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11月Ryo室空間実施報告〜常 瑠里子さんと考える”自分らしい生き方”〜

このnoteでは、この9月まで[Ryo室ブログ]で行っていた主催イベント【Ryo室空間】の実施報告を、初めてこの場でTryするものです。

毎月1回、多彩なゲストを招いて対話の場を創ってきたRyo室空間。

「僕の部屋からあなたの部屋へ、自身の価値観がちょっとだけ豊かになるような良質な時間を届けたい」

それが、1人ひとりの”障害を忘れられる瞬間”を創り出すことにつながる。

そう信じて続けてきたんだけど、もともとは

「経験を語ることで誰かを元気にしたいと願い、その機会を探している人たちに、この場を通じて挑戦のきっかけ、チャンスを与えたい!」

という想いからスタートしているから、今回の申し出はTry chance発足当初から僕が目指してきた本当に理想的な形なのです。

でもまさか、登壇を依頼したゲスト(現チームメンバー)から更なるゲストの推薦を受けるとは思いませんでした。何よりこの空間を信頼し、ご自身が出会った大切なご友人をRyo室に紹介してくれたことが、何より嬉しい出来事でした。

(*この記事の中盤、このイベント実施の原動力となった当人による証言で、その詳細が明らかになります!)

るりさんとのつながりと、それぞれの役割

今月のゲストは、エデュケーターとして国内外に活躍の場を広げる常 瑠里子(※あだ名はるり)さん。周囲に何と言われようとも誰よりも自分の可能性を信じ、目標を定めて突き進む姿は感服するばかりです。

距離の壁を乗り越えて同じ場を共有できるのは、もちろんオンラインのおかげなのですが、前述したようにTry chanceが主催するRyo室空間は、僕と同じように「自分の経験を語ることで誰かを元気にしたいと願い、その場を探している人たちにその場を提供したい」という想いに端を発しています。

ではなぜ、東京に住む僕がそれまで1度も面識がなかったるりさんと繋がることができたのか。それは1年前のイベントゲストであり、ディスカッションサポーターとして当団体の仲間入りを果たしたゆうりさんからの強い推薦があったからに他なりません。

そこで今回はゆうりさんにモデレーター(※るりさんとの対話者役)を依頼することに決め、僕はファシリテーターとして全体進行に徹することにしました。

これにてRyo室初の三者対談の開催が決定!【ゲスト】【モデレーター】【ファシリテーター】という最強タッグが完成したのです。

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その他、開催までの詳しい経緯と3人の関係性などについては、ゆうりさんが綴ったこちらの記事をご覧ください↓

モデレーターとしての学びに溢れた素敵な記事です!


違和感と熱意の狭間で・・・

「幅広く活躍するるりさんに、何を語ってもらおうか」

「このイベントを通して、皆さんに何を届けたいか」

3人で悩みに悩みましたが、最終的にテーマを”教育”に絞りました。

これが私たちにとっての共通点であり、欠かせないものだから。

だから、学校風に言えば3者対談ではなく"3者面談"(笑)

そして今回の僕の立ち位置は、先生と生徒の面談を少し離れた位置からそっと見守る父親のような、そんな気分。

(実際に父親をやったことないから、知らんけどw)

3人で話していたのは「特別支援教育って確かに必要だけど、ちょっと視野が狭い気がするよね」という実感。

そして「そこに通っている子どもたちだけじゃなくて、本来すべての子どもたちに必要なのに」という違和感。

それでも(私たちは)やっぱり教育が好き!


打ち合わせでのそんな感情から今回のテーマが生まれ、

『教育は受けるもの?』

という核心の問題提起へとつながりました。

だって、あなたもわたしも特別だから。

(※1年前にゆうりさんから授かった名言が蘇りました✨)


るりさんの話を通して、特に印象に残ったのは「先生が私の人生を保障してくれるわけじゃないから」という言葉。その響きのなんと力強いことか…!

この先の見えない時代に今も昔も誰よりも自分の可能性を信じ、未来をはっきり見据えていたのは、るりさんだったのではないか。

お話を聴けば聴くほど、そう感じずにはいられませんでした。

後半の参加者とのディスカッションでも、るりさんの「今の子どもたちに皆さんの”良かった教育”をシェアしたい(日々のヒントにしたい!)」という想いから、参加者の皆さんへ【印象に残っている授業、先生、思い出は?】という事前アンケートを実施しました。

・参加者の皆さんからは、「当時は恨んでいたくらい苦手だった先生の親心に、卒業してから気付いた」

・「小学生の頃、『緑』という字を誤って木偏で書いた時に母親が理由を聞いてくれて嬉しかった。『木は緑だから木偏で書いた』と言ったら『凄いね!』と言って、家に来たお客さんに自慢してくれたこと」が印象に残っている。

・『あなたはあなたのままでいい。そのままでいい』という言葉に救われた。


などなど、それぞれの温かな体験がじんわりと交わりました。


今回のイベントを通して私たち3人が1番伝えたかった、るりさんの想い。

それは、

教育は選べる。自分の人生は自分で選択していい。

ということ。

この空間を通して、何よりるりさんとゆうりさんの対話を通じて、そんな想いが希望の灯として伝わっていれば幸いです。


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ご参加の皆様ありがとうございました!

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長野 僚への講演依頼はこちら↓

イベントを重ねるうちに、だんだんと知っていただけることも増えました!


よろしければ書籍もご覧ください^^



いただいたサポートは全国の学校を巡る旅費や交通費、『Try chance!』として行っている参加型講演会イベント【Ryo室空間】に出演してくれたゲストさんへの謝礼として大切に使わせていただきます。