自分の作った作品をどんどん公開していきたいと思う。
それが自己紹介にもなるだろうし。
作品を見てもらうのが一番の自己紹介になるんじゃないかな。

また、後日他の作品を公開していきたいと思う!

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