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アップサイクル(上向き循環)な暮らし

サステナブル、SDGs、持続可能な社会づくり…
最近のトレンドによく登場する「アップサイクル」=「上向き循環」ということばに少し聞きなれない気持ちを隠せない私です。

そんな今日この頃、朝風呂で読んでいた本で気づきがあったので、記録しておきたいと思う。

私の中で最近の課題(もともとだけど)は、「いかに穏やかで健康に生きるか」ということだったりする。というのも、アグレッシブにやりたいに挑戦すること、あるいはノンビリな生活の中に幸せを感じて生きること、どれもその人の人生のチョイスでそれは多種多様だけど、どれも「穏やかで健康な暮らし」があってこその「選択肢」だと思う。

私は最近心の状態がとても不健康で、生活が乱れて、自分なんてどうでもいいやと思って暮らしていた。この1年半は特に忙しさと気持ちの落ち込みが激しくて気分転換もできぬままずるずる生きていた。

仕事も生活も、やらなければならないことを後回しにしていたり、それを後回しにするから結果的に休みも仕事も気持ち的な区切りがなく生きていた。そうすると食べることや休むことに積極的になれなくなるもので、不思議。自分を粗末にするようになった。

適当に食べて、適当に働き、散らかっていて不快な部屋に帰って寝て、
お風呂も面倒になって入らず、歯も磨かずに朝を迎えて…自己嫌悪。

今は10月だけど、今年の7月に体調を崩して倒れるまではずっとそんな生活をしていた。そして気が付いた。
「自分の暮らしも、自分の生活と同じくらい大切に考えて良いんだ。」

昔からお菓子作りやパン焼きが好きだった。その時間を作っていいんだ。
ゆっくりお風呂に浸かる時間をとってもいいんだ。
清潔な部屋で暮らすために、片付けや掃除する時間をとってもいいんだ!

そんな当たり前のことに、ここにきて気が付いた。目からうろこが落ちた気持ちだった。仕事=お金をもらうから自分の暮らしをないがしろにして(苦しんで)努めなければいけないものなんだ!という思いこみがあった。

自分の暮らしを大切にしていいんだと思えたきっかけは、
虫歯・・・。そして厳しい先生。
歯を削るのをとても嫌がる人のいい歯医者さん。だからこそ定期メンテの時は機嫌がいいけど、ひどい虫歯にしてしまったら不機嫌。

私は1年半前までその歯医者に通っていたけれど、
引っ越しを機に歯医者にいっていなくて、この間ひどい虫歯になって
その歯医者さんに久々に駆け込んだ。先生のところは人気で月に一回しか予約が取れない。私は右上5番、右上7番、そして昔の虫歯の直したところ右下6番がおかしくて。それを順々に治療していく間、自宅でのブラッシングとケアが必要になる。歯が変だと感じることもあるし、体調が悪いとなおしたところに違和感があるときもしばしば。
私の生活習慣を監督しているのは、私がさんざんないがしろにした私自身の体と、私の歯だった。

そして、行くたびに先生におこれらて、しょんぼりしたけど。
本当は歯ってそれくらい大切なものだよなあとも実感した。

だから、自分の大切な体と心を大切にしてあげる時間は必要だし、確保したい。そのために、自分の時間、自分の体力、自分の注意力(pay attention) を使うことは人として生きることの一番大事な部分であり人生そのもの。

一日に35,000回決断している私たち。決断力も体力も、一日で使える分がそれぞれ100%としたら、仕事で使う決断力は今までは90%とかだったけれど、7月以降だんだんとこのご自愛トレーニングをし始めて今は仕事に60%くらいだ。

後の40%は自分の健康のこと、自分の将来のことに対する決断の時間。
●●が不調だから、今日はお灸をしようかな、足湯をしようかな、お野菜中心の献立にしようかな。とか、将来こんなことをしたいなそのために今日はこれを準備しよう。とか、ぼーっとしよう!と決断したりとか。

本当はもっともっとご自愛にエネルギーを使いたいなと思っている。
急激に太ってしまった体を少しずつ戻したいとかね。

虫歯になるということ、慢性的にカルシウム不足になると、体がカルシウムを歯や骨から吸収しようと作用しエナメル質の再石灰化が行われにくくなったり、歯周病になるリスクが高まるらしい。もちろん骨粗鬆症なども。

口内では常に、歯の再石灰化(唾液内のカルシウムが歯のエナメル質を修復すること)・脱灰(虫歯の原因菌が酸を吐き出し、エナメル質を溶かすこと)の両方が行われます。カルシウム不足によって再石灰化が妨げられると、再石灰化・脱灰のバランスが崩れ、虫歯リスクが高まります。

また、歯の再石灰化は初期虫歯を修復する作用も担います。歯の再石灰化に支障があると初期虫歯を修復するチャンスを失い、重症化する可能性も否めません。

体は丈夫に生んでもらったから、あまり体のことで不調をかかえることがないまま30歳になってしまったけど、このタイミングで「体と心をいたわること」を覚えることができたのは結構大きいと思う。

仕事に100のエネルギーではなくて、心と体の健康を思いやる時間が自分には必要で、心の不調と食べているモノの関係も今回実感した。
ファストフードやスナック菓子、小麦、炭水化物ばかりをバランス悪く食べていると「しにたい」と思うことが多い。
一方で、お米、生野菜や豆腐、みそ、お米、ニンジン、さつまいもなどを食べているときは、「たのしい」という気持ちで生活していることが多かった。

もちろん
心の乱れ=体の乱れ=生活の乱れ でこれがダウンサイクル、つまりは下向きの循環の中にあることは事実だ。だからこそ、これを、
心の健康=体の健康=生活の安定(体と心が欲するものを楽しく食べる)(清潔なお布団で寝る)(歯を磨く)(清潔な空間で暮らす)ことのアップサイクルも存在するんじゃないかと最近感じ始めている。

そして、そのアップサイクルには、
・毎日の皿あらい
・洗濯
・脱ぎ捨てた服をかごや洗濯機に入れる
・床の掃除機をかける
・本棚の本を整理する
・シーツやまくらカバーを定期的に交換する
・風呂場の床を磨く
・ごみ捨てをする
といった、ちょっとめんどくさいなっという家事が付いて回る。

ずっと前から、家事は「1を0に戻す作業の繰り返し」だと思っていたけれどそのタスクをもっと広い視野でみると、「平穏な生活と健康な暮らし」というアップサイクルの中にある一つの手順だったことに気が付いた。

今朝も、ごみがたまってきていてゴミ出しが面倒だった。
でも、ごみを出したらすっきりした(ゴミ袋4袋分)。
今朝、5時半に目が覚めて、昨日の食器を洗った。そしてお風呂上りにシンクを見たら綺麗で、それがとても嬉しかった。

そういう小さなことの積み重ねが、心と体の健康を生み出すんだなと思うっている。

逆に、昨日畑に行きたかったのに、寒くていかなかったけれど、今朝は雨で畑に行けず、いけないこと、先延ばしにしていることはずっと私の心の中でもやもやと残っている。

だから、ちょっと面倒でも「いずれしなきゃいけないこと」はさっさとしてしまった方がいやな気持でいる時間が少なくて済むわけだ。
なんということだろう・・・・。すごいことに気が付いてしまった・・・。という発見があった。

いつも通り長くだらだらと書いてしまったけれど、

自分をアップサイクル(上昇気流な循環)のなかに乗せてあげること

が大切だと気が付いたというお話で、
心の健康=体の健康=暮らしを作ることはとても密接に関係している。

仕事と生活とどっちも同じくらい大切なことなんだってこと。
食べれること、当たり前に笑えることってめっちゃ有難いことで
貴重なことなんだってことを歯が痛くなって実感した。

サステナブルだとか言いながら、自分自身が全然持続可能じゃない人、多いんじゃないかな。と思ったりしているので、みんなもっと自分を大事にしてね。と思う。以上。