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笑顔が笑顔を連れてくる/ 赤山コラム No14

いつも《湧く湧くマガジン》をお読みいただき、ありがとうございます。


大会や帯同が続くこの季節

ありがたいことに選手のそばで一喜一憂をともにすることができている。


だれしもが最高の笑顔で終えたいと思い

できる限りの準備をして

本番を迎えていると思う。


でも多くの選手は笑顔で終えることが出来ず

そしてそういった舞台を笑顔で過ごすことも出来ていない。


どうしても勝ちたい

絶対に負けてはならない

色々なプレッシャーや気負いが

気づけば笑顔をどこかに追いやってしまう。


こわばった顔や

緊張のあまり引きつった顔では


動きもぎこちなくなってしまう。


何かをしなければならないという思いは

時として勝ちたいという思いすら

自分の背中に背負った重荷として

自分自身の動きの足かせになってしまう。


これまでの現場で沢山の競技やカテゴリーの試合に帯同し

選手のパフォーマンスをみていると


笑顔なく最高のパフォーマンスを発揮することは

不可能ではないが、かなり難易度が高くなる。


そしてそれは選手以外の周囲の存在も一緒だ。


劣勢の時に、このままではまずいと控え選手や

監督・コーチが険しい顔をしていては

なかなか挽回することは難しい。


心身相関の観点から考えても

険しい顔をしていては


感情も負の方向にひっぱられ

身体も緊張し

呼吸も浅くなる。


そのような状態ではいつも通りに

身体を動かしているつもりでも

ちょっとした誤差が生じてしまう。


もちろん高頻度に様々な判断を強いられる競技では

判断の遅れや選択肢の減少が発生する。


最近はメンタルコーチやメンタルトレーナーの指導などで

ピンチの局面でも笑顔でプレイする選手が増えてきたが

私もことあるごとに、選手たちの表情も

しっかりと準備ができるように伝えている。


例えば、きついトレーニングをしているときこそ

笑顔で実施する。


ピンチの局面でこそ、チームメイトが当事者に

笑顔でいれるように協力するなど。


そうするとどうだろう。


その笑顔が伸び伸びとしたパフォーマンスに繋がり

勝利すると最高の笑顔へと繋がる。

勝利するから優勝するから笑えるのではなく


笑っているから勝利し笑顔がやってくる。


私自身は常にこのように考え

選手たちへも伝えている。


しかしこれは当日急にはできない。


だれでも想定外の事態や

自分にとってピンチの局面では

顔からやばいと発信してしまう。


これは以前にもよく似た表現をしているが


先日の空手道のサポートでも

準決勝まで不調だった主将が

チーメメイトからのサポートもあり

決勝では作り笑顔でも終盤の緊張感あふれる場面で

顔から笑みがこぼれていた。


そしてその先に、最高の笑顔と

くしゃくしゃになって流れた悔し涙が瞳から溢れた。


もしこれを読んでいる方も


最高の笑顔を期待するなら自分の笑顔で

その笑顔を迎え入れる準備をしてもらいたい。


きっと結果はついてくるはず。

まさしく

“笑う角には福来たる。”

です。


さあ、明日も口角を上げていこう。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。

人生にワクワクを

赤山僚輔


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想定外理論。
この未完成で不完全な理論と共に日々の習慣に変調をもたらし、それぞれの解釈による行住坐臥の実践日々のワクワクに繋がるように、そして自分の中から何かが湧く楽しみに枠組みを外しながら湧く湧くしていきましょう!!!
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