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すっきり解決なんてできないけれど〜できない人に頑張れと声をかけ続けることについて〜

すっきり解決できる方がまれなのは、病気も、障害も、育児も、恋愛、夫婦もみーんな一緒。

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「ほら、背中が曲がってるよ」
「もっとシャキッとして」

といった声を聞く度に胸が痛くなります。

自分のダメなところを指摘されるのは
ありがたいとは思っても、嬉しいかといえば、ちょっと…と思うので
そういった言葉が向けられているの見ると
自分に言われたものでなくても、ギュッと苦しくなります。

色んな事情でどうしようもないこともあるので
「本人に頑張らせる」より「環境を整えてできるようにする」ことを
選択したいと思っています。

ただ、それを近くで見ている家族の
本人の頑張りでなんとかして(なって)欲しい
という気持ちも分かるので否定はできない。

誰にとってもこれが正解!なんてことはなくて
千差万別の落としどころなんだろうな、と思っていたら

訪問診療医のお友達の質問への回答が心に響きました。
(ぜひ、色んな人に読んで欲しい)

目の前の人が見ている赤と、あなたが見ている赤は、同じ色とは限りません。病気も老化も、すっきり解決できることの方がまれです。

あれやこれや思いを巡らして話を聞いてあげることしかできないかもしれません。でも、それで十分です。あなたは本当に、よくやっていると思います。

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