田中耕比古 「1番伝わる説明の順番」紹介

おはようございます!ryokaです!

本日は田中耕比古先生の「1番伝わる説明の順番」を紹介したいと思います。

わかりやすく説明するために最も重要なことは「相手FIRST」で考えることです。

そこで今回は
1.説明が下手な(私みたいな)人はなぜ下手なのか
2.分かりやすい説明の順番とは

次回
3.自分の思考を整理する方法
4.相手に理解してもらう方法
5.印象に残りやすい説明のコツ
にわけて説明したいと思います!

本書には上記5つを解説した1~5章と
そのトレーニング方法を解説した6章で構成されていますが,
今回は1~5章の紹介のみとさせていただきます。

私の解説を読んで,アドバイスを頂けたら幸いです!

それでは早速紹介を始めたいと思います!


1.説明が下手な人は,何が間違っているのか

 なぜ下手なのか,それは話す相手の思考が整理できていないからです。
その説明が下手な人の特徴は
(i) 何をどの順番で説明するのか決めていない
(ii)相手の理解度に合わせて説明していない
(iii)自分の言いたいことがまとまっていない
であると言えます。

逆にこれをクリアすればわかりやすい説明ができるというわけです。

1つずつ見ていきましょう。

 何をどの順番で説明するのか決めていない

 聞き手が知りたい順番ではなく話し手の考えた順番で構成された説明は非常にわかりづらいです。

仮に話し手がしっくりした説明ができたと思っても,相手からすれば予想していない順番で話されてしまうのがその理由です。

基本的に聞き手が最も知りたいことは結論です。結論が見えにくくならない程度の補足説明を用いて結論を強調しましょう。

(逆に聞き手が話し手の目的や意図を尋ねている場合はそちらを強調するようにしましょう。)

目的に沿って,正しい順番で伝えることがもっとも大切である。

 相手の理解度に合わせて説明していない

 ニュース番組などの専門家の方の説明って難しいですよね笑

あれは
私たちが普段耳にしない専門用語を連発している。
私たちと話し手との間にある知識量が違いすぎる。
尋ねられたことに対して厳密に答えなければならない。
からなんです。

要するに,私たちと話し手の間にある理解レベルの差が大きいことが原因です。

(限られた枠の中で詳しく説明しろって言われて出演したのにわかりにくいって文句言われるの本当にかわいそう…)

話し手側に回る際には相手の理解レベルを十分に理解しておく

 自分の言いたいことがまとまっていない

 結局何が言いたいの?と言われる状態です。

これを解消するために,まずは紙に書くことで徹底的に可視化しましょう。

もれ無し,ダブり有りで書き連ねたら,それらを上手に整理して順番を組み立てます。

これは「4.自分の思考を整理する」で詳しく解説します。

 言いたいことを可視化して整理してから話す

2.わかりやすい説明の順番

説明には「自分主導の説明」と「相手主導の説明」があります。

前者はプレゼンなどの発表で相手の理解度を0→1にするもの
後者は質問に対する返答などで相手の理解度を1→7~8にするもの

 自分主導の説明

 自分主導の説明の基本的な順番は以下の通りです。

(i)前提をそろえる
(ii)結論・主張・要求
(iii)根拠・理由・事実
(iv)補足情報
(v)結論・相手にうながしたいアクション

  前提をそろえる

 まずは相手とこれを知っていなければ話が進まない情報がきちんと共有できているか確認しなければなりません。

プレゼンで「昨今は○○のような状況下で△△のような課題があります。」というような前置きがありますよね。

これによってまずは前提を揃えます。

田中先生は専門外の方に向けて話す際,小中学生に話すぐらいのつもりで話すとのこと。

そういうレベル設定で話すぐらい丁寧に話しましょう,ということ。

話の途中で「え?ちょっと待って,それ知らんっちゃけど…」

ということがないようにする必要があります。

相手の「それ知らんかったわ」を未然に防ぐ

  結論・主張・本質

(a)ゴールが相手に○○してもらうこと の場合 

自分が聞き手にしてほしいことを伝えましょう。

「プレゼンの内容を理解してほしい」
「あとで書類を作って欲しい」
「僕と付き合ってください」
「仕送りお願いします」

(b)ゴールが理解してもらうことの場合

本質を理解してもらうときには
「要するに〇〇」
が枕詞になるような言葉を伝えましょう。

結論は端的に

  根拠・理由・事実

結論・主張には根拠と理由が必要です。

3つ程度が適当。

この際,根拠・理由・事実は客観的事実に基づいて構成されたものでなければ説得力に欠けた主張になってしまいます。

客観的であれ

  補足情報

 この補足情報は扱いに注意です。多ければより詳細な説明が可能になりますが,多すぎた場合相手にとってどうでもいい過程を聞き続けることになります。

豆知識のような扱い方というのが私の中ではしっくりきました。

相手の興味を魅けたのなら使いましょう。

補足情報は薬。用法・用量を守るべし。

  結論・相手にうながしたいアクション

もう一度,結論を言うことで相手の理解度は上がります。

最初にどの問題が出るのかわかっていれば(結論①)
なんで正解なのかを勉強して(根拠・理由)
どんな風に応用できるのかを考えた上で(補足情報)
テストに臨めば(結論②)
楽勝ですよね!(理解)

結論①があるだけでかなり理解しやすくなることが分かると思います。

結論は最後にもう1回

 相手主導の説明

大きいポイントから小さいポイントを話す
相手が知りたいことが事実か解釈かを見極め,相手が知りたいことから話す
客観的事実を話す

大体自分主導の説明の説明と一緒ですが,長くなっても十分伝わる説明を心がけましょう。

そのために,話す内容に優先順位をつけ,不要な部分は削除しましょう

話す内容の取捨選択が大事

まとめ(仮)

以上前半の説明を終えました。

要するに

1.
前提をそろえて,自分の言いたいことを整理し,順序だてて説明することが説明力向上への近道

2.
相手の理解度に合わせるために情報を共有してから(前提を合わせる)
相手に期待する行動や本質を提示して(結論・主張・本質)
客観的事実に基づく根拠を述べ(根拠・理由・事実)
補足情報を適度に交えつつ(補足情報)
再度結論を提示する(結論・相手に促したいアクション)

ということでした!

かなり長くなってしまったと思いますので
続く3~5は明日説明します!

ここまで読んでいただきありがとうございました!

ryoka

昨日~本日の睡眠について

昨日の就寝時刻2:10
本日の起床時刻6:00
睡眠サイクル3ちょい
なかなか寝付けなかった。日が沈んでからのコーヒーは最悪






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