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1月28日 NovelJam2018 参戦記~準備編①

去年、NovelJamというイベントに参加した。

https://www.excite.co.jp/News/release/20170213/Prtimes_2017-02-13-15962-5.html

ひとことで言うと、2日間で3000文字以上の小説を書くイベントだ。
編集1名+著者2名でグループが組まれる。小説については編集さんに見てもらえるという機会が今までなかったので、それだけでもとても力になった。

今年もそのNovelJamに参加する。開催は2/10~2/12、今回は合宿形式になる。あと2週間弱で本番だ。
その参戦の記録をここにしていこうと思う。どれぐらい書けるか分からないけど。なぜなら、2/9に大きな仕事の原稿の締切があるから……!
とは言え、このマガジン(『締切は明日です-日々のおはなし-』)を購読してくださっているみなさんにも応援してただきければ幸いです。

まずは去年の振り返りをさらっと。
実は参戦記はイベント終了直後に書いたのだけれど、うっかりblogごと消してしまった。消してから気がついた。なので改めて。

前回、準備したことと言えば何もなかった。風邪をひかないようにすることぐらい。5本ほどネタは考えていたけれど、編集者の方もいるし、せっかくだから、話の土台を作るところから一緒にやってみたい。自分では想像がつかないものが生まれる可能性も大いにある。ただ小説を書くだけなら参加していない。外部からのどんな燃料をとても楽しみにしていた。
実際、テーマが先に発表されていたこともあってプロットなどを作ってきている人も多くいたし、それは正直予想済みだった。だから焦らずに済んだ。とりあえず、プロット段階で編集者さんとじっくり話をさせてもらえたのが大きった。おまけに編集者さんは女性。正直、胸をなでおろした(初対面の男性がとても苦手で萎縮してしまうので)。

開催中に気をつけていたのは、「いかにリラックスして執筆するか」ということだった。
他人がいるところで執筆をするのは慣れていたので、あとは緊張だけが敵だった。でもまあこれは意外と簡単で。
・私よりずっと実力のある人たちばかりなんだから、気負う必要はない。
・むしろ、私の姿は誰からも見えていない……。
この2点を思い込むようにした。
そのせいで後日「ええっと、何の作品書いた人でしたっけ?」「著者さんでしたっけ……?」とたびたび聞かれたので、気配を消しすぎたみたいだ。今回はせめて記憶には残るようにしたい……。

正直、のびのびとできたし、去年時点での力は全て出し切った、と思う。それで賞が獲れなかったのだから仕方がない。実力が足りなかったというだけだ。めちゃくちゃ悔しかったけど。前頭葉あたりに激痛が走るぐらい悔しかった。
でも、「悔しい」という気持ちが私には必要だった。実はここ数年はそういう感情が完全に抜け落ちていた。「あーっ! 悔しいぞ!」って思った瞬間に、「あ、まだ悔しいって思えたんだ、よかった」と安心したのも事実。自分にとってはすごく大きなことだった。ただ、悔しいと思ってそこで終わってはいけない。今年は去年を踏み台にして、もうひとつステップアップしたい。

さて、NovelJamで書いた作品は電子書籍として販売されたのだけれど、その売上げはどうだったのか、という話。

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