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Cocco「強く儚い者たち」は寂しい寂しい人魚姫の歌。

同じ物事を見て、聞いて、意見を交わす。
すると僕らは気がつく。
「そもそもそこに同じものはあったのだろうか?」と。


そこに人魚姫はいらっしゃいますか?

はい、久々にこんな感じの入りでスタートです。
どうもこんばんは、りょーさけです。

本日私の仕事場は室内温度30度を突破したそうです。
私はもはや煮豚と区別が付きません。
街で見かけたら醤油をかけてあげてください。

ということで、本日はJ-POPの歌詞を見ていこうと思います。
本当は曲自体も評価できればいいのですが、今のところ無理なので歌詞のみにします。(←今「亀田音楽専門学校」の録画を見て勉強中です。)

では、始めます。

※※※

今日歌詞を見ていくのはCoccoさんの「強く儚い者たち」という曲ですね。
1998年の歌。いやあもう20年前ですか。僕8歳ですね。ちょうど転校して緊張で死にそうになってた頃じゃん。ほー。

じゃ、実際に見てみましょう。

愛する人を守るため
大切なもの築くため
海へ出たのね
嵐の中で戦って
突風の中生きのびて
ここへ来たのね

この港はいい所よ
朝陽がきれいなの
住み着く人もいるのよ
ゆっくり休みなさい
疲れた羽根を癒すの

だけど飛魚のアーチをくぐって
宝島が見えるころ
何も失わずに
同じでいられると思う?

人は弱いものよ
とても弱いものよ

愛する人の未来など
遠い目のまま言わないで
声が聞こえる?
私の部屋へいらっしゃい
甘いお菓子をあげましょう
抱いてあげましょう

固い誓い交わしたのね
そんなの知ってるわ
"あんなに愛し合った"と
何度も確かめ合い
信じて島を出たのね

だけど飛魚のアーチをくぐって
宝島についた頃
あなたのお姫様は
誰かと腰を振ってるわ

人は強いものよ
とても強いものよ

そうよ飛魚のアーチをくぐって
宝島が見えるころ
何も失わずに
同じでいられると思う?

きっと飛魚のアーチをくぐって
宝島についた頃
あなたのお姫様は
誰かと腰を振ってるわ

人は強いものよ そして儚いもの

Cocco 「強く儚い者たち」から歌詞すべて引用

いくつかネットの歌詞サイトをみたので間違いないかと思うのですが、もし間違いがあったら教えていただけると助かりますです。

https://open.spotify.com/track/1vUsWxkJB3FDyCk5TJse7W?si=PGv96lM-QYi7w0uGPF6ChQ

↑曲はこちら。Spotify。

で、皆様どうでしょう。こちらの歌詞。

今日たまたまTwitterにこの曲をシェアしたのですが、リプライに「切なくて苦しくなる」という感想をいただきました。

や~切ないですよね。なんか壮絶だし。

メロディも歌詞も甘くキラキラしていて美しいのに、その中にはっとさせられるような文句が並んでいて「うひゃー!」みたいなね。で、

誰もが目を引かれるのが2番サビでしょうね。
これは疑えない。(よね?)

「宝島についた頃 あなたのお姫様は誰かと腰を振ってるわ」か。

ここら辺でドキッとしたりゾクッとしたりする人が多そうです。
ふと街中でこの曲が浮かんできて、個々の思い出と照らし合わせて晴天の中目頭をちょちょっと押さえちゃう人もいるのではなかろうか。

なんだろうな。どういう風に思うのかな。

例えば「なにかに一生懸命になってるうちに恋人の心が離れてしまった」とか?
はたまた「旅先で浮気したらそういう時は相手もしてるもんだよ」とか?

上記のような解釈をしているパートナーにある日この曲を聴かせられた、とかは考えたくないですね笑

ははは。

そういう解釈が数多ある中で、りょーさけが取る解釈は次のものです。

「これ、ある港に住みついてるモテない人魚かなにかが歌ってるんじゃない?」

はいコレです。
ブーイング、結構。
「はあ?」という顔、結構。

だってそういう風に感じるんだもん。

…はい、失礼しました。それでは記事にならないので、一応「なんでそういうことになるの?」という点を、なるべく伝わるように書き記していきたく存じます。

あんまりガチガチの証明とかじゃないからフィーリング重視でみてくださいな。ポイントを3点述べますね。あと、便宜的にこの歌詞の内容を説いているのを「人魚」と名付け、口説かれているやつを「まさお」と名付けます。意義は認めます。コメントにどうぞ。

○ポイント1「多分この人魚モテてない」

2番サビの歌詞の衝撃があるから「なんかこの人かなり恋愛対象をちょろまかしてる感あるな」ともなるのですが、多分この人魚モテてないですね。

まず、散々誘うんだか口説くんだかしてるけど、全然まさおはなびいてる感じがない。2番ではまさおに「オレ、愛する人との未来があるんだ…声が聞こえるんだ…。」とか言われてる。


次に、他にも相手がいるならぽっと出のまさおにこんなに執着する必要はないと思う。だからモテてない。


最後に、大サビの歌詞前が必死過ぎる。1番2番のサビ前は「だけど」をつけてかなり強意にしてるけど、大サビでは「そうよ」「きっと」と変わって自分に自らの願望を言い聞かせているような雰囲気になっている。

と考えると、2番のサビも(1番の「ころ」を「頃」と漢字にして、より強固に衝撃的な告白をしているように見せてるけど)超強がりとハッタリで相手を丸め込もうとしているのではないかな、と思えてくる。

以上から、これはまさおが抗えない人間関係の原理(言い過ぎか)を人魚に繰り出されて圧倒される歌ではなく、むしろ人魚のほうが今にも去りそうなまさおを必死に引き止めている歌なのではないかな、という考えに至るわけです。

(まさおが「儚く去りそう」なのは疲れた「羽根」を休める、という表現から汲み取れるのではないかと思います。スタコラサッサと去るより羽根のほうがフワッといきなり去りそう。)

○ポイント2「人間を越えた執念を感じる」

そんなこんなでまさお口説きに必死なこの方ですが、やり口が周到かつ強烈です。1番サビラストで「人は弱いものよ とても弱いものよ」と言ってまさおの動揺を誘って、2番サビラストでは「人は強いものよ とても強いものよ」と(インパクトの強い誘惑文句を言った直後に)まさおに言って聞かせている。

「人間ってまあそんなものだけど、あなたはそんなことでは折れないよね?(で、私のもとへ来るよね?)」

とでも言いたげです。

「人魚」という人間を越えたものを意識してしまうのもこの「人は…ものよ」という悟った風な物言いがあるからなんだよなあ。

まあ、それでもポイント1で言ったようにまさおはなびかないんですけどね。

だからこそ、寂しいんですけど。

○ポイント3「『魔女』でもいいんだけど『人魚』になった訳」

人間を超越したものだったら魔女なんかでもいいんですけど、人魚になったのは「港」「飛魚」「宝島」という言葉があったからですね。

あと強いて言うなら「土地に縛られている」感があったから。
これは主観すぎるので根拠は直感だけですが魔女はより人魚のほうが土地に縛られている感があると思うのです。少なくとも「水場に近くて人間がいるところ」じゃないと誘惑できないと思うので。まさおみたいな奴を。

…はい、以上ポイントを3つみてきました。

私の観点から言うと、この人魚は相当に寂しい方なのだなあという感じになります。相当にね。

旅人が来るたびにこんな甘言で導こうとしてるわけですね。なんというか、虚しくも甘い快楽に誘ってますよね。

旅して疲れてるでしょうになびかないまさおはすげえな…。

こうやって時を重ねてきて、またその先も重ねてゆくのでしょう。
で、きっと容姿は衰えずに千年生きたりするんだ…。

あ、魔女のイメージが入ってしまった笑

まあ、たまにはハマってあげてね、まさお。

本当に腰を振ってるまさおのパートナーも、いるかも知れないからね…。

※※※

はい、お遊びなので話半分に聞いてね笑

評判よかったら別の歌詞でもやります。

それでは、また。

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酒と2人のこども達に関心があります。酒文化に貢献するため、もしくはよりよい子育てのために使わせて頂きます。

愛してるって最近言わなくなったのは
7
詩や散文が好きです。復活しました。

コメント4件

最初歌詞見て???でしたが、めっちゃ納得しました!!!すごい!!!
嬉しいけどトンデモだから酒飲んで忘れてね(笑)
人魚だって解釈、素敵だと思う。この曲のイメージにも合ってる。

まさおが好きだけど、まさおと一緒になれないことはわかってる。でも、彼と話す中でその大事な人とまさおの想いは釣り合いが取れてない予感がする。だからといって、それを言ったとこでどうなることもない。私たちの関係は変わらない。人は、強く弱く儚い。まさおが真実を知っても、儚く折れてしまったとしても、生きていく他ないのだ。

僕はそんなイメージであります。
同じだと思われる曲と歌詞を見てぴぴぷる氏は受容の物語、りょーさけは悲愴の物語を感じている。

美しいものを見て「いいよね」と呟いたあと、その美しいものの違いを知れる。

これってたまらなく贅沢ですね。

あまり飛躍しすぎるとなんでも言えちゃうからしたくないのだけど、そういう受け止め方ができるといいな。いつでも。
文章に限らずね。

そんなふうに思いました。
本当にありがとう。
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