個人がオーストラリア森林火災への支援を考えたときに。

このところ、友人たちと会うと、環境問題が話題になることが多いです。オーストラリアの森林火災のこと、中国のパンデミックのこと(から北極の氷が溶けると細菌が出てくる話)、日本が暖冬で雪が降らないこと… オーストリア森林火災のことはなかなかニュースにならない、なんて話も聞きましたが、Instagramではわりとよく見たし(※)、子どもたちの学校でも募金などあって、ある程度の額が集まっているようです。

※もちろん私がフォローしているアカウントの種類みたいなものは影響してると思うから主観です。タグ検索した結果ではないです。

ちなみに私、オーストラリアの森林火災については、寄付ができるというチャリティーのフリマで買い物をしたりしました。継続的に寄付を続けられるというグループなので、私も継続できたらと思っていますが、できるときに、信頼できる相手に託す、という形で、いろいろ機会があればいいなと思います。募金の意図と誠実さを疑わないといけないというのは残念ですが、実際いろんなものがあるようですから、そこは慎重に。


他に身近なところでいえば、スキンケア製品のブランド「イソップ」からは、『故郷の危機へ連帯を』とタイトルのカスタマー宛のメールで、以下のような文章が送られてきました。

イソップの故郷を襲うこの度の森林火災に際し、被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。世界各国に拠点を持つオーストラリアのブランドとして、信頼できる方法で支援を提供する大きな責任があると感じています。
下記の団体には世界中から寄付が可能です。寄付金も効率的に活用されるでしょう。(※英語のみ) 

オーストラリア赤十字(Australian Red Cross)
英国動物虐待防止協会 ニューサウスウェールズ支部(RSPCA New South Wales)
英国動物虐待防止協会 ビクトリア支部(RSPCA Victoria)

私たちは被災者の方々と救急サービスへ、有益な長期的支援と速やかな財政的援助を行ってまいります。また、救急サービスの皆様に感謝の意を表明いたします。イソップ財団からは既に10万オーストラリアドルをオーストラリア赤十字社に寄付しました。さらにイソップでは、世界中の社員からの寄付について、マッチング寄付(同額の上乗せ)を行っています。

私たちは引き続き地域および全国レベルで行政サービスやNGOと連携し、しっかりと被災地域のニーズに耳を傾けていきます。また、社員によるボランティア、製品の提供、その他援助の提供など、効果的な方法で支援を行ってまいります。

※団体名のところ、実際のメールでは直リンクが貼られています。

…というこれを読んだ瞬間、よしイソップで買い物しよう、という気になりましたが、あれ?これって私が何かを買って支援になるの?いやいやそうは書いてない、とよくよく見たら海外の寄付金の受付先が記されていた。直接寄付したい人には窓口を紹介をしてくれているのですね。落ち着け私。

まぁ、すでに企業として森林火災支援をされているので、この勢いで買い物することで支援になるのも事実かもしれません。今回の森林火災に限らず、信頼しているブランドの商品を買うことで、その企業自体を支え、間接的に災害や環境保護を支援する、という形はもちろんいいと思うし、消費は全て”力の循環”だと私は考えているので、じゃあイソップ買う!を続けることで、いいといえばいいのですが、今の状況ではもっと直接的に影響するとわかる形で支援したいな、と思ってしまうんですよね。なのでこれ、せっかくだから「商品を買った中から何%が支援に」などとプログラム化して店頭で参加できるようにしてもらえるとありがたい。わがままでしょうが。

そんななか、移動の車中、ラジオで”名古屋市にある東山動植物園で、オーストラリア森林火災のための支援金受付を始めた”というニュースを聴きました。日本で初めてコアラを飼育展示した東山動植物園は、オーストラリアのタロンガ動物園と姉妹動物園。タロンガ動物園では現在、コアラ等の被災した野生動物を緊急的に保護し、治療やリハビリを行っているということで、東山動植物園に支援金を納めると、そのタロンガ動物園を支える「タロンガ基金」にすべて納められるのだそうです。

これはわかりやすい。コアラをはじめ被災した動物を助けたい、ということであれば、非常に明確に支援できます。受付期間があるので、終わるまでに名古屋に出向くことがあったら、久しぶりに東山動植物園を訪ねて、コアラ見ながら支援金を納めたいと思います。(私、名古屋市にほど近いところで生まれ育ちました。話は完全にそれますが、ついでに誰かとボートに乗ってみる、というのも大人の名古屋人としては一興だと思います。)

▶︎東山動植物園HP:
【オーストラリア森林火災で被災したコアラ等の野生動物を救済するための支援金受付を開始します】
http://www.higashiyama.city.nagoya.jp/news/2020/01/post.html


そして、この東山動植物園のHPからのリンクを見るとわかるのですが、オー ストラリアにある、ZAA(オーストラレーシア動物園・水族館協会)が野生動物保護のための基金を開設しているそうです。日本では、公益社団法人日本動物園水族館協会がZAA支援のための寄付金を受け付けていますので、野生動物の保護のための支援金が振込ができる、これもよいですね。

▶︎公益社団法人日本動物園水族館協会
【オーストラリア森林火災 で被災した野生動物を支援する募金のお願い】
https://www.jaza.jp/storage/jaza-news/oFPyZcDA0D8nQ4oDLZQutyARWO5ndb3VOGotsYUA.pdf

まだまだよいニュースが入ってこないオーストラリアの森林火災ではありますが、でも本当に、カフェや個人の店舗でもこの森林火災への支援金を募る企画がいろいろあって、そこから環境問題へと話が広がっているという現状、地球規模での問題に意識が向いているとポジティブに捉えたい。

…と、オーストリア森林火災に絞って書きましたけど、継続的な支援が必要なものは、国内にもいろいろあるし、大きな災害、目立つものだけが大事なわけではないです。日々、視野を広くもって、自分の心に響くものは検討して、協働していきたいです。

いろいろ書いてますけど、こういうことに、理屈抜きで、可愛さや言葉に反応する、情緒的な行動もよしとは思います、とエクスキュースして終わりたいと思います。善意そのものはやっぱり美しい。みんなの善意がちゃんと届きますように。

8
クリエイティブプロデューサー。主にTVCM・番組制作に関わる。女子高生時代に雑誌好きが高じて出版業に憧れ、編集バイト、子育てガイドの編集長やブロガーなど経験してきて、映像の現場にいながらやっぱり文字好き。好きなものが偏っています。たぶん。