『一人になりたい男、話を聞いてほしい女』

文章としての繋がりはあまりないかもしれないです、メモ的な。



この本は、25年前に刊行された『ベストパートナーになるために 男は火星から、女は金星からやってきた』という本の現代バージョン。普遍的な本でもあるが、25年の時が経ち、今でも変わらない内容なのかを社会の変化と共に記した本。

恋愛関係だけでなく、身の回りの人間関係も豊かにする本であることは間違いない。

結局は男の人も女の人もそれぞれが男らしさ、女らしさのバランスを保つことが大事。最近、男らしい女性、女っぽい男性が増えて、両方仕事において家庭においても良い面もあるが悪影響を及ぼしている側面もある。

ひと昔前の世代(祖父母や親世代)では、男として女として役割を果たしていれば良い関係が気付けていた。しかし、女性の社会進出やそれに伴う男性の育児や家事の参入が浸透してきて役割も変わりつつある。
これがロールメイトからソウルメイトへの転換。
社会全体を見てもわかるように、人間は物質的な豊かさではなく心の満足を味わおうとしている。ロールメイトは相手に対しては、役割を果たしていれば満足を得られ、ソウルメイトは相手に、心の満足度を味わえる関係を求めている。反対に人生で経験する最大の心の痛みは、一番大切な人と愛を分かち合えないこと。


現在の社会でロールメイトを求めて手に入れたとしても、その役割を果たさなくなった時に情熱がなくなる。一時的な情熱。
生涯保てる情熱をもつソウルメイトに求めることは、自分らしさを表現する自由と心の支え。当然、ソウルメイトとの関係も無自覚なままでは作れない。
“自分に忠実になり、包容力のある愛を育み、過去の過ちを許し、うまくいかない自らの言動を修正し、パートナーの短所を受け入れ、何度も繰り返し心を開こうとする勇気をもつ”

愛情に溢れる充実した関係は、
1,パートナーではなく、自分の行動や気持ちを考える
2,パートナーに愛情を注ぐ。相手もそれに応えてくれるようになる。
3,お互いが満足度を高め、それまでより多くの愛情を与え合うようになる。
この段階が大事、要はgive and takeのgiveをどれだけ増やせるか。

1人1人それぞれが、内なる女らしさ男らしさのバランスを保ち、その上でその人らしさを表現した後得られる生き生きした感覚や情熱はソウルメイトの関係でしか得られない。


心の満足度を味わえる関係を気づきたい。
その大前提として、自分を深く理解し表現する事そしてバランスを保つ努力は忘れてはいけない。
私は人生で経験する最大の心の痛み、一番大切な人と愛を分かち合えないというのを親との関係で経験しているから、同じ痛みは味わいたくない。逆に言えば、その痛みがわかるから同じ痛みを味合わないように、修正する能力は少なからずついたし、その痛みを味わった人たちも救いたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?