Kodak H35が欲しくてハーフカメラ調べてたら、なぜかOLYMPUS EE2に行き着いた話【前編】
こんにちは、りょんりょんです。
先日は台風が猛威を振るいましたね。私の家の周りでも川が見たことないくらい水位上がってて嫁が慌ててました。
今日は台風一過でカラッと晴れてるのでまた暑さが戻ってきそうな予感です。
さて、みなさんはハーフフレームカメラをご存知でしょうか。
ものすごく雑に説明すると、1枚の写真に2枚分写真を入れられるということです。雑過ぎて言ってる意味が分からんですね。
こんな感じです。1枚の中に2カット並べて出てくるので、通常の写真とはまた違った見え方がして楽しめます。
今回はハーフフレームカメラの説明をする回ではないので割愛しますが、気になった方はぜひ調べてみてください。
なぜこんな話をするかというとタイトルの通りです。最新のKodak Ektar H35というカメラが欲しくて真剣に調べていたら、いつの間にか手元にOLYMPUS PEN EE2というカメラが錬成されていたのです。不思議ですねぇ。
今日はなぜこのハーフフレームカメラを選ぶに至ったのか、そしてなぜ選ばないに至ったのかを前編・後編に分けてお話ししていこうと思います。
カメラの選び方を真剣に吟味するという点で参考になるところもあるかもしれませんのでぜひゆっくりとお読みください。
ハーフフレームカメラを買うきっかけ
①Kodak Ektar H35の発売と衝撃
先月Kodakから新しいハーフフレームカメラが発売されたんですよね。Kodak Ektar H35です。
以前からハーフフレームカメラが欲しいと思ってはいたものの手は出なかった私ですが、このカメラを見た瞬間に「可愛過ぎる!!ほしい!!」という衝動が突き抜けてしまいました。
というのも、そもそも昨今の値動きで言えばフィルムの価格は高騰しているんです。にも関わらずフィルムカメラを、しかもハーフフレームを出すというKodakの粋を感じましたね。リーズナブルで可愛いデザインなのもフィルムを使うハードルを下げようとしているのかなと感じます。いいですね。
残念ながら人気が高くて即完売になってしまったんですが、このカメラを手に入れたいという思いは日に日に増すばかりでした。
②父から譲り受けた期限切れフィルム
7月に実家に帰った際に、父が私に渡してきたものがありました。FUJIFILMのSUPERIA PREMIUM 400です。しかも3つ。
元々私の父も若い頃カメラにハマっていたのですが、その時に置いておいたものをたまたま見つけたらしいです。
お分かりですね。父が若い頃のものを置いていたわけですから、フィルムなんてとうの昔に期限が切れています。
その期限なんと20年前。逆によくぞこんななるまで置いておいたものです。
それを譲り受けたので、まあもちろん「使いた過ぎる」となったことは言うまでもないでしょう。
なぜKodak H35にしなかったのか
上記2点の後押しもあり、ようやく念願叶って手に入れたハーフフレームカメラがこちらです。
OLYMPUS PEN EE2です。
違うやん。 H35と違うやん。Kodakですらないやん。
至る所からツッコミが飛んできそうですが、Kodak H35にしなかったことにはもちろん理由がありますのでお話ししていこうと思います。
①シャッタースピードと絞りの問題
Kodak H35が売り切れになって全然手に入らない間、指を咥えてボケーっとしていたわけではありません。
私はカメラを買う時は吟味に吟味を重ねるタイプなのですが、H35を本当に買ってもいいのかなと思ってスペックを調べていました。
そこで気になったスペックがシャッタースピードと絞り値です。
私の普段使いは晴れの日のスナップですが、このSSとF値だと白飛び大丈夫かなぁって気になりました。
確かにデータ化したものを取り込んでレタッチすればある程度戻ってくるのもあると思います。
実際調べたレビューブログを見ると(業務用100使用)、明るめでいい感じに写っていて、飛んでいるものもレタッチで戻ってきてる作例もありました。これ見て「まあいいかもな・・・」って納得してポチっちゃいそうでした。
ただ私が使いたいのは先程も言いましたが「父から譲り受けたFUJIFILMのSUPERIA PREMIUM 400」なのです。ISO400です。私の中の長州力が「おまえ撮ってみな、飛ぶぞ」と警告してきています。
このSSとF値が一番ネックになってしまい、ちょっと別のカメラを探した方がいいかもしれないなと思い始めました。
②使えるフィルムの問題
先程の延長線上の話ですが、使えるフィルムが限られそう問題です。私が使いたいと思っている父から譲り受けたSUPERIA PREMIUM 400もそうですが、それ以外にもISOの高いフィルムは他にもたくさんあります。
この先さらにいろいろなフィルムを使う可能性を考慮すると、別のハーフフレームカメラがあるならH35にこだわらなくてもいいかなと考え直してきました。
正直見た目だけでもH35は欲しい
さて、H35を買わない理由を申し上げていきましたが、私の個人的な理由で買わないだけであって、H35自体はいいカメラだと思います。
SSとF値が決まっているので、難しいことを考えずにシャッターを切ることができます。写ルンですとほぼ同じ感じで撮れると思えば気軽に撮れるのは魅力なのではないでしょうか。
それがハーフフレームになっているので撮れる枚数も2倍です。36枚撮りなら72枚撮れるのでお得です。
何なら外装だけでいいから欲しいので、誰かうっかり壊してジャンクになってしまったら私に売ってください。
次回は「なぜOLYMPUS EE2を選んだのか」をお話ししていこうと思います。
それでは。