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日記

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日記まとめ
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2021年9月の記事一覧

日記・300日と301日の狭間で

日記・300日と301日の狭間で

 今日でnoteに投稿し続けて連続300日目らしいです。人間って意外と急に倒れてその日はもうなにもできないってことにはならないんだなと思います。

 何本か書き溜めておいて書けない日にはそれを投稿する手もあるようなんですが、僕にはあまり合わないので(多分書かない日を作ってしまうと継続的に書けなくなってしまう)、毎日投稿する前に書くようにしています。

 300日ってキリがいいみたいで365日(=1

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日記・紹介したい本があります

 今日は日記で本の紹介をしたいと思っていました。島本理央さんの『リトル・バイ・リトル』です。

 でも今回紹介したいのは本編ではなく解説です。本編も5、6度は読み返しているのですが、解説に至ってはそれ以上に何度も何度も読み返しています。

 解説は原田宗典さん。小説家の林芙美子と宇野浩二のやりとりから始まる9ページに渡る解説です。読む度、救われ、苦しみ、しかし道筋がそこにあるような気持ちになります

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日記・ブックカフェでつかまえて

 昔、図書館で読んだ装丁が全て真っ赤な短編集があったことを思い出し、なんとなく調べてみると思ったより簡単に見つかった。

 『極上掌篇小説』という角川から出ていた本だった。表紙だけではなくページの側面も赤かった記憶がある。内容はほとんど忘れてしまった。もう新品はなく読むならば古本を探す他になさそうだ。

 本は1日におよそ200冊出版されているらしい。本の形をしたもの全てがそのカウントの条件に乗っ

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日記・パソコンを買い替えた

 パソコンを新しくして、初めて日記を書いている。古いパソコンもあったがそれこそ10年以上も昔のパソコンなので最近ではほとんど手を触れることもなかった。

 スマホだけでなくipadにキーボードを接続して書く日もあるので、気があまり乗らない時や出先から簡単に書く時はスマホから気軽に書いて、少し長めに書けそうな日はipadで書くようにして使い分けていた。

 スマホはスマホ用アプリ、ipadはipad

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日記・焦り

 友達の結婚が決まり新しい生活を始める姿を見て、自分も先に進まなければいけないと思うが、先に進むために解決しなければいけない問題が山になっていて思うように先が見えない。

 ただでさえいまの仕事をやめ別の仕事をしようと思っているのに人生を次の段階に進めようと思うのは順序が逆だと思う。

 いまの仕事を続けようと腹を括るべきか、あるいは別の仕事を見つけるために転職活動に力を入れるべきか、結局悩んでい

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日記・意図的に無駄にする、回復する

日記・意図的に無駄にする、回復する

 昨夜、日付が変わってもよく眠れずSNSの音声チャットで短歌を読み上げていたら午前2時になった。本を紹介するつもりで工藤玲音さんの『水中で口笛』のページをめくっていたら短歌を読みたくなった。

 声に出して読むと短歌のリズムが沁み入ってきて、不思議と短歌がさらに味わい深く感じられた。短歌を読み上げながらその感想を話してみたりした。

 そうやって夜更かしをしてしまい、今朝は午前8時に目が覚めたが、

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日記・長生きって本当にいいこと?

 あんまり長く生きていたくないなぁと常日頃思っていて、なんとなくそれを気軽に口にすることもできず、これって「長寿主義」ってやつなんじゃないかと思う。

 長生きするのって基本的にいいことだよね、と長寿を肯定するのが長寿主義で、早く死んでしまうとかわいそうだということになっている。それを長寿主義と僕が勝手に呼んでいる。この世には長寿主義が蔓延っていて、それはもう至る所で幅を利かせている。

 長生き

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日記・秋分の日にやる気を出すには

日記・秋分の日にやる気を出すには

 今日は友達のところの子どもが1歳になったので絵本を持っていった。言葉が必要なく紙質が面白いので興味を持ってくれたみたいだった。

 芥川龍之介の『杜子春』を読んだ。村上春樹の『ノルウェイの森』を第三章まで読み終えた。『短歌研究』の10月号を買い、工藤玲音の『水中で口笛』の評を読んだ。

 平日に囲まれた孤島のような休日で、今日こそは書かずに放置している小説を書き進めようと思ったがなんとなく小説を

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日記・なぜ文章を書くのか

 文章なんて書けなくなるまで書くしかないっすよね、としか思えない。

 自分の中の必要に駆られて書いているので金輪際文章書きませんとは約束できない。文章書きたいって思う。

 どうせこんな場末の文章なんて家電の取説よりも読まれない。でももうそんな次元は通り越して、誰も読んでくれないからって書くのはやめられない。宇宙で最後の人類になろうとも書き続ける自信がある。

 それはもうただ自分のためでしかな

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日記・「月が綺麗ですね」「35万キロメートル離れてください」

日記・「月が綺麗ですね」「35万キロメートル離れてください」

 月が綺麗と普段は全く言いたくないのだが月が綺麗と言いたくなるくらい月が綺麗だった。

 夏目漱石も文学者が集う黄泉の国でそろそろうんざりしているんじゃないかと思うのである。こんなに月が綺麗な日には正岡子規に少々いじられているのではないだろうか。

 月は昨日から綺麗だった。乱視なので肉眼では昨日と今日の月がどれほど満ち欠けに差があるのか分からない。それでも昨日より今日の方が綺麗な気がする。

 

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日記・元カノって忘れなきゃダメですか

 元カノってそんなに失わなければいけない概念ですか、と常日頃思っている。

 元恋人について「男性は名前をつけて保存、女性は上書き保存」とよく聞くが、これは結局のところいつまでも元カノを忘れられない男性への皮肉のように僕は思っている。被害妄想かも知れない。男は上書き保存できないのね、と蔑まれている気がする。

 そういう訳で僕は表向きは元カノは上書き保存した風に生きている。この人もご多分に漏れず名

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日記・以前、どこかでお会いしませんでしたか

 途中まで読んだままになっていた本を3ヶ月振りに読み進めると、以前その本を読んでいた頃に買ったzineの領収書が出てきて、遠方の方から直接買ったのだが大変丁寧に手書きの領収証が同封されていたのをなんとなく捨てられず全く関係のないその本に挟んだのだった。

 領収証には住所が書いてあり、知っているような知らないような地名だったのでグーグルマップで検索をかけてみると乗り降りしたことのない駅の近くだった

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日記・おでんと文章

 少しだけ試してみようという考えが人生には必要だとつくづく思うのである。

 今日、コンビニのおでんを久しぶりに食べた。一口すすったおでんの出汁がおいしくて、ふと思いついてしまった。

「一緒に買ったわかめご飯おにぎりをこの出汁の中へ入れて食べたら雑炊みたいになって、もっとおいしくなるんじゃないか」

 でももしおいしくなかったら、おでんの出汁とわかめご飯おにぎりを全部無駄にしてしまう……。諦めて

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日記・金曜日の夜、三連休の始まり

 金曜日でした。お疲れさまです。

 金曜日ってほとんど仕事したくなくないですか? 無理をすると休日に仕事を引き摺ってしまうので、これはもう無理! さよなら来週! そんな風に先延ばしにします。

 自分の休日は自分にしか守れないから。頑張りすぎて休日に仕事を引き摺って辛かったので金曜日は頑張ることをやめました。金曜日の夜の寝る前、休日のふとした瞬間、思い出す仕事は少しも進まないので思い出すほど苦し

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